発達障害の「パニック」は年齢と共に変わる?6歳の息子の変化に気づけずに…
そのあとしばらくして、息子の様子が落ち着いてきたので、「今日はどうかしたの?」と聞いてみたところ、息子はこう言ったのです。
「太鼓の音がうるさかったんだ。頭が割れそうで辛くて辛くて…」
私はそのときハッとしたのです。
息子のパニックは成長と共に落ち着いてきたと思っていたけれど違った!パニックは「形を変えた」だけだったのだと。
それも知らずに、大勢の前で叱り飛ばしてしまった自分が、とても情けなかったです。
パニックで気付いた、息子の成長
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息子は成長と共に、自己コントロールや感情のコントロールができるようになってきて、人の前で大声で泣き叫んだり、地面を転げまわったりしなくなりました。
その分、どうしようもなく不快な状況に対しては「人を困らせる態度」を取っていたのでした。
「悪い態度」は、成長した彼のパニックの表現だったのです。
困りごとの現れ方も、成長と共に変わる
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発達障害児はゆっくりではありますが、成長していきます。それは、心も同じです。
その中で、自らの困り感の表現方法も変わっていくのだと思います。
そのときそのときの表現方法を見逃さないためにも、パニックや癇癪について一定のイメージに、囚われてしまわないようにしたいものです。
癇癪のお悩み、対応方法と減らしていくヒントは?作業療法士・野田遥さんが解説!