わたしでも殺陣ができる!?新感覚エクササイズ「立ち廻り剣術」に潜入!
時代劇はお好きですか?勧善懲悪のストーリーとかっこいい殺陣(たて)がストレス解消になる人も多いのでは?今回はママたちに密かな人気という「立ち廻り剣術」を取材してきました。
立ち廻り剣術とは?チャンバラエクササイズとは違うの?
まず最初に、「立ち廻り剣術」という聞きなれない言葉に想像が膨らみました。エアロビクスのように音にのりながら木刀を振ったりするのだろうか?それともダイエット目的の剣道教室?ワクワクしながらお会いしたのは「魂刀流志技会」の殺陣師・戸沼季代さん。映画やKTVのドラマ、Vシネマなどで殺陣振り付けとスタントを担当しながら、ご自身も役者として活動しています。
「立ち廻り剣術はエアロビクスや剣道とは異なります。アルミ刀を使って立ち廻りやチャンバラの稽古をし、ストーリー性のあるオリジナル剣舞を創りあげます。地元のお祭りや小学校で披露しているんですよ」とのこと。木刀を10回レッスンしたら使えるというアルミ刀は、「舞踊刀」と呼ばれるもので、実際に振ったり打ち合ったりしても平気な本格的なもの。
浅草の芝居小屋の役者さんも同じものを使っているそうです。
実際のレッスンを見学させてもらいました
1回のレッスンは約2時間。10分ほどストレッチをしてから袴に着替え、黙想と礼。キリッとした緊張感が漂います。
続いて足運びや立ち回り。夏頃には生徒さんだけで作り上げた殺陣を支部ごとに披露する場があるとのことで、後半1時間はそのためのレッスンになっていました。今回の主人公はベテランのAさん。「どんな役にする?男性?女性?強い?弱い?」「男性で、まだそんなに強くない。仲間が自分をかばって斬られてしまって…、それを見て開眼する、というストーリーはどうかな?」「いいね。じゃあまず、舞台上手で1組、下手で1組で斬り合う?そこから混戦になって…」などアイデアを出し合い、「ワンパターンになるからここで突きを入れよう」「このへんで大きなアクションを入れたい」など実際に体を動かし、みんなの動きや時間を確認しながら殺陣を作っていきます。
参加者に聞いた「立ち廻り剣術」の魅力とは?
今回の参加者は立ち廻り剣術歴4〜7年の20代〜50代の女性。皆さんに立ち廻り剣術の魅力を聞いてみました。
始めたきっかけは?
「友人に誘われたのがきっかけですが、もともと時代劇やベルサイユのばらが好きだったのですぐにハマってしまいました」