ハイハイ「いつから? しない、遅いはどうして?」手足の発育が心配【榊原先生、教えて! 子どもの体の不思議 第5回】
■赤ちゃんが手足をバタバタ…どうして?
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――先生。わが子が赤ちゃんのとき足をふんばったり、ゆるめたり、バタバタさせたりをずーっと繰り返していたことがあって「疲れないのかな~」と不思議でした。何か理由があるのでしょうか?
榊原先生:赤ちゃんが手足をバタバタさせる理由ははっきりしていないのですが、私は「手足を動かしているときの感覚を確かめている」のだと思いますね。
――感覚を確かめている…?
榊原先生:そうです。例えば人間には視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚など五感と呼ばれるものがありますよね。その五感以外に「体性感覚」というものがあります。体性感覚とは何かを簡単にいうと、すみませんが目を閉じてみてもらえますか…?
――はい(目を閉じる)。
榊原先生:左手をあげてみてください。
――はい(左手をあげる)。
榊原先生:今どうなっていますか…?
――左手が上がっている感じがします(笑)。
榊原先生:見えていなくても、手が上がっている感覚がありますよね。
手がどのへんにあるかも感じています。体の一部が動いていることの感覚があるはずです。これが体性感覚なんですね。
――自分の体の一部がどこにあるか、という感覚…。
榊原先生:例えば、授乳するとき、赤ちゃんの口元に乳首を持っていくと吸うようなしぐさをしますよね。これは、「反射」と呼ばれる無意識の動きです。
それとは逆に、自分の意志で動かそうとする「随意運動」というものもあります。赤ちゃんが手足をバタバタさせるのは、これらの動きとはまったく違うものなんです。
――意図的に動かしているわけでもなければ、反射でもない?
榊原先生:いわゆる「体の試運転」ともいえる動きなんです。
大人が手を前に出すとき「手を前に出そう」と思う間もなく、とっさにできますよね。でも子どもは最初、どうやって手を前に出すのかも分かりません。
運動するとき、人には必ず感覚があります。筋肉がどのくらいの強さで収縮しているのか、脳から情報を受け取っているんです。けれど子どもは、どうやったら、どう動くかという経験が少ない。
だから、まずは経験するしかないんです。手足をバタバタ動かすのはその感覚を感じて、試しているからだと私は思います。
――すごい! 一生懸命に自分の体の動かし方を試しているんですね!
榊原先生:体の取扱説明書なんて、ありませんからね(笑)。「手足の試し運転をしている」と表現する人もいますね。
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