子どものおねだり攻撃どうかわす? ダダをこねるシーン別解決策

目次

・スーパーで「お菓子買って」
・自動販売機で「何か買って」
・テーマパークのグッズショップで
子どものおねだり攻撃どうかわす? ダダをこねるシーン別解決策

© Irina Schmidt - Fotolia.com


赤ちゃん時代はミルク以外には欲のなかった子どもも、3、4歳になると、スーパーやおもちゃ屋さんで「買ってぇー!」とダダをこねるようになります。毎回のように「絶対ダメ!」というのも酷ですが、言われるままに買っていてはきりがありません。

そこで、おねだりされたときの場のおさめ方、ルールの決め方をシーン別に紹介します。

■スーパーで「お菓子買って」

子どもにとって、ママといっしょにスーパーで買いものするのは楽しみのひとつ。「ダメ!」を連発して売り場でダダをこねられるより、「お菓子2品」「果物1種類まで」などとルールを決めてしまいましょう。子どもも自分の好きなものを選ぶことができるから楽しめますし、ママも気持ちがとってもラクになります。

もちろん、家庭の方針によって「チョコとキャラメル以外ならOK」といったしばりを設けてもいいでしょう。そんなときは、「チョコは顔にぶつぶつできちゃうからね。
キャラメルは歯にくっついてしまうから、まだ買えないよ」と理由も言ってあげてください。

さらに、買うときには「ごはんの後で食べる」「日曜日に食べる」などと、食べるシーンや時間帯について、しっかり約束しましょう。

もちろん今日は何も買ってあげないと決めている日もあると思います。そんなときは、「今日はパンを買いに行くよ。お菓子やおもちゃは買ってあげないよ」と買い物に行く前にきちんと伝えておきましょう。

買わないと決めた日は、ママがぶれずに貫き通すことも大切。どうしても泣かれてしまったときは、いさぎよくお店を出てしまいましょう。

■自動販売機で「何か買って」

子どもの目から見ると、ボタンを押せばジュースが出てくる自動販売機は、とても魅惑的な機械です。
ボタンを押してみたい、と思うのは当然のこと。

とはいえ、自販機は街のあちらこちらにあるので、一度買ってあげたら最後、ちょっと外出するたびにジュースをねだられて、すったもんだするはめになってしまいます。

この場合も、「お休みの日に外にお出かけしたら、1日1本だけ」というようにルールを決めておくと、もめずに済みます。

ルールを決めてもおねだりがおさまらない場合は、家で「自販機ごっこ」をするのもおすすめ。あらかじめ缶やパックの飲み物を用意しておき、ダンボールなどに自販機の絵を描いて取り出し口のところに穴を開け、子どもがボタンを押したらママが飲み物を出してあげます。

簡単なことですが、「自販機を使ってみたい」という子どもの欲求が満たされるので、おねだりが減るかもしれません。

■テーマパークのグッズショップで

動物園や水族館、遊園地などのテーマパークに行くと、必ず子ども心をくすぐるお土産物売り場があります。近くを通りかかれば「ほしい!」「買って!」となりますよね。


そんなときは、300円、500円、1,000円などと金額の限度を決めて、好きなものを選ばせてあげましょう。たとえ金額が少なくとも、その範囲内で自由に決められると、子どもは意外と納得するもの。金銭感覚を養う練習にもなります。

小さい子がおねだり攻撃をするのは、自我が芽生え始めた証拠といわれています。また、この時期の子どもには、「大人の買い物に参加したい」「自分で選んでみたい」という気持ちもあるように感じます。

お菓子やオモチャだけでなく、パンや野菜、衣類などの必ず買うもの、必要なものについても「どれが好き?」「どっちがいい?」と積極的に選ばせてあげるといいかもしれませんね。

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