ママの理想を押しつけるのはNG! 子どもを可能性を育む「ラベリング」
「本当はもっといい子のはず」「やれば必ずデキる子なのに…」などと、なかなか思うようにいかない我が子のふるまいを、歯がゆく思うことはありませんか? そのイライラやあせりから、怒ったり、必要以上に厳しくしてしまったりすることも…。
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今回は、大人の言葉選びで変わる、子どもの伸ばし方を紹介します。
■人は誰しも言葉しだい
「まったくだらしないんだから!」
「どうせ失敗するんだから、やめておきなさい!」
「あなたは本当にビビリね」
…などなど、知らず知らず、我が子に浴びせているネガティブな言葉。たとえ真実でも、あえて言葉にするのはやめましょう。ママが発するネガティブな言葉によって、子どもはさらにダメなほうへと進まざるを得なくなってしまうからです。
「親子教室に参加したときのこと。その日の課題が絵画だとわかり、『私の子だからうまく描けるはずがないね、きっと』となにげなく言ったら、『僕は絵が下手なんだね…』としょんぼり。完全にやる気を失ってしまった」(30代前半)
言葉が与える影響は相当なもの。
大人だって、ささいなひとことに落ちこむこともあります。そのことを考えると、ネガティブな言葉で子どもが受けるダメージがどれほどか、想像に難くありません。
我が子に声がけするときは、できる限りポジティブな言葉で! 実際に子どもにもいい影響があるようです。
「落ちつきのない長男を『好奇心旺盛な冒険家』と言い、やることなすこと何でもトロい次男を『思慮深い慎重派』と言う義母。子どもたちは、そんな義母が大好き。夫の実家から帰ってくると、いつも自信に満ちたいい顔になっているような…」(20代後半)
このように、前向きな言葉で励まし、その人のいい面を引きだす行為を「ラベリング」というのだそう。
「あなただったら○○できるはず!」「あなたは□□な人!」などと、肯定的な言葉をかけ続けていると、その人に備わるプラス面がどんどん表に出てくるのだとか。