産後の妻がイライラしてばかり…!? 夫たちに知ってほしい「産後メンタル崩壊」のリアルと家族ができること
■育児は「母親がすること」から「夫婦ですること」へ
「ママの一人時間」を阻む壁といえば、多くのママたちが感じているであろう
夫への頼みづらさ。
「パパ一人ではお世話ができないし…」「嫌な顔をされるなら我慢しちゃおう」「そもそも一人時間に使うお金もない…」など各家庭によってもちろん事情は異なります。
しかしヲポコさんが「産後の一人時間」を確保することの壁として導き出したのは、あまりに明確で納得できる夫婦それぞれが抱える問題でした。それは…
“パパの当事者意識の欠如とママの甘え下手と頑張り癖”。
パパとママの育児にギャップが生まれるのは仕方ないことではあるけれど、問題はパパが「自分はちゃんとやっている」と満足して、ママの本心に気づいてあげられないこと。
ママ側も「ここまでやって」と言いたくても気を使って言い出せないため、ますます一人で抱え込んで、ストレスがたまるばかり…。
それなら思い切ってパパに頼むしかない、パパも覚悟を決めるしかない。
なぜなら今この瞬間、夫婦関係の根幹を大きく揺るがす大事な局面を迎えているからなのです。
さらに時代は移り変わり、育児がアップデートされるべき時を今、迎えています。
しかし、今すぐ考え方を変えることは難しいかもしれませんが、例えば人生の“万が一”を考えた時、パパにだって自ずと危機感が生まれるのはないでしょうか?
「これから続く未来において当たり前にママ(妻)がいてくれて、育児も家事も一生やってくれる保証はない…」
そんな目をそらしたくなる“万が一”の事態が突然訪れることだってあるのです。
だからこそパパの育児に対する当事者意識は、そんな“万が一”の状況におけるリスクヘッジとしても重要なことだと気付くべきなのかもしれません。
さらにヲポコさんが育児における夫婦間のコミュニケーションにおいて強調するのが
「妻が本当に必要としていることに耳を傾けること」。
ネットの情報や誰かの体験談でわかったつもりになるだけでなく、「自分の妻」が本当に欲していることを理解し、逃げずに向き合う姿勢こそが産後の夫婦関係において重要であることを訴えます。