悪友にも良さがある!子どもを信じる気持ちを持つことの大切さ
子どもが思春期に入ると、いろいろ難しい問題が出てきます。子ども同士の人間関係もそのひとつ…。
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親としては、やはり「良い子」が友達でいてくれるほうが安心できるわよね。親なら当然の気持ちでしょう。
でも、子どもの友達を批判するのは避けるべきです。
悪友を受け入れる懐の深さが、親には必要なのよ。
子どもには良い刺激を受けて育ってほしいと思うでしょう?
そして、その理想的な形が良きライバル。友だち同士で切磋琢磨し合い、お互いが成長していく関係。
相手の存在が良い刺激となり、勉強や運動に精を出す…、こんな素晴らしい友人関係はありません。
でもね、こう願う親心には打算も入っていると思うのよ。
成績優秀な子が友だちなら、うちの子も勉強をガンバってくれるかも…とか、運動部で活躍している子が友だちなら、困難に立ち向かう精神力を見習ってくれるかも…など、親にとっての理想的な友人関係を期待しているんですね。
いっぽう、子どもにとって友だちとは「自分を映すカガミ」でもあり、打算で選ぶことはありません。
何となく波長が合う、一緒にいて楽しいなど、お互いに引かれ合う何かが、そこにあるんですね。
大人の目から見て悪い子であろうとも、子どもにとっては大事な友だち。
大人にはわからない悪友のいいところを子どもは知っているんですね。