実は多い「2人目不妊」せきらら妊活コミックエッセイ
民間医療や都市伝説もとりいれつつ、働きながら東京から大阪まで通院し、そこでできた受精卵を電車で東京へ持って帰るという荒業までも駆使して治療をやりきった姿に拍手。巻末には不妊クリニックへの取材が。
「不妊治療はギャンブル」と宣言する作者の「無理をしないで」という妊活さんへのメッセージにジーンとします。
人によって治療内容も金額も大きく違う不妊治療。専門用語も多くてハードルが高いイメージですが、コミックエッセイならとっつきやすく、一連の流れや実際の治療内容などがとてもわかりやすいです。
孤独を感じやすい妊活中、「私だけじゃないんだ」と思えて心が軽くなったりも。年齢、体質、通うクリニックなどさまざまな要因があるため「こうすればこうなる」とは一概に言えませんが、一例として参考になれば幸いです。
<文・写真:フリーランス記者清宮(clabocco)>