コミックエッセイ:育児に遅れと混乱が生じてる !!
目覚めろ! はぐくめ! 想像力! 私が子育てをして変わったこと【育児に遅れと混乱が生じてる !! Vol.63】
息子が生まれてもうすぐ8年。
私の子育て歴も早いものなのか、やっこらなのかもうすぐ8年になる。
そんな8年。子育てをする中で私が「ああ…産前とは変わったなぁ…」と大きく感じること。
それは…
我が子が生まれる前は姪や友人の知り合いの子どもに交友関係の愚痴をこぼされたら、共感して「もう遊ばなくてよくない?」と迷いなく返していた。
我が子が産まれてもこの感じで愚痴に付き合うに違いない、と思っていたのだが…
「責任&公平の精神」
が母になった己に芽生えた。
その精神が芽生えたきっかけは息子が1~2歳くらいの頃である。
息子は児童館や支援センターなどに行くとまぁ同世代の子におもちゃを真っ先に取られる子で。
それに対しては「これが外の世界というもの」と何も思わなかったのだけれど、相手のお母さんが何度も何度も謝っている姿になんとも心が「ギュウゥゥゥ…」となった。
何度も「だめ!!」と言い聞かせているんだろうな、でもまだ我慢したり相手の気持ちを考えたりする心は育ち途中だよな…、その発展途上の我が子をサポートするのは親だもんな…、子が外の世界に出ていくとまた一層育児が大変になるのか…と勝手によそのお母さんの心境を妄想していた。(本当に勝手)
そして息子が成長した2~3歳頃。なんと! あんなにどこへいっても真っ先におもちゃを奪われていた息子が、今度は相手の子のおもちゃを奪う側になったではないか…!
どういうこと!?
何があった!?
突如起きた息子の変化。このときは本当に本当に毎日悩んでいた。
でもこの息子も奪う側に回るという期があったからこそ、私は我が子が被害者にもなるし加害者にもなる、という現実を心に刻めたのである。
しかしこのときはまだ息子の人間関係が私の監視下ではぐくまれていたとき。
息子が幼稚園へ行き出してからの時間は私の監視外である。子の成長につれて、我が子の人間関係はどんどん親の知らないところで広がっていく。
なので幼稚園に入ってから小学校現在、もうひとつ気をつけ始めたことがある。