子育て情報『"死んだらどうなるの?”と聞かれたときに、子どもと一緒に読みたい絵本』

"死んだらどうなるの?”と聞かれたときに、子どもと一緒に読みたい絵本

と言うフレディに、「死は変わることのひとつなんだよ」と答えるダニエル。葉っぱが緑から赤に変わることも、枝から落ちることも変化のひとつで、自然なことだという考え方が新鮮でした。

“死”は終わりではなく次の“生”につながる、めぐりめぐる命の循環であること。そして私たち一人ひとりも連鎖の一部であり、自分にも役割があり、意味があるという大切なことも教えてくれます。

今、生きている私たちにできる一番大切なことは…

"死んだらどうなるの?”と聞かれたときに、子どもと一緒に読みたい絵本
「ずーっとずっとだいすきだよ」ハンス・ウィルヘルムえとぶん久山太市やく(評論社)

主人公の男の子と一緒に大きくなった犬のエルフィー。犬なので人間よりも早く年老いていきます。ある朝、エルフィーが亡くなっていました。家族みんながエルフィーの死を悲しみますが、主人公の男の子は、悲しみだけではない感情を抱きます。
それは毎晩「ずーっとずっとだいすきだよ」と、エルフィーに気持ちを伝えていてよかったという気持ちでした。

小学校1年生の教科書にも採用されているこの本は、三女が何度も繰り返し読み、暗唱してしまうくらいお気に入り。娘の音読で私の心に響くのは、「すきならすきっていってやればよかったのに…」というフレーズです。毎日何気なく生活をしていますが、大切な子どもたちや家族、ペットにも“愛しているよ”と、気持ちをしっかり伝えておかねばと、聞くたびに思うのでした。

これらの絵本を読み返し、“死”について知ることは、今を大切に生きることにつながり、また今を生きる私たちにできる大切なことは、愛する人に“愛”を伝えることなのかも、と改めて考えさせられました。

みなさんもぜひ手に取って読んでみてください。

<文・写真:フリーランス記者林未香>
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