怒るのは逆効果! 子どもをその気にさせる「お片づけ」のコツ
■その気にさせるコツは「片づけは楽しい!」と思わせること
とはいえ、やっぱり一筋縄でいかないのが子どものお片づけ。せっかくママがお膳立てしても進まないことが多く、ついついイライラ。「いい加減にして!」「早くしなさい!」「全部捨てちゃうからね」と、辛抱たまらなくなってしまうことも…。
こうなると、悪循環。片づけが子どもにとってイヤなもの・怖いものになって、ますますやる気をなくしてしまうのです。
子どもはもちろんオトナだって、楽しいとかうれしいといったポジティブな気持ちがなければ、なかなか行動には移せません。つまり、いくら叱っても、子どもをその気にさせるのは難しいということなのです。
大切なのは、片づけそのものに喜びを見出すこと。
母子ともに楽しく行動できるよう、先輩ママたちがやってきたことをまとめました。
・「よーいドン」で片づけ競争
・子どもをお片づけ隊隊長に任命! あれこれ指示を出してもらう
・時間内にできるか挑戦
・音楽にのって、歌いながら踊りながら片づけ
片づけは本来、キレイになって気持ちいい、誰にとってもポジティブな行為です。でもそれを、「面倒臭い」「大変」「苦手」ととらえてしまうのは、オトナの責任。これからはもっと楽しく! ママがおもしろがってやっていれば、子どもも大好きになるはずです。
■片づけは「楽しいことの始まり」
片づけは「遊びの終わり」ではなく、「楽しいことの始まり」というイメージを与えることも大切です。「ソファの上をキレイにしたら一緒に座って絵本を読もう」「リビングにおやつを食べるスペースを作ろう」などと、あえて片づけという言葉は使わず、新たな楽しみのための作業として、行動を促すのです。
また、終了後は感想も忘れずに。「ピカピカで気持ちいい!」「まるで違う家みたい!」「部屋がこんなに広くなった!」など、やり終えた後の清々しさをしっかり強調&共有しておけば、次もまたやってみようという気持ちになるはずです。