愛あるセレクトをしたいママのみかた

昔の子ども、今の子ども。

昔の子ども、今の子ども。

ママやパパが子どものころ遊んでいたアイテムやサービス。長く愛され続ける理由はどんなところに隠れているのでしょうか。取材してみると、昔と今、長い時間を掛けてちょっとずつ変化している部分がたくさんあることに気づきました。

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だいすけお兄さんの素顔を聞いてきた! 制作者に聞く「おかあさんといっしょ」のヒミツ 後編 【昔の子ども、今の子ども。】

ウーマンエキサイト

■カメラワークにこだわる! 人形劇と一般的なドラマの決定的な違いとは?



古屋「人形劇の初代『ブーフーウー』(60年)は、オープニングにネジを巻くシーンがあって、小さな人形たちが動いているというイメージでした。でも、だんだんとキャラクターたちが一緒にエンディングで踊るようになり、子どもたちも慣れてきたこともあって、今のイメージになりました。

だいすけお兄さんの素顔を聞いてきた! 制作者に聞く「おかあさんといっしょ」のヒミツ 後編 【昔の子ども、今の子ども。】

左からムームー、ガラピコ、チョロミー/「ガラピコぷ~」より


――通常のドラマとの違いはありますか?

古屋「一番の違いは、幼児に理解しやすい画面構成(カット割り)にしていることですね。ドラマでは2つの映像を繋いで、何かそこに意味を持たせるといった手法もあるけれど、そういうことはやってない。大人向けのものだと、カメラも固定じゃないんですよ。だけど人形劇は、基本的にカメラ位置は変わらないんです」

――劇場で観ているのと同じ感覚ということですね。

山田「そう、人形“劇”なんです」

古屋「それは2歳研の時に、カメラ位置が変わる、つまり視点が変わるということに、子どもはついていけないことがわかったんです。
あとは、全身のほうがキャラクターがかわいく見えるということもあって、基本的に引きのサイズで撮影しています。人間じゃないから、いくらアップになっても表情があるわけじゃないので。時々アップは入るけれど、同じ位置からのアップだけですね」

――人形劇が守り続けていることはありますか?

古屋「今放送している『ガラピコぷ~』は12代目ですが、人形劇がテーマとしてずっと扱っているのは“他者を知る”ということ。“自分と違う、だけど自分と同じ”という普遍的なことを伝え続けています。それは多様性とか、個性を認めるっていうことだと思うけど、人形劇のテーマはほとんどそれです。それが時代によって設定やセットが変わったりしている。今回は宇宙が舞台で、ロボットが出てくるけど、普遍的なテーマは変わっていないと思います。」

昔の子ども、今の子ども。

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