子育て情報『自閉症息子の小学校選び。特別支援学校に進学、小3で特別支援学級への転校も経験。学校連携で活用したツールの紹介も』

2021年8月6日 06:15

自閉症息子の小学校選び。特別支援学校に進学、小3で特別支援学級への転校も経験。学校連携で活用したツールの紹介も

を利用している場合、“個別の教育支援計画・個別の指導計画”が立てられます。これらを利用していない場合は個別の教育支援計画の作成は学校側に義務化されていませんが、診断があれば作成していただけるよう学校に申し入れることもできます。また、通級制度の利用を検討することもできます。


サポートブックを活用

学校の先生方は、自閉症についての知識は持っているでしょう。ですが、我が子については0歳から育ててきた親のほうががよく分かっていることも多いと思います。苦手なこと、得意なこと、パニックを起こした時の対処法などを担任に伝えておくとよいと思います。

そこで、サポートブックをつくり、連携してみるのはいかがでしょうか。
サポートブックに記載するのは下記のような内容です。


・成育歴
・子ども本人の特性(どんなことが苦手で、どんなことが得意か)
・子どもが理解しやすい指示の伝え方
・パニックを起こしたときの対処法
・絶対に食べられない給食メニュー
・絶対に避けてほしいこと(急に音楽を鳴らすのではなく事前予告し、小さな音から徐々にボリュームを上げる等)
・保育園・幼稚園からの細かい申し送り
・主治医や療育施設からのアドバイスの共有(発達検査・心理検査の結果を渡す)
・クラスメートとの相性(どのようなタイプの友達が苦手なのか、どんなタイプの子とウマが合うか)

書籍やネットの資料をドーンと渡すことは控え、分かりやすくまとめたものを渡しましょう。


「知られたくない」と思わずに

親は順番的には先に亡くなるので、子どもの人生に伴走し続けることはできません。

ですから、子どもの障害を家族の中だけで隠すのではなく担任、ママ友、地域、クラスメートにカミングアウトし、地域や支援者とつながりをつくっておくことが大切だと思います。


スペシャルな教育

息子が小学校に入学したとき特別支援学校は“養護学校”、特別支援学級は“特殊学級”という名称でした。息子が小2になったとき学校教育法が変わり特別支援学級・学校という名称に変わりました。特殊な子どものための教育という発想ではなく、子ども一人ひとりの状態(教育的ニーズ)に合わせて特別な支援を行うという方針をあらわした名称となったのです。

スクールバスに書かれた「○○特別支援学校」の名前を見て「特別に支援されるなんて、嬉しいな…」私はそんな感覚を持ちました。

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