●連載の目次は
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発達障害についての基本的な知識を持っておくことで、当事者(母や子ども)は、随分と楽になる。それは私が実体験を通じて感じていることだ。
けれども、知識があったとしても、やっぱり発達障害の子を育てるのは大変! 最終回の今回は、私のそんな心境を綴ってみます。
■「発達障害」の子育ては疲れます
発達障害についての特集記事を、さもわかったように書いている私。けれども、私自身、いまだに「発達障害の子を育てること」と完全に折り合いがつけられているわけではない。
発達障害の子を育てるのは、普通の子育てより疲れる。それは、紛れもない事実だ。少し息子の調子が良いと、その事実を忘れてしまう。
そして、普通の子のようなつもりで接していると、ある日ドカンと現実を突き付けられ奈落の底に突き落とされる。そんなことの繰り返しだ。
■専門家と繋がろう
子どもに親が「キレる」ことが多くなったら、そろそろ限界値。赤信号が点滅していると思い、早めに周囲にSOSを出すよう心がけている。私が頼りにしている方々は、今のところこんな感じだ。
・家族
・保育園の園長をしている友人(専門知識のある一般人)
・司馬先生(専門知識のある医師)
・小学校の担任の先生
・小学校の特別支援学級(通級)の先生(専門知識のある教員)
最初に相談する相手は、発達障害についての知識がある人のほうが良いと思う。たとえば、ママ友に愚痴を言ってガス抜きをするのは大切なことだが(私も、よくやっている)、それはあくまで、「ガス抜き」でしかない。
「うちの子、発達障害かも!?」と気になっているのであれば、
しかるべき相談窓口に、一度行ってみたほうが回り道をすることなく、適切な対応策に辿り着けるのではないかと思う。