トワイライトステイとは?夜間に子どもがひとりにならないために

出張でどうしても帰りが遅くなってしまう、お通夜に参加しなければいけなくなったなど、夜間にどうしても外せない外出が起こってしまったとき、ママが一番悩むことが子どもの預け先です。

パパも両親も頼ることができない、そんなとき各自治体で行うサービスを利用するという方法もあります。このサービスは「トワイライトステイ」と呼ばれ、いざというときに活用できます。この「トワイライトステイ」のメリットとデメリットを覚えておきましょう。

目次

・トワイライトステイとは
・トワイライトステイのメリット
・トワイライトステイのデメリット

トワイライトステイとは?夜間に子どもがひとりにならないために

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■トワイライトステイとは

トワイライトステイとは、「子育て短期支援事業」の一環で、保護者が仕事や病気の療養などで夜間に不在になったときに、一時的に子どもを預かってもらえるサービスのことです。

利用条件は自治体によって異なりますが、たとえば東京都葛飾区の場合は、区内在住の2歳から15歳以下の子どもが対象です。年末年始をのぞく毎日、子ども1人あたり1日2,000円で15時から22時まで利用が可能です。ただし、ひと月あたり7日までの利用制限があり、事前に登録が必要などの条件があります。


預かり先や利用方法は、自治体によって異なります。預かり先では、たとえば保育園や児童養護施設など。利用方法は、事前登録制やインターネットで登録したり空き状況の確認ができたりするところ、事前面談が必要など、さまざまです。宿泊に対応している場合もあります。

■トワイライトステイのメリット

トワイライトステイのメリットは、何といってもどうしても夜間に外出しなくてはならないときに、子どもを預けられるということ。小学生以上にも対応していることが多いので、子どもだけで留守番をさせずにすむ、ひとりで食事をする孤独感も薄らぐだろうというのも親にとっては安心材料となります。

運営は、自治体や自治体から要請を受けた民間非営利団体(NPO)などが委託されて行っているため、料金も比較的低め。実施主体が自治体という安心感もあります。


会議、冠婚葬祭など、どうしても外せない用事が事前にわかっているときには、早めに予約しておくといいでしょう。

■トワイライトステイのデメリット

トワイライトステイは便利な支援サービスですが、デメリットがあることも忘れてはなりません。

まず、施設が家の近くにあるとは限らないということ。希望によっては保育園や学校から保育施設までの送迎サービスを行う自治体は多いようですが、家から送迎してくれるケースは少ないようです。そのときは保護者が施設まで連れて行く必要があるので、家に子どもが帰ってしまっている場合では、利用しにくいかもしれません。

事前登録制の自治体や定員がある場合には、預けられない可能性もあります。

また、慣れない環境で過ごすことになるため、子どもによってはストレスを感じてしまうことも。やむを得ず預けることになったときには、会えたときに子どもを抱きしめてあげるなど、お迎えの瞬間からフォローを忘れないようにしましょう。


ほかにも、子ども同士のトラブルが起きる可能性も考えられます。このように、緊急時には助かるサービスでも、デメリットについても十分検討する必要はあります。

利用を検討したい場合には、事前に子どもにも説明しておく、自治体のウェブサイトで利用方法を把握する、保育施設の場所を確認するといった準備をしておきたいですね。

※2017年1月25日時点の情報です。最新情報は各施設のウェブサイトでご確認ください

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