小さな子に多い「熱性けいれん」2人の娘は5回発症!対処法は?
少しずつ寒くなってくるこの時期、私は常に不安を抱えています。
なぜならば私の2人の娘は、こういう寒い季節に熱性けいれんを起こしたことがあるから。
熱性けいれんは突然起こります。そしていつ、だれに起こるかわかりません。しかし、どんな症状なのか、どんな対応をしたらいいのかを知っていれば、少し冷静でいられます。
私がこれまでわが子で5回経験した熱性けいれんについて、どんな症状だったのか、そして対処法などをお伝えします。
初めて目の当たりにした熱性けいれん
朝からゴキゲンな娘とおでかけ
現在6歳の長女が1歳半のときのことです。上手に歩けるようになり、外を歩きまわることがとても楽しい時期でした。
その日は休日で、朝からニコニコとゴキゲンでパパと手を繋ぎ、家族でスーパーまで歩いて行きました。
人が多かったのでカートに乗せて買い物をしましたが、レジに並んでいた時、異変に気づきました。
カートでお辞儀をするように前のめりになって動かない娘。寝ちゃったのかなと思ったのですが、手の色が少し青ざめていることに気づきました。
娘の名前を呼びましたが、反応がありません。上半身を起こしてみると、口から泡を吹いた状態で視線も合いません。
私も夫も、とにかく店員さんに助けを求めることしかできませんでした。お店の方がすぐに救急車を呼んでくださいました。
もしも家だったら、どうしたらいいのか迷い、すぐに救急車を呼べなかったと思うので、お店の方には本当に感謝しています。
急な高熱!?救急隊員にいろいろ聞かれるも…
救急車が到着する直前、娘の泣き声が少し聞こえました。「よかった生きてる」心からそう思えた瞬間でした。
救急隊が体温を測ったところ、熱が高いことが判明。朝は熱はなかったのに…。
「意識がなくなったのは何時ですか?」「目はどちらを向いていましたか?」「手足の震えは両方ありましたか?」
そんなことを聞かれましたが、あまりの動揺に「おそらく」の情報しか答えられませんでした。
そのまま救急車で救急病院へ。その後、熱性けいれんと診断されました。
その後も何度も熱性けいれんを経験
『けいれん』と聞くと、「身体がビクビク震える」ものと思われがちですが、それだけではありません。「声をいくらかけても受け答えしない」、「目を見てもまったく視線が合わない」、そんな症状も出るのです。
これらの症状が出たとき、私は今まで見たことのない状態の娘を目の当たりにして生きた心地がしませんでした。