子どもと一緒に家庭の味を育ててみよう!自家製発酵食のすすめ
大豆が水を吸って膨らむ様子を観察できます。大豆を1日以上、十分に水につければ、後はじっくり柔らかくなるまで煮てください。親指でつぶせるほどに柔らかく煮た豆をボールに入れ、麺棒やマッシャーでつぶしていきます。粗熱を取って漬物用ビニールに入れて、手や足でつぶしても簡単です。その場合は豆が熱くて滑るので、バスタオルなどにくるんで固定するとよいでしょう。子どもが楽しくなって、はしゃぎすぎるとビニール袋が破けることもあるのでご注意を。
裏技としてはフードプロセッサーやミキサーでも簡単にドロドロにできます。うまく混ざらないときは煮汁を足しても大丈夫です。
次に塩切りした麹をつぶした大豆に混ぜるのですが、麹の塩切りは2歳でも簡単にできます。拝むように塩と麹を絡めるだけです。麹が固まっているときは手でポロポロパラパラにします。
麹と塩とつぶした大豆はよく混ざったら、丸めて、味噌樽に詰めていきます。隙間なくギューギューに詰めてください。
我が家では、乾燥大豆が1Kgに対し、麹は1Kg、塩は550gで作っています。
しょうゆ麹や塩麹も簡単
ちなみに、しょうゆ麹や塩麹はもっと簡単です。しょうゆ麹は麹をしょうゆに浸すだけ、塩麹は塩と水と麹を混ぜるだけなのです。
半端に残ってしまった麹があったら塩やしょうゆと混ぜてみてくださいね。簡単に自家製調味料が完成しますよ。お好みで昆布や唐辛子などを入れてみてもおいしいです。
味噌作りに適していると言われる2月。ぜひ、自家製調味料で家庭の味を育ててみてくださいね。
<文・写真:フリーランス記者小柳結生>