「子供を保育園に預けるのはかわいそう」と、思っていませんか? 確かに、保育士さんに子供を預けて出て行こうとして、「ママー!」と大泣きされたときは、胸がキュンとなりますよね。でも、親が思っているよりも、子供は順応性があるもの。保育園では保育園の顔で、楽しんでいます。ママが見えなくなったら、ケロッとして遊び出しますよ。10分後こっそり戻って、窓から見てみると面白いです。「あれ? ママのこともう忘れてる?」とさみしく思うくらい。子供って、親の前では甘えているんですよね。
出典:『ママは働いたらもっとスゴイぞ!(ダイヤモンド社)』P90より
最初は不安かもしれませんが、もっと自分以外の人を信頼してみましょう。親とだけと接して育った子より、いろんな人に触れながら育った子のほうが、考え方のパターンが柔軟な子になるような気がしませんか?
(中略)
いろんな人に触れるからこそ、知恵も文化もまんべんなく吸収して、バランスの取れた子供になる。
(中略)
もっと大地のようにドーンとしていたらいいんです、母は。人に任せる勇気を持ちましょう。
出典:『ママは働いたらもっとスゴイぞ!(ダイヤモンド社)』P92より
子供は親を、やさしいかどうかよりも、尊敬できるかどうかという視点で見ています。子供の学びの課程は「モデリング」と言って、親のマネからはじまります。少し年齢が行くと、マネする人を選ぶようになるのだそうです。つまり、尊敬できる人の行動を選んで、マネるということ。1人の人間としての生き方や考え方を、子供は見ているのです。
(中略)
あなたの背中を、子供は、きっと見ています。
出典:『ママは働いたらもっとスゴイぞ!(ダイヤモンド社)』P24より
「働いていていいのかな」「ごめんね」と思って子どもに接していると、子どもはそれをすぐに感じとります。そして「行かないで」とアピールしたり、ときには発熱することだってあります。だから毅然と胸を張る。そして「○○ちゃんが一番大事。でもお仕事もとても大事なの」と日ごろからお母さんのお仕事の話もしてあげて。そんな親の後ろ姿を見ながら、子どもはさまざまなことを理解して成長します。ちょっと時間がかかることもあるけれど、必ずいつか落ち着くから自信を持ってね。
出典:『働く母さん お助けバイブル(主婦の友社)』P52より