■トイレトレーニングパンツはいつから使う?
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トイレトレーニングを始めるのに目安となる成長タイミングがあるように、おむつからトレーニングパンツに履き替えるのにも適した時期があります。
▼トイレトレーニングパンツに切り替える見極めタイミングとは?
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トイレトレーニングは、基本的に段階を踏んで少しずつ進めるものです。いきなりトレーニングパンツをはかせても、できなくて当たり前。ひとつずつステップを踏み、一進一退しながらおむつを卒業していく過程をたどります。
まずはおむつはずれの基本となる、トイレトレーニングを始めるタイミングと進め方についておさらいしましょう。
<トイレトレーニングを始めるタイミング>
・ひとりでしっかり歩けるようになった
・トイレの間隔が2~3時間以上空くようになった
・自分の気持ちを言葉で伝えられるようになった
<トイレトレーニングのステップ>
ステップ1:トイレがおしっこ、うんちをする場所であることを理解する
ステップ2:便座やおまるに座らせてトイレに慣れる
ステップ3:おしっこがでる感覚がわかり、誘われてトイレに行ける
ステップ4:出る前に自分から教えられるようになる
大切なのは、子ども自身がやる気になって楽しみながら進められること。失敗したとしても、叱ったり、ママが焦らず、子どものペースに根気よく付き合っていくことが大切です。
<トレーニングパンツに切り替えるタイミング>
・トイレでおしっこやうんちが成功するようになってきた
・自分自身でおむつやパンツがはけるようになってきた
・おしっこやうんちがでる前に自分から教えてくれるときがある
トイレトレーニングパンツに切り替えるのに最も重要なのは、「おしっこ・うんちがしたい」と自分の気持ちが伝えられられるようになること。
それ以前におむつからトレーニングパンツにはき替えたとしても、うまく気持ちを伝えられず、無駄にトレーニングパンツを汚してしまうだけになってしまいます。
▼トイレトレーニングパンツに変えるのは「春・夏」がおすすめなワケ
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トレーニングパンツにはき替えて、本格的にトイレトレーニングを始めるのは、一般的に春から夏かけておすすめといわれています。一体なぜなのでしょうか?
答えは、
寒いと子どもがトイレに行きたがらないという単純な理由からです。大の大人であっても、寒くてトイレに行きたくない...なんてこともあるため、子どもならなおさらのこと。
さらに補助便座が冷たいことで、座るのを嫌がり、ますますトイレが嫌いになってしまうことにもつながります。
ママ目線でも、布製のトレーニングパンツは厚みがあり、特に冬は洗濯しても乾きにくいというはデメリット。やはりトイレトレーニングは春夏で進めるのがベストです。
▼トイレトレーニングパンツは何層を何枚用意すればいい?
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布製のトイレトレーニングパンツは始めからたくさん購入する必要はありません。また、もれを心配して6層ばかりを買いそろえたくなりますが、夏場は蒸れたり、はき心地が悪くて、嫌がってしまう子もいるため、薄手と厚手のバランスをみて購入しましょう。
最初はお試し用に、3~4層のものを1~2枚程度購入して、実際にはかせてみるのがおすすめです。その後は、子どもが嫌がらないようであれば、子どもが気に入ってはいてくれた層のパンツを3~4枚ほど買い足し、さらにトレイトレーニングの進み具合によって、枚数を調整していくのがベター。
■夜のトイレトレーニングは?おむつはいつまで?
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昼間はトイレトレーニングパンツをはいてトイレトレーニングを行いますが、夜はどのように過ごせばよいのか、ふと疑問に感じますよね。
多くの場合、夜はしばらくの間は通常のおむつをはいて、眠ることが多いようです。しかし、いつまで夜におむつをはくかは、実はかなり個人差があります。
通常、夜間に「抗利尿ホルモン」という尿の量をおさえるホルモンがさかんに分泌されることで、腎臓で尿の産生がおさえられ、自然におねしょをしなくなります。
しかし、「抗利尿ホルモン」の分泌には子どもの生理的発達が大きく関係しているため、昼間のトイレのように練習してできるようになるものではありません。しばらくは子どもの成長ペースに合わせて、夜間はおむつで対応していくのが通常の流れのようです。
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