2018年6月1日 08:00|ウーマンエキサイト

子どもを預けてまで働くべき? 答えは先輩ママの言葉にあった


■子どもの順応性を信じて、人に任せる勇気を持つ

2児の母でキャリアデザインやコミュニケーションに関する講座を開催している和田清華さんは著書『ママは働いたらもっとスゴイぞ!(ダイヤモンド社)』の中でこう示しています。

「子供を保育園に預けるのはかわいそう」と、思っていませんか? 確かに、保育士さんに子供を預けて出て行こうとして、「ママー!」と大泣きされたときは、胸がキュンとなりますよね。でも、親が思っているよりも、子供は順応性があるもの。保育園では保育園の顔で、楽しんでいます。ママが見えなくなったら、ケロッとして遊び出しますよ。10分後こっそり戻って、窓から見てみると面白いです。「あれ? ママのこともう忘れてる?」とさみしく思うくらい。子供って、親の前では甘えているんですよね。

そういえば、筆者も保育園に預けたあと、こっそり覗きに行ったことがあるのですが、さっきまで泣いていたのが嘘のように、おせんべいをもらってうれしそうにしていたっけ。それに、どんな子でも20分以上泣き続ける子はいないと和田さんは言います。さらに、他人に預けるメリットについても述べています。

最初は不安かもしれませんが、もっと自分以外の人を信頼してみましょう。親とだけと接して育った子より、いろんな人に触れながら育った子のほうが、考え方のパターンが柔軟な子になるような気がしませんか?
(中略)
いろんな人に触れるからこそ、知恵も文化もまんべんなく吸収して、バランスの取れた子供になる。
(中略)
もっと大地のようにドーンとしていたらいいんです、母は。人に任せる勇気を持ちましょう。

■毅然とした態度が子どもの不安を取り除く

そう、子どもって大人が思っているよりちゃんと状況を把握したり、親の態度を敏感に感じ取っているんですよね。
だからこそ、母親が不安そうに送り出してしまうと、子どもにも伝播してしまいます。それは、子どもの学びの課程にも関係しているようです。

子供は親を、やさしいかどうかよりも、尊敬できるかどうかという視点で見ています。子供の学びの課程は「モデリング」と言って、親のマネからはじまります。少し年齢が行くと、マネする人を選ぶようになるのだそうです。つまり、尊敬できる人の行動を選んで、マネるということ。1人の人間としての生き方や考え方を、子供は見ているのです。
(中略)
あなたの背中を、子供は、きっと見ています。

結局は、ママ自身が選んだ道を堂々と歩んでいくことが一番! 子育てをしながら働いてきた経験をもとに暮らしのアイデアを発信している生活コラムニストのももせいづみさんも著書『働く母さん お助けバイブル(主婦の友社)』の中で働くママたちにエールを送っています。

「働いていていいのかな」「ごめんね」と思って子どもに接していると、子どもはそれをすぐに感じとります。そして「行かないで」とアピールしたり、ときには発熱することだってあります。だから毅然と胸を張る。そして「○○ちゃんが一番大事。でもお仕事もとても大事なの」と日ごろからお母さんのお仕事の話もしてあげて。そんな親の後ろ姿を見ながら、子どもはさまざまなことを理解して成長します。ちょっと時間がかかることもあるけれど、必ずいつか落ち着くから自信を持ってね。

では、実際に働くママの背中を見て育った子どもはどう感じていたのでしょうか。


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