子育て情報『定型発達の2歳児ができて、自閉症息子にはできなかった5つのこと――預かっているお子さんの成長からの気づき』

定型発達の2歳児ができて、自閉症息子にはできなかった5つのこと――預かっているお子さんの成長からの気づき

言葉ではなく、相手の表情を読み取っている証拠、すごい能力です。


2、ごっこ遊びができる

ままごとの道具を本物にみたてて、お皿に物を置き、食べる真似をしているのです。見立てて遊ぶことができるのは、想像力が発達している証拠です。

絵本に載っている食べ物を、つまんで口元に持っていくと本物に見立てて食べる真似もできます。

定型発達の2歳児ができて、自閉症息子にはできなかった5つのこと――預かっているお子さんの成長からの気づきの画像

Upload By 立石美津子


3、人の真似をする

良いことも悪いことも、人の真似ばかりします。友達が石を投げていたら投げます。テレビの画面の子どもが踊っていたら歌や踊りの真似をします。

真似ができるのは人に関心がある証拠です。
言葉も人の真似をしてドンドン増えていっています。


4、泣き真似をする

公園で転んで痛くて泣いた子。1分以上たって、痛みは引いているのにも関わらず構ってほしいのか大人の気を引こうとして、泣き真似をし続けていました。(←涙が出ていないことで判断できます)


5、質問に的確に答える

「これ、だあれ?」と私自身を指さして聞くと、可愛い舌っ足らずの声で「たていしゃん」(←立石さんの意味)と答える2歳児。

息子は小学生になっても「これ、だあれ?」と私が自分の顔を指して聞いても、「お母さん」ではなく「鼻」と答えていました。

中学生になってタクシーに乗ったとき、運転手さんから「僕のお名前は?」と聞かれたときも自分の名前を言わず、「山田太郎」とタクシーの運転手のネームプレートを読み上げていました。

相手の立場になって話を捉えることができないので、その場にあった答えがなかなかできないでいます。家を出るとき、「行ってきます」ではなく、いまだに「行ってらっしゃい」と言いながらドアを開けて出ていきます。


とはいえ、息子も成長しています。もちろん定型発達の人とは違いますが…

大きな成長の一つに、アンガーマネジメントがあります。パニックを起こした後の感情のコントロールができるようになりました。

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他にも、
・トイレットペーパーがなくなったら、芯を捨てて次に使う人のことを考えて、新しいものに取り換えてくれます。相手の身になって考えることができているのか、「芯だけになったら取り替える」というルーティーンになっているのか、ともかく替えてくれます。

・新聞を取りに行く、洗濯物を干す、カーテンを閉める、家の中のゴミ箱のゴミを集めるなど、決められた家事は文句ひとつ言わずに、やってくれます。

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