上の娘は乳幼児期、とにかく“白いもの”しか食べませんでした。
うどん、パン、白米、しらす、大根の煮物…
乳幼児健診の困っていること欄に、
「白いものしか食べない」と書いていたくらいです。
かろうじて魚は好きだったのでたんぱく質は摂取できていたのですが、赤いお肉や緑の野菜はかたくなに拒否。
いろいろな離乳食に混ぜて、食卓に出していました。
ですが、ことごとく私の策は見破られ、ひどい時はちゃぶ台返しされるレベル。
泣く泣く、残された離乳食を食べる毎日…
■子どもの好き嫌いの克服法をリサーチする日々
本屋さんに行けば離乳食レシピ本を手に取り、インターネットでも、子どもの好き嫌いを克服したという先輩ママさんたちの知恵をお借りしようと、検索の毎日。
SNSでは、たくさんのステキな離乳食がキラキラ輝いていました。
私の努力不足なのか、
私の努力不足のせいで、娘の栄養が偏ってしまっているのか…
そんな自責の念に、押しつぶされそうになる日もありました。
そんなある日…その日は夫のお弁当を作るために、キッチンで冷凍野菜を解凍していました。
キッチンと言っても、2DKの狭い部屋の、ダイニング部分。ふらふら歩きまわる娘に注意を払いながら、作業を進めていると…
解凍し、テーブルの上に置いておいた冷凍ほうれん草が、なぜか減っています。
あれ? 何かに使ったっけ…
そう考えていると、次の瞬間