この毎日、いつになったら終わる…? 子育ての閉塞感から抜け出すためには
■苦痛解消には「定期的な目標」を!
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では、終わりの見えない辛さをやわらげていくためにどんなことができるでしょう? おすすめなのは
「定期的な目標」をつくることです。
それは「家族で毎年1回海外旅行へ!」のような大きなものではなく、日々のなかの
小さなことに対する目標です。例えば…
・来週の金曜日、友だちとランチの約束をしたとしましょう。約束も楽しみのひとつですが、
ランチにいくために「来週の水曜日に髪を切る」という目標を立てることができます。
・月末に家族で公園にピクニックにいくと決めたとします。当日を楽しむためにはいろんな道具が必要です。今週中には大きめのレジャーシートを購入しておき、
来週中には家族が好きなランチレシピを決めておく… といった目標を立てておくといった具合いです。
・「今日はお散歩の帰りに、気になっていたお店でスイーツを買って帰る」「明日は絶対に大好きな録画ドラマを1本見る」といったことでもOK。
このように定期的に目標を定めていくのは、ある
狙いがあります。それは
「子育て以外に目を向けること」です。
目標を立てると、未来の楽しい予定を心待ちにすることができ、日常生活にやる気が出て気持ちが切り替えやすくなります。子育て以外のことを考える時間が増えれば、終わりの見えない感覚をやわらげることができるのではないでしょうか。
■自分が本当に楽しめること、好きなことを「忘れない」
また「自分で目標を定める」ことは、小さなことでも
自分の好きなもの、楽しいと感じられることを思い出す
キッカケづくりになると思います。
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特に「自分は〇〇が好き、〇〇できると幸せ」という「自分で自分を喜ばせる」気持ちは、忙しい乳幼児期の子育てにおいて封印しがちです。
例えば、外食のメニューを決めるときも
「わが子の好きなものは〇〇だから…」と考えたり、どこかに出かけるときも
「家族みんなが楽しめることは…」と考えたり。すべてが子どものため、家族のためになりがちで自分が本当に好きなこと、好きなものを思い出す機会がなくなってはいませんか?
それは自分では意識せずとも、
自分の気持ちを知らないうちに封じ込めていることになるのです。
1ヵ月、2か月の間ならまだいいでしょう。でも5年も6年も自分の好きなものや好きなことを思い出さない生活を続けていくと、どうなるでしょうか。
子どもの手が離れ、急に1人で過ごす時間ができたとき。「あれ、私は何をするのが好きだったんだっけ?」と自分の好きなこと、ものが頭に浮かばなくなってしまうんです。
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私も子どもが大きくなり、突然丸1日を1人で過ごすことになったとき、何かを食べようと思ったら「あれ? 私は何が食べたいんだろう?」と自分の好きなものが思い浮かばなかったことがあり、少し恐ろしくなりました。食べたいものはもちろん、空いた時間に何かしようと思っても好きなこと、したいことが思い浮かばなかったんです。結局、家で1人でボーッと過ごしました。
子どもが巣立ち、自由な時間が戻ってきたとき「何をしていいか分からない」。
そうなってしまうのは寂しいものです。自分の好きなことを見つけていこうとする意識があれば「今」に対する考え方も少し違ってくるかもしれませんね。
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