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妊娠したママは出産するその日まで、赤ちゃんと約10ヶ月もいっしょに過ごすことになります。その間、おなかにいる赤ちゃんと、少しでも意思の疎通がはかれたらうれしいですよね。
おなかの赤ちゃんに話しかけると、ママとの絆が深まるといわれています。自然に声かけしているママもいますが、「一体、何を話しかければいいかわからない!」というママもいるのでは? 今回は、さまざまな
コミュニケーション法をご紹介します。
■その1.決まった時間にあいさつする
あいさつはコミュニケーションの基本。まずは、朝起きたら「おはよう」、寝るときに「おやすみ」と言うことから始めてみませんか? ママ自身があいさつを習慣づけておくと、赤ちゃんも将来、自然に
あいさつができる子に育つはずです。
もちろん、赤ちゃんだけでなく、夫へのあいさつも忘れずに。これを機に「ありがとう」や「お疲れさま」も家族の中では積極的に言えるようにしたいですね。
■その2.好きなテーマで話しかけてみる
あいさつに慣れてきたら、少しずつ赤ちゃんに話しかけてみましょう。ママが過ごしている部屋、外の天気や様子、食べたものなどについて、世の中のことをまだ何も知らない赤ちゃんに教えてあげる気持ちで語りかけると、自然な感じで話せます。
気分がのってきたら、パパとの出会いについて語るのもいいですね!
■その3.ニックネームをつけて呼んでみる
最近では、おなかの赤ちゃんに、一時的な
「胎児ネーム」をつけて呼ぶママやパパも多いようです。
「おちびちゃん」のような簡単なニックネームが一般的ですが、誕生後につけたい名前で呼ぶ人も。呼び名を決めると、不思議なことに話しかけることへの違和感が減り、話しかける頻度がぐっと増えます。
■その4.絵本を読み聞かせる
ちょっと照れくさくて、あいさつ以外の話しかけができないママには、絵本の読み聞かせがおすすめです。
生まれたら読んであげたいなと思っている赤ちゃん向けの絵本を、ゆっくりやさしく読んであげましょう。ママもリラックスして、ほっこりした気分になれます。
■その5.いっしょに音楽を聴く
おなかの赤ちゃんといっしょに音楽鑑賞を楽しむのもいいですね。胎教にはクラシックがいいといわれていますが、ママが好きなポップミュージックでもOK!
ママが楽しい気分になると、きっと赤ちゃんもうれしくなるはず。赤ちゃんが産まれたら歌ってあげたい童謡なども、ママの声で歌ってあげると、赤ちゃんも喜びそうです。
リズムとメロディのある音楽は、赤ちゃんにとっても刺激になるという説もあります。6ヶ月以降なら、音楽をかけると胎動が激しくなるなどの反応があったママもいますよ。
■その6.キックゲームで遊ぶ
マタニティ雑誌などで、
「キックゲーム」という言葉を見かけたことはありませんか?
キックゲームとは、おなかの赤ちゃんとのコミュニケーション法のひとつで、ママがおなかを軽くたたき、赤ちゃんがキックで反応するという遊び。胎動を感じるようになったら始めることができます。
<キックゲームのやり方>
1、赤ちゃんがママのおなかをキックしたときに、ママがその場所を「キック」と言いながら、ぽんと軽くたたきます。
2、これを何度か繰り返します
3、今度はママの方から「キック」と言いながらおなかの好きな場所をたたきます。
そうするとその場所を、赤ちゃんが、まるでママに返事を返すようにキックしてくれるように。
スムーズにできるようになると、赤ちゃんと気持ちが通じ合っているような気分になれて、とても楽しめます。もちろん、赤ちゃんが思うように動いてくれないこともあるので、「応えてくれたらいいな」というくらいのゆったりした気持ちでチャレンジしてみましょう。
ちなみに、子どもが言葉を話せる年齢になると、「ママの声が聞こえたよ」「おなかの中はお水がいっぱいだった」などと、おなかにいた頃のことを話してくれることがあります。
もしかすると、おなかの中の赤ちゃんは、大人が想像する以上に記憶力や感覚がハッキリしているのかもしれません。
赤ちゃんに
「ママのおなかに来てくれてありがとう!」という気持ちが伝わるよう、ぜひ妊娠中から、自分にあった方法で、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しみましょう!