連載記事:「幸せ力」の育て方
絵本が子どもの脳と心をつくる!絵本の選び方と読み聞かせ方のポイント(「幸せ力」の育て方 Vol.13)
子どもの学力と豊かな心を育むために、絵本を読むことがいいと言われています。どんな絵本を選んで、どんな風に読んであげるのがいいのでしょうか。
年齢に応じた絵本の選び方と読み聞かせ方について、発達心理学が専門の内田伸子先生に伺いました。
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年齢にあった絵本の選び方と読み聞かせ方
「赤ちゃんには、イラストや写真が大きくハッキリしていて、色も単純なものがいいでしょう。
食べ物や動物、乗り物など、身近なもので子どもの興味を引くものが描かれている絵本がおすすめです。
最初のうちは絵本をめくって絵を見せるだけもよく、絵本を通した『遊び』だという感覚を大切にすることがポイントです」
「かわいいニャンニャン」「ピカピカ、キレイだね」などと、解説を加えたり、擬音を楽しんだりするのもいいそうです。
「3歳までは、絵本の挿絵について話すなどしてもいいでしょう。
4歳になったら、絵本の言葉は吟味されていますから、それを大事に、絵本に書かれているまま読み聞かせてあげてください。
5歳ぐらいになると、『大きなカブ』のような、くり返しの文章を好むようになります」
年齢によって楽しみ方が少しずつ変わってくるのですね。
どの年齢にも共通して大切なポイントは、お子さんのリズムに合うように、語りかけるようにして読み聞かせることだそうです。