子育て情報『「どうして生まれてきてしまったんだろう」7歳の娘を追い詰めてしまった時のこと』

2016年10月4日 11:00

「どうして生まれてきてしまったんだろう」7歳の娘を追い詰めてしまった時のこと

という特性があります。

その特性を持つ娘は、母親から浴びせられた否定的な言葉を、何度頭の中でリピートしたことでしょう。そのたびに「私はダメなんだ」「どうして私はこうなんだ」と、自分を責め続けていたのだと思います。


娘の本心をやっと理解し、反省した私。しかし、これで解決する訳でもなく

「どうして生まれてきてしまったんだろう」7歳の娘を追い詰めてしまった時のことの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10132009681

娘と私の8年間。振り返ってみると反省すべき点はたくさんあります。たとえ親であろうと、間違ってしまったことはきちんと謝らなければ、前には進めません。

「わかってあげられなくて、ごめんね。
ずっとずっと辛かったね。」「よくがんばってここまで来てくれたね。これからは一緒に前に進もうね。」

失敗を取り戻すことはできませんが、私の腕の中で大きな安堵のため息をつく様子を見ていると、娘の心は少しずつほぐれていったような気がします。

これで娘の苦しみが消えてしまった訳では決してありませんし、これから先もずっと、悲しい記憶が何度も蘇り、娘の心を傷つけ続ける事でしょう。

娘が生まれてきたことを後悔する理由は、他にもたくさんあるのだと思います。

少し笑顔が増えたからといって、今までの出来事がなかったことにはならないのです。忘れられない悲しい記憶と共に生きていく、というのは、そういうことなのです。


傷ついた娘に、親がしてやれることはあるのだろうか?

「どうして生まれてきてしまったんだろう」7歳の娘を追い詰めてしまった時のことの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11021005366

私自身、娘の診断が下りる前は「診断がつくのかどうか」「発達障害の中でどこに分類されるのか」、そればかりを考えていたような気がします。

もちろん、診断名は大切です。
何をどうすれば良いか、どんな特性があるのか、どんな思考の偏りがあるのか、調べるのに便利だからです。でも、診断名が出たからといって、何かが大きく変わる訳ではありません。

親が自ら変わっていかなければ、何も変わってはくれないのです。

私は娘ではありませんから、完全に娘を理解することなど不可能です。それでも、娘の話をさえぎらずに聞いてみたり、いろんな文献に目を通して「こうかな?」と想像してみたりすることはできます。

親が懸命に寄り添おう、理解しようとしている姿を見せるだけでも、子どもの中で何かが変わり始めるような気がします。

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