2020年7月8日 14:00
声かけを苦痛に感じ「忘れないようにしたいのに!」と自分を責める発達障害小4娘。ホワイトボード作戦を提案したら...
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私自身もよく用事を忘れてしまうので、手に書いたり、メモ帳に書いてスマホケースに挟んだりしていたのです。
この方法、娘に使えないかな…と考えました。
しかし、さすがに手に書くには限度があるし、いろんなことを手に書いた状態では、本人も気になってやるべきことに集中できない…。
そこで、注意されたことを忘れないために、紙に書いてホワイトボードに貼るという方法を思いつきました。ホワイトボードに直接書く方法にしなかったのは、紙の方が、ぱっと見たときに、いくつあるかわかりやすいと思ったからです。
さらに娘を追いつめる不安。
しかしこの方法、捉え方によっては、自分が注意されたマイナスなことを、紙に書いて目につくようにするということ…。
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娘にとって辛いことをわざわざさせることになるのではないかと迷いました。
この方法を娘に提案するか決めきれなかった私は、いったん保留にし、しばらくは様子を見ようといつも通りの声かけを続けました。
苦しむ娘に、悩んだ末、提案。
その後、再び注意された時に、泣きだした娘。
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現状をどうにかしたいと苦しんでいる娘を見て、私は、紙に書いてホワイトボードに貼る方法を説明しました。
それを聞いた娘は私の提案を受け入れました。
書くことが、気持ちの切り替えに。
娘はその日から、私から注意されたこと、自分が忘れたくないと感じたことを自主的に紙に書き、ホワイトボードに貼るようになりました。
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私は、ますます娘を追い込んでしまうのではと心配でしたが、紙に書いている娘は、嫌々書く…という感じではありませんでした。
それどころか、今までは一度注意されただけで、凹んだりふてくされたりしていたのに、注意された瞬間「あ、書かなきゃ!」という流れになり、書くことで気持ちの切り替えが上手になったのです。
違う目的に対して、同じ方法で解決。
この方法、私にとっての目的は『娘に対して声かけせずにすむこと』ではなく、『娘が同じことを声かけされても、嫌と感じないようにすること』でした。
そして、娘にとっての目的は『自分が言われたことを忘れないようにすること』でした。
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目的は違いましたが、娘が落ち着くことで、どちらもスムーズになりました。