家のカビを防ぐ湿気対策の新常識!雨の日でも窓を開けて
部屋全体
雨の日であっても、窓を開けて換気することが原則です。湿度を上げてしまいそうですが、窓を開けずにいると空気が停滞してしまいます。
窓を開けていなくても、建材を通して外気は入ってきています。また水回りがある以上、そこから湿気が発生するため、室内の湿度はどんどん上がるのです。そのため窓を開けた換気が必要になります。
窓を開けるときには2か所以上開け、空気が流れるようにします。ただし雨が吹き込んでくるときには、窓を開けずに除湿器を使用したり、エアコンの換気機能を活用するようにしましょう。扇風機を天井に向けて、空気を循環させるのも効果的です。
注意をしたいのは、家具の配置です。本棚やローボードなどが壁にぴったりとくっついていると、家具と壁の間の空気が動かず、カビの温床になりかねません。家具は壁から2センチ以上離して、空気が流れるだけの隙間を作るようにしてください。
特に北側に位置する部屋は要注意です。太陽の光が当たらず、ジメジメしやすい場所になってしまいますので、北側の部屋の窓も解放し、家全体として空気を循環させるようにしましょう。
梅雨が明けても、日本の夏は湿度が高い地域がほとんど。対策を怠らないようにして、快適な住まい作りを心がけてくださいね。
<文・写真:ライター沖田かへ>