連載記事:子どもの食について、これだけは押さえておきたいこと
子どもの好き嫌いをなくすアイデア・前編(子どもの食について、これだけは押さえておきたいこと Vol.4)
「好き嫌いなく食べる」のが難しいのはなぜかの続きです。
毎日の食事作りに追われる親の立場からすると、子どもの好き嫌いは悩みどころです。作れる料理が限られてしまいますし、何より栄養面で子どもの体が心配になるでしょう。
「どうしたら子どもの好き嫌いを直せるのだろう」と悩んでいる方のために、いくつかアイデアをご紹介したいと思います。
子どもの好き嫌いの克服というと調理面での工夫などに目がいきがちですが、まずは別の観点からのアイデアを見ていきましょう。
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子どもの好き嫌いをなくすアイデア(1)どうして好き嫌いがいけないのかを理解させる
大人でもそうですが、自分で納得できないと、嫌いなものを食べようという気にはなれません。体にいい食べ物を食べてもすぐに結果が出るわけではないですから、なおさらです。
ですから食べ物の効能を説明し「これを食べることは大事なんだ」と心から思わせるようにするのです。
肩こりが改善されるとか、ダイエット効果があるといったようなことを耳にすると、あまり好きではない食べ物でも進んで食べる、というのは大人に良くあるかと思います。これと同じような効果を狙ったものです。
心から理解させるには、図や絵、写真、表などのデータが有効です。例えば、野菜を食べないでいると便秘になってしまうということを、お腹の中に便が詰まった絵や画像を見せることで、子どもたちに知らせるのです。これはかなりショックを受けるはずです。
また、栄養士や病院の先生など、その道のプロの話を聞くことも効果的です。いずれにせよ、子どもたちが深く納得し、これは食べなければという気持ちにさせることが大切です。