連載記事:21時30分からのパパ会
方程式を捨てよ! 「量」と「味」を間違わなければOKなお弁当作り【21時30分からのパパ会 Vol.3】
突然ですが、新年度が始まった4月、5月って、小さな子どもをもつ親にとってかなり過酷でしたよね?
私自身もしかりなのですが、春休みでわが子のお休みモードになんとなく付き合っていたら、いきなりといった感じで新学年の新学期がスタートして……。ようやくなんとなくペースをつかめたと思ったら、ゴールデンウィークという大型連休に突入。
自身の職場の環境が変わったりもすると、ほんと心が休まる暇がない。もうてんやわんやで怒涛のように過ぎていって息つく暇もないという人、かなり多いはずです。私自身もこの2ヶ月間、何をしていたのかほぼ記憶が飛んでいるような状態です(苦笑)。
特に新一年生になる子どもを持つパパ、ママは、いわゆる“小1の壁”ってヤツにぶち当たります。現在は「第二の保育園問題」といわれるぐらい、まずは学童保育に入れるかどうかが大変。わが家は数年前、保育園からなんとか無事に公設の学童保育に入れたのでまだ恵まれていたと思います。
学童に入室できると、やれやれ一安心というところで胸を撫でおろすわけですが、実はそれは壁のひとつに過ぎないんですね。決まったら決まったで新たな局面が待っている。
まず、学童保育への入室が決まって、最初に持ち上がったのが
“お弁当問題”。これ、けっこう大変だったという思いを持っているママさん多いはずです。
3月31日まで保育園で給食だったのが、翌日の4月1日に切り替わった瞬間から、お弁当を持たせないといけなくなる。春休み期間中と、1年生の新学期がスタートして給食が始まるまでですから、期間限定のことなんですけど、これが働くママにとっては意外、いや相当こたえるみたいなんですね(笑)。
そこで、お弁当作りに関して、これもあくまでわたくしの個人的な感想なんですけど、世の中のママ、お弁当作りに頑張り過ぎじゃないと思うんですよね。というかそれ以前に、
最近のお弁当って凝り過ぎじゃない?って思うんです。
いま少し収まりましたけど、ちょっと前までキャラ弁ブームでしたよね。ブログやSNSなどでいろいろと拝見しましたけど、
最近のお弁当ってもはやアートの世界。そんな、手の込んだことができない不器用な自分としては、弁当も時代が変わればこんな進化をするのかと感心するばかり。
世間では、見た目も美しいお弁当が毎日のようにフェイスブックにアップされているし、レシピサイトには、栄養バランスの考えられたこだわりのお弁当が載っている。弁当箱の3分の2は白飯で、あとは焼肉と卵焼きが詰まって終わり!といった弁当で育った人間としては、もう信じられない。どれもこれも、当時は見たことのない弁当ばかりですよ(笑)。
もちろん、こういうお弁当を否定する気はないんです。見た目のきれいで、栄養バランスも良いお弁当を作るのが得意な人もいるので、それはそれで今後もむしろ発展させていってほしい。
ただ、こういう
手の込んだお弁当がテレビやソーシャルメディアでひっぱりだこになって、もてはやされると、なんか自分もやらないと手を抜いてるんじゃないか的な気持ちになって。それがあたかもスタンダードなお弁当となるのはいかがなものかと思うんですよ。