2022年4月6日 06:15
自閉症カミングアウトに祖母は「そういうこと言うもんじゃない」…!?孫の発達障害「あえて理解を求めない」わが家のバランス
戦中生まれの母…発達障害なんて分からない!?
私の母は戦中の生まれで、発達障害についてはほとんど知りません。普段、本を読むこともなく、テレビもほとんど見ないので、情報源といえば新聞ぐらい。発達障害がある私の2人の子どもたちのことも「ちょっと変わった子だから、いじめられないか心配」ぐらいの感覚のようです。ちなみに父は早くに亡くなりました。私は一人っ子です。
子どもたちに発達障害があることを言ってみたけれど…
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私の母のような人が、これから積極的に勉強して、発達障害や障害者福祉について理解し、孫たちのためになにか行動するとか、全く現実的ではないですし、期待しても仕方がないことだと思っています。
あえて理解を得ないという戦略
子どもたちの細かいケアを頼ることはできませんし、ときには心ない言葉で精神を削られることもありますが、子どもたちの進学先や所属する学級、支援の申請内容などを、私と子どもたちだけの判断で決められるなど、関わってこられなくて気楽という面もあるので、あまり「理解を得る」ことにリソースを使わないようにしています。
そんな母ですが、孫のことはたいへん可愛がってくれ、よく観察しているなと感心することもあります。
おばあちゃんの買ってきた服は嫌!
いっちゃんが7~8歳ぐらいだったころ、母がこんなことを言いました。
母「いっちゃんは本当にアンタに似てるねえ…」
私「日がな一日絵を描いてるところとか?」
母「それもあるけど、見た目が似てる」
私「顔は似てないでしょ」
母「服が似てる」
母が言うには、いっちゃんが母の家に泊まりに行ったとき、私が持たせた服が足りなくなることがあるのだそうです。それで、予備で買っておいた服を着せるんだけど、大体すぐ脱いでしまうのだと。
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おそらく、いっちゃんには感覚過敏があるので、母が感じ取れないレベルの生地のケバ立ちが気になって、着られない服があったのでしょう。
私も似たようなことをしていた!
さらに母は「アンタも私が買ってやった服が気に入らないと、よくチクチクするってケチつけて着なかったよね」と言います。全く覚えていないのですが、幼いころの私も母が買ってくれた服を「チクチクする」と着なかったことが頻繁にあったようです。
シュミが渋すぎる娘たち
母「自分で選べばと思って、一緒に服を買いに行っても、地味な色のくたクタクタした服ばっかり選ぶのも一緒。