大人も子どももハマる俳句の魅力って? 感性をみがく俳句づくりのコツ
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最近、小中学校でも俳句コンテストをやったり、テレビ番組で辛口先生が俳句を添削するコーナーが人気だったり、俳句の面白さが広く見直されてきているようです。
俳句に年齢は関係ないので、子育て中のパパやママは、子どもと競って楽しむこともできます。親子で俳句づくりに挑戦してみたいという方に、俳句を始めるにあたって、知っておきたいことをまとめてみました。
子どものことばを俳句にしてみよう
松尾芭蕉は
俳諧は、三尺の童にさせよ。初心の句こそたのもしけれ。
出典:『三冊子』
という言葉を残しました。小さな子どもに俳句を作らせることをすすめています。
子どもに俳句作りなんて難しいかなと、普通は考えてしまうもの。
筆者もこれまで俳句を日常的に作ってこなかったので、なんとなく身構えていましたが、やってみるとまず大人が楽しくてハマります。普段暮らしている中に面白いことを探すので、なにげない日常が生き生きと面白くみえてくるのが魅力です。
子どもの俳句を読むと、会話の中では拾いきれない子どもたちの心の機微がにじみ出ていたり、小さな子どもでも大人が思っている以上によく見ているなと感心するような句がたくさんあったりして、大人も勉強になります。俳句は年齢に関係なく同じ土俵で戦えるので、親子で取り組むと刺激しあってより楽しめると思います。
「雪にシロップかけたらかき氷になるかな」
「あの雲、○○みたい」
忙しいときは、適当にあいづちを打って受け流してしまいがちな子どものつぶやき。そんなつぶやきに耳を傾けながら、日常の中にある面白いことを一緒に探してみましょう。