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子どものしもやけ、意外な要因が手袋だった!?

あんふぁん
2020年も残すところあと少し。本格的な冬になり、寒さも厳しくなってきました。
寒くなると増えてくるのが、「しもやけ」。寒さにさらされて、小さな子どもの手が真っ赤に腫れてしまう姿は見ていられないですよね。手袋をしているから大丈夫と思いがちですが、私の娘はその手袋が原因でひどいしもやけになってしまったのです。
今回は失敗から学んだ「しもやけ対策」についてお伝えします。

初めての雪遊びで災難


次女が1歳半の時のことです。関東に住んでいるわが家のまわりは雪がめったに降らないのですが、その日は珍しく雪が大量に積もりました。
次女はまだ小さかったのですが、せっかくだから雪遊びをしてみようと、防寒をして外へ繰り出しました。
娘にとって初めての雪、雪を触ったり、ぎゅっと握って雪玉を作ったり、雪だるまを作ったり、とても楽しく遊んでいました。
そんな中、急にブルブルと震え始めた次女。見ると手が真っ赤になっていました。慌てて家の中に入り温かいお湯で手を洗いました。でも手は真っ赤に腫れ上がったまま。
次の日になっても良くならず、皮膚科で診察してもらうと、ひどいしもやけとの診断を受けました。

よかれと思った防寒対策が間違えていた?


しっかりと防寒対策をして、手袋も着けていたのに、手がしもやけになった次女。
あたたかくしていたのにどうしてという気持ちでしたが、実は着用していた手袋が原因でした。
娘の手袋は、普段外出するときに身に着ける毛糸の手袋でした。毛糸でできているので、遊んでいるうちに雪がどんどん手袋に染みこみ、冷たく湿った手袋で手がどんどん冷やされ、しもやけになってしまったのです。
寒くならないようにとつけさせた手袋が、まさかしもやけの原因になってしまうなんて思ってもみませんでした。

子どものしもやけ、意外な要因が手袋だった!?


しもやけにならないための正しい対策は?


では、しもやけにならないために、具体的にどのようなことをしたらいいのでしょうか?
かかりつけの皮膚科の先生に聞いてみました。

【しもやけ予防策】
1.とにかく冷やさない
基本的には冷やさないことが大切です。具体的には、手には手袋をつける、足は冷たいフローリングを素足で歩かないように靴下やスリッパを履くことも予防になります。2. 湿った状態を保たない
子どもはたくさん動くので、手や足は汗をかきやすいですよね。
汗をかいて、手袋や靴下が湿ったまま寒いところにいると、余計に冷やされてしまい、しもやけの原因になってしまいます。そのため、手袋や靴下が湿ったらすぐに取り替えるようにしましょう。

3. ヘパリン類似性物質の塗り薬をつける
手や足は衣服を身につけられても、顔や耳などは出てしまいます。そのような箇所は、ヘパリン類似物質の塗り薬をつけるとよいそうです。
この塗り薬は、よく保湿のために皮膚科で処方される塗り薬ですが、血行促進の効果もあるので、冷えの予防になるとのこと。寒い外に出る前には、ヘパリン類似性物質の塗り薬を顔や耳に塗ってあげると安心ですね。

しもやけは早めに皮膚科を受診して


もし、しもやけになってしまったら、まずは皮膚科を受診しましょう。
ヘパリン類似物質の塗り薬が処方されるので、それを患部全体に塗ることになります。
ひどい箇所にはステロイドを塗ったり、内服薬としてビタミンEが処方されることもあるようです。

しもやけは、体質的なものもあり、なりやすい人は繰り返しなるよう。また血の流れが悪くなり起こるので、子どもだけがなるわけではありません。皮膚科の先生によると、ここ最近の急な冷え込みで、大人子ども関係なくしもやけになって受診する人が多いそうです。
これから寒さがさらに厳しくなっていくので、正しく予防して、しもやけにならないように気をつけたいですね。

子どものしもやけ、意外な要因が手袋だった!?


<文・写真:ライターyukari>

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