お風呂面倒くさい、と入るのを渋ったり、きちんと洗わせてくれなかったりと、お風呂ひとつとっても大変な作業になることも多いもの。
保育園、幼稚園、学校、はたまた公園から帰ってきた子どもは、絶対にお風呂に入れたいですよね。「泥々のまま布団に入れたくない」というのは、ママやパパの共通した願いなのではないでしょうか。
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そこで今回は、普段、ワンオペ育児で年長・年少・0歳を一気にお風呂に入れている私が会得した、お風呂タイムのコツをご紹介します。
子どものお風呂タイムに悩むママ・パパの少しでも助けになればうれしいです!
■お風呂もダンジョン化
まず、お子さんにはお風呂もダンジョンのひとつとして考えてもらえるようにするのがおすすめです。
一日を終えるためには必ず攻略しなければならないダンジョンです。お風呂も遊びの一環くらいに思ってもらえるよう、さまざまなお風呂遊びを教えてあげるのもお風呂タイムダンジョン化のコツです。
たとえば、プールで使うゴーグルを渡して目の届く限り潜って遊んでもらいましょう。
一緒に入る兄弟やママ・パパのお尻が見える…。ただそれだけのことでゲラゲラ笑いながら遊び続けてくれます。
潜るためには体をキレイにしなければならないというルールを作っておけば、一生懸命体を洗ってくれるようにもなって一石二鳥です。
他にも、桶をひっくり返して湯船に入れて空気をボコッと出す遊びも子どもは大好きです。
風呂用のおもちゃがなくてもたくさん遊べるので、あれこれ工夫してお風呂をダンジョンとして楽しめるようにしていきましょう。
■週の大半は泥が落ちていればOK
年長くらいになると自分で体を洗えるようになって、「もう自分でやるから!(やらないで)」と言い出します。
2人目以降だと、年少あたりから洗うようになる子もいますよね。ただ、手が離れるのはうれしい反面、「本当にきちんと洗えているのだろうか…」という問題も出てくるのが悩ましいところです。
そんな時期に突入したら、毎日ピッカピカにならなくても、週に何日か「ママ(パパ)にも洗わせて」とお願いしてゴシゴシ洗ってあげればOKと考えておくとストレスが溜まらなくなります。
週の大半は、体全体に泡がついていればOK。湯船に浸かるだけでもけっこうキレイになるものです。
一緒にゆっくりお風呂に入れる日にしっかり洗ってリセットしてあげることだけ忘れずに過ごしていれば大丈夫ですよ。
■入浴剤でごまかすと気持ちがラク
子どもの入ったあとのお風呂は、直視するのが恐ろしい状態になることも多いですよね。
特に、潜って遊んでいるとなんだかわからないものが浮いていることも…。そんなときは入浴剤を入れてごまかすと気持ちがラクになります。ママやパパが後から入るなら、入浴剤も後入れするのがおすすめです。
今は大変でも、実は一緒にお風呂に入れる期間は長い人生の中でほんの少しの時間です。
私も、年長の長男の体を洗いながら、「こうして洗ってあげられるのもあと何年だろう」と考えると寂しいような気持ちになり、今のこの大変な時間が急に愛おしく感じることがあります。
慌ただしく、イライラしがちなお風呂タイムですが、子どもとの愛おしい時間と考えて楽しめるようにしてくださいね。