「子どもの失敗が許せない」ママに必要なこととは?【子どもが伸びる「アドラー式子育て」3】
■ママが弱音をはきたくなったら

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「ありのままを認める」ようになれれば、イライラの回数は減るでしょう。それでも、毎日の育児や家事に疲れてしまったり、悩んでしまったりすることもあるかもしれません。そんなときは、家事の一部をパパや子どもに任せて、ママも息抜きすることが大切だと原田さんは言います。
「今日は疲れちゃったな。手伝ってもらえるかな」と頼んでみましょう。お手伝いをお願いする以外にも、「たまにはカフェに寄ってから帰ろう」「今日は総菜で済ませよう」などと気分転換をしてみたり。なんでもちゃんとやろうとせずに
『ま、いっか』を合言葉に家事を割り切ったりしてみてもいいでしょう。
困ったときは、ママ一人で抱え込まずに、パパや親しい友人などに話を聞いてもらうことも大切だと原田さんは言います。
最後に、原田さんに頑張っているママたちにメッセージをいただきました。
「子育てに正解・不正解はありません。100人いたら100とおりの子育てがあっていいのです。自分の中にある『●●すべき、●●しなければ』を減らし、自分を勇気づけ、肩の力が抜けると、子育てはグッとラクになりますよ」

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■今回のお話を伺った原田綾子さんのご著書
『マンガでやさしくわかるアドラー式子育て』¥1,512(税込)(日本能率協会マネジメントセンター)
子どもが言うことを聞かなくて困っている/感情的に子どもを怒ってしまう自分を変えたい/「自立した子」に育てたいけれど、何をどうしたらいいのかわからない……。そんな悩みを抱えるママたちに、「あるある」と思わずうなずいてしまうようなマンガと解説で、アドラー心理学による子育てをわかりやすく紹介しています。
原田綾子さん

勇気づけ親子教育専門家。株式会社HeartySmile 代表。1974年生まれ。埼玉県在住。二女の母。小学校教員時代、子どもを伸ばすには母親自身の心がイキイキしていることが重要だと気づき、教員退職後、「勇気づけ」をベースとした子育て講座、講演活動を開始。
関東だけではなく、全国各地に受講生が多数おり、10年間でのべ1万5000人以上に勇気づけを伝えている。著書に『アドラー式「言葉かけ」練習帳』(日本能率協会マネジメントセンター)などがある。
原田綾子さんオフィシャルブログ:
https://ameblo.jp/haraaya0731/