コミックエッセイ:シャトー家の観察絵日記

厳しいとうわさの園、息子の反応でわかったこと【プレ幼稚園ってどんなところ?(4)】【シャトー家の観察絵日記 Vol.10】



すると先生は立っている子供たちの腕をひいたり、肩をつかんでいすに座るよう指導しました。
席を立った子を捕まえて椅子に座らせる先生。息子は首根っこを掴まれて椅子に戻されました。

息子も同じように、洋服のえり部分をつかんで引きもどし、椅子に座るよう指導されました。

首根っこを掴まれて椅子に戻される息子はかなりショックだったようでその後いすに座らずにずっと抱っこになってしまいました。息子は慣れていないせいもあり、その状況に驚いてしまったようで、私のところに来て抱っこからおりなくなってしまいました。

そしてそれ以降、
それからというもの、先生が朝の挨拶をしてもそっぽを向いて返事をしなくなりました。その先生から話しかけられてもそっぽを向いて絶対に返事をしなくなってしまったのです。

しまいには、B幼稚園のプレの日だというと「行きたくない」と言うように。

最終的には、B幼稚園に行くことも拒否するようになりました。それでもなんとか連れていくのですが、B幼稚園もその先生も苦手になってしまったようでした。

そんなとき、幼稚園に移動動物園がくるイベントがありました。ウサギやヤギ、にわとりとの触れあいを息子も楽しんでいました。 えさがなくなると幼稚園の先生にもらいにいくのですが、くばってくれてるのが息子が苦手な先生でした。

移動動物園の日、苦手な先生が餌を持っていてもらいに行かなくてはいけませんでした。動物とのふれあいが楽しく、息子から苦手な先生にオズオズとえさをもらいに行く姿を見て

動物さんにえさをあげたい気持ちから苦手な先生にえさをもらいにいく息子を見ながら「このまま先生への苦手意識がなくなってくれたら。B幼稚園が楽しい場所になってくれたら」と願いましたが、残念ながら叶いませんでした。B幼稚園が楽しい場所にかわってくれればと願いましたが、息子の態度は最終日までかわることはなく未就園児クラスが終わりました。

2歳の息子にとって厳しいと感じた指導は苦手意識が大きくなる結果となりました。

B幼稚園の子どもの自主性を育てる教育理念やカリキュラムが、親として息子の成長に繋がればと思っていたのですが、息子の様子を見て他の幼稚園も検討する必要があると感じました。

改めて今回の経験を踏まえて、息子が楽しく通えるようにサポートしながら幼稚園選びをすすめていきたいと思ったのです。

つづく

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