子どもの好き嫌いをなくす近道 食の体験を広げる方法
子どもの好き嫌いがある、食べてくれないものが多い、と困ってはいませんか?「美味しくないのかなぁ」「栄養面は大丈夫かしら」と焦ったりしますよね。

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もうすぐ2歳になる我が子は、気に入ったものばかりを選んで食べる傾向があります。親としては残念なことに、栄養面を考えて手をかけて作った料理に全く興味を示さないこともしばしば。なんで食べないのかなぁと分析してみると、いくつかの食べない理由が浮上してきました。
■パクパク食べないときの傾向は?
ちょこっと食べ、いつまでも口の中に食べ物がある、手が進まない、このような時は、スムーズに食べ進めるのに、妨げになる何かが起きていることがあげられます。口に入れた時に少し大きかった、ちょっと熱かった、繊維があって噛みきりにくかったなど、ほんのちょっと形や食感が違うだけでも、感受性の強い子どもの場合は違和感があり、食事がすすまないきっかけになるようです。
子どもにとってご飯が美味しいかどうかの判断基準は、今までの経験からきていることが多いように思えます。過去に一緒に食べたほかの食材が苦かった、早く食べなさいと叱られた、など、負の味の記憶や経験があると食事がすすみません。
■食べない理由を消していくより、食べたい意欲を伸ばすほうがラク
ちょっとした環境の変化や、食物の状態によって食べなくなってしまうのでは、お母さんはいつも同じ条件で料理を作らねばと、神経を尖らせて料理をしなければなりません。それよりは、子どもが食材に興味をもつ、食べたいという意欲を伸ばすことの方がはるかにラクだと思います。