子育て情報『暴力に発展させないために!感情をコントロールできない子どもへの接し方』

2018年5月1日 15:16

暴力に発展させないために!感情をコントロールできない子どもへの接し方

目次

・感情をコントロールできない子どもの特徴
・理解できていなくても正しい在り方を教える必要がある
・感情をコントロールできていない時こそ教えるチャンス
・感情をコントロールできない子どもへの接し方
暴力に発展させないために!感情をコントロールできない子どもへの接し方


この10年間で、小学生のクラス内暴力が約14倍に増えたという調査があります。昔は「じゃれ合い」とされていた行為が「暴力」とみなされるようになったことも急増の理由の1つですが、感情のコントロールが苦手な子どもが増えていることが原因です。小学生の中でも特に低学年の暴力の伸び率が高い結果となっています。小さい内から感情のコントロールを教えていくにはどうしたら良いのでしょうか?

感情をコントロールできない子どもの特徴

子育て中の親は、子どもが自分の感情をコントロールできず爆発してしまう状況に直面することがあると思います。まずは感情のコントロールができない子どもの特徴を知っておきましょう。

●思い通りにならないと大声を出す・泣く

感情のコントロールがうまくいかないと、自分の思い通りにならない時に大声を出したり泣き出したりします。例えば、欲しいお菓子を買ってもらえるまで床にひっくり返って暴れるなどです。

●自分の邪魔をする相手に暴力を振るう

感情のコントロールが苦手な子は、自分のやりたいことを邪魔する相手につい手を出してしまいます。
おもちゃで遊んでいる時に他の子が側に来ただけでも邪魔されたと感じてしまいます。

●自分の感情をうまく言葉にできない

自分の心の中の苛立ちをうまく言葉にできず、それが行為になって表れてしまいます。「ばかやろう」などの暴言を吐くのも、自分の感情に整理がつけられないことから発してしまいます。

●自分の考えを相手に押し付ける

相手の話を聞かず自分の考えややり方を押し付ける傾向があるのも特徴です。集団で遊ぶ時に、自分がやりたいルールを押し付けようとします。周りが自分に合わせてくれないと、ふてくされて遊びから抜けることもあります。

理解できていなくても正しい在り方を教える必要がある

感情をコントロールできるかどうかについては、小さい内から親の関りが重要です。

暴力を振るう子どもの親は、「子どもだからこれくらい許されるでしょ」と考える傾向にあります。
例えば、公共の場で走り回ったり、よその人に乱暴な口を子どもがきいても注意をしない親がいますよね。「子どもだからやってもいい」ではなく、子どもの内から何がいけなくてどうすればいいかを教えていくのが大人の役目です。子どもが小さくて理解できないから教えないのではなく、そういう時期から繰り返し教えることで感情をセーブできる子どもが育ちます。

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