体験ルポ!いざという時のために…子どもと車中泊の練習
トイレに行くときも、家族か知っている大人に声をかけて、ついてきてもらうのよ」と改めて注意。“避難所で知らないうちに犯罪に巻き込まれることがある”、“避難は日常生活とは違う”ということを、子どもたちにしっかり伝えておかねばならないと思いました。
車内の備蓄品&準備しておくべきもの
この機会に、車内に常備しておくべきものも再チェック。
・車内備蓄品:ペットボトルの水、簡単に食べられる携行食やお菓子類、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、ウエットティッシュ、ビニール袋、タオル、簡易トイレなど。今回は賞味期限が切れたカロリーメイトとペットボトルの水を入れ替え、水を注ぐだけで食べられるフリーズドライの非常用ごはんを追加。
・ブランケット:使わなくなった寝袋1つは荷台の下に、小さなブランケット数枚も必ず車内に置いてあります。
・現金と連絡先のメモ:1万円札ではいざというときに使いにくいので、千円札と小銭を混ぜて。駐車場代で100円玉がなかったときにも使え、助かった経験も。
・付箋(ふせん)とマジック:家族とはぐれたときのため、避難所などで自分の近況を書き残せるように。
・歯ブラシ・ナプキンなど:忘れがちな生理用品、これらも入れておきましょう。
・フロントガラス用サンシェード:目隠しとして、もちろん日よけとして役立ちます。
あると便利な安心グッズ
・電源アダプター:車のシガーソケットにはめこみ、電源を取ることができます。携帯やスマホの充電に役立ちます。
・脱出用シートベルトカッター付きハンマー:万が一車が水没してしまった場合、シートベルトを切って、窓を割り脱出するための備え。
非常時といえば家の備えばかりに気持ちがいきがちですが、いざというときに避難場所にもなるだろう車、車内の備えも万全にしておきたいものです。<文・写真:フリーランス記者林未香>