8歳までが身につく勝負!マナーから考える食育4つのポイント
は、あちこち走り回って食材を用意するという意味があるとか。そのように苦労して食事を用意してくれた人に対して、感謝の意味を込めて「ご」と「様」をつけたことから「ごちそうさま」というようになったそうです。
これらのあいさつは「食事に対する感謝の気持ちを表したものなんだよ」と、子どもに伝えることで、食べ物を大切にする心を育むきっかけになるかもしれません。
正しい姿勢のポイントは椅子とテーブルの高さ調整
箸の持ち方を注意することはあっても、食べる姿勢にはあまり目が行き届かない…という人は多いのではないでしょうか。食べる時の姿勢が悪いと消化にも悪く、だらしがない印象を与えてしまいがちです。何より猫背がクセになってしまっては、後に直そうと思っても簡単にはいきません。
そこで大切なのが、体型にあった椅子とテーブル選びです。高さが合っていないと食べにくかったり、足がぶらぶらと動き、落ち着いて食事をすることができません。
ヒジをテーブルにつく原因にも。足がぶらぶらする場合には、足元に箱を置くなどして調整しても〇。テーブルが高い場合には椅子にクッションを置いて調整します。
<正しい姿勢のポイント>
・背筋を伸ばして猫背にならない
・椅子の背もたれに寄りかからない
・テーブルと体の間は、げんこつ1個~1個半空ける
・足はぶらぶらさせない。足の裏は床か、椅子の足載せにつける
正しい箸の持ち方レッスンは食事中以外で
箸選びのポイントは子どもの手の大きさに合ったものを選ぶことです。基準は、手を広げて親指の先と人さし指の先端の長さを測ります。その長さの1.5倍が、ちょうどよい箸の大きさになります。
箸の太さや重さも大切なので、子どもと一緒に箸を買いにいくといいですね。
また、食事中に箸使いの練習をすると食事が楽しくなくなってしまうので、それ以外の時間にトライします。ポップコーンや茹でた枝豆などをつまむゲーム感覚で練習すると〇。乾燥した小豆などの小さなものもつまめるように、少しずつ難易度を上げてみてください。
<正しい箸の持ち方>
1.上の箸を人さし指と中指ではさみ、親指をそえて鉛筆のように持ちます。持つ位置は箸の長さを3等分して、箸先から3分の2の位置です。
2.下の箸は、上の箸の下側に差し入れ、薬指で固定します。
3.はさむときは、箸の先端がきちんとぶつかるように、上の箸を動かします。