妊娠超初期の食べ物でダメなものはある? 体にいい食事の献立も紹介

目次

・妊娠超初期の食事内容って、どうすればいいの?
・妊娠超初期におすすめの食べ物・栄養素
・妊娠超初期に避けるべき食べ物・栄養素
・妊娠超初期のにオススメのレシピ
妊娠超初期の食べ物でダメなものはある? 体にいい食事の献立も紹介

© karin - Fotolia.com


妊娠超初期は、妊娠週数0~4週目までに相当します。体のだるさや腹痛、熱っぽさなど風邪のような妊娠症状がみられる場合がありますが、まだ妊娠に気づいていない人が多く、妊娠兆候が現れなかったり、自覚がなかったりする人もいます。

妊娠症状がすでに現れているママの中には、ニオイに敏感になったり、吐き気を感じる人がいます。これらは妊娠症状の一つであるつわりで、食事にまつわる苦労が多いとされています。

つわり症状では食欲がわかなかったり、食べ物の好みの変化があったりするなどスムーズに食事が摂れなくなる傾向がありますが、この時期の赤ちゃんは母体に蓄えられている栄養をもとに育つため、心配することはありません。食欲に従って、食べたい時に食べられるものを食べましょう。

妊娠超初期の食事内容って、どうすればいいの?

早い人は、妊娠4週目頃からつわりの症状が現れるため、食事の仕方に工夫をする必要があります。食べられなかったり、食べられるものが偏ったりしても、赤ちゃんはママの体からきちんと栄養を受け取るため心配はありません。

また、妊娠後に分泌されるホルモンのはたらきや、赤ちゃんに優先的に水分が届けられるように体内が変化していることなどから便秘になりやすい傾向があるため、水分と食物繊維を摂るように心がけましょう。

吐きづわり
食欲がなく、食べてもすぐに吐いてしまう症状です。嘔吐を繰り返すと体内の水分やミネラル分が失われ脱水症状を起こす可能性があるため、飲めるものを選んでこまめな水分補給を行いましょう。

食べづわり
お腹が空くと気持ちが悪くなるため、空腹を避ける必要がある症状です。1回分の食事を小分けにし、空腹にならないように調整しながら食べましょう。満腹になるまで食べられるだけ食べると、この時期から体重が増えすぎる恐れがあります。妊娠中に太りすぎると、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病にかかる可能性があるため、注意しましょう。

妊娠超初期におすすめの食べ物・栄養素

妊娠初期に必要とされている栄養素のひとつに「葉酸」があります。
妊娠初期に不足すると神経管閉鎖障害のリスクが高まるとされ、妊娠前から妊娠3カ月の間に積極的に摂取するよう農林水産省からも指導されています。ほうれん草やブロッコリー、バナナやいちごなどに多く含まれるので、意識して摂取しましょう。

また、妊娠中は鉄欠乏症貧血になりやすいため、赤身の肉や魚介類を積極的に摂るようにしましょう。

妊娠超初期に避けるべき食べ物・栄養素

妊娠中には、気をつけておきたい食べ物や栄養素がいくつかあります。気にしすぎる必要はありませんが、知識として身に付けておくと妊娠期のいくつかのリスクを回避できます。

加熱殺菌していないもの
ナチュラルチーズ、肉や魚のパテ、生ハム、スモークサーモン、リステリア食中毒の主な原因食品で、妊娠中は感染しやすくなる傾向にあるため要注意。

水銀を含む魚介類
キンメダイ・メカジキなど、魚は良質なタンパク質やDHA(ドコサヘキサエン酸)、EAP(エイコサペンタエン酸)など、妊娠中に必要な栄養分を多数含む食材です。ただし、水銀の含有量が高いキンメダイ・メカジキなど関しては、摂取量に注意が必要。
日本人が平均1食に食べる魚の量を80g(刺身1人前/切身1切れ)と計算すると、週に1~2回程度までとされています。魚の種類によって含まれる水銀量は異なるため、種類と量をチェックするよう心がけましょう。

ビタミンAの過剰摂取
妊娠3ヶ月までにビタミンAを摂り過ぎると、先天奇形のリスクが高まるとされています。レバーや鰻などに多く含まれているため、妊娠初期は控えめにするといいでしょう。ただし、普通の食事で摂る量では過剰摂取にはなりえません。


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