子育て情報『学校で暴れ、家庭で叩く・蹴る自閉症息子。思春期のイライラも加わり…それでも「一人ではない」母の救いーーユーザー体験談』

2023年1月13日 14:15

学校で暴れ、家庭で叩く・蹴る自閉症息子。思春期のイライラも加わり…それでも「一人ではない」母の救いーーユーザー体験談


自閉スペクトラム症(ASD)と知的障害のある息子。家庭や学校で暴れてしまい…

わが家の息子は中学2年生。3歳のときに、自閉スペクトラム症(ASD)と知的障害の診断がおりました。

息子は、人を見て態度を変える一面があります。悪いことをしても許してくれそうな人を見極めて、叩く・暴れる・いたずらをするなど自分の思いを誤った方法で伝えてしまいます。小さいころから私には特に激しく、児童精神科の主治医には、「お母さんだから許されると思っている」「お母さんなら何をしても嫌われないと分かっていてやっている」と言われています。

そんな息子が学校で荒れ始めたのは小学5年生のころ。小学校では特別支援学級に通っていたのですが、小学4年生までずっと一緒だった担任の先生が代わったことや新入生がたくさん入ってきたことで、ガラリと環境が変わり、落ち着かなくなってしまいました。
そして、教室を脱走する、突然泣いて暴れる、教室のロッカーを蹴る・叩く、校外に出て電柱に登ってしまうように…。先生からは「どうしていいか分からず困っている」と言われ、解決できないまま卒業しました。

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中学生になって、特別支援学校に通い始めました。入学当初は笑いながら教室を脱走し、どんな先生なのかを試していたようです。ある日、先生が「そんなに走りたいなら一緒に行くよ!」と、息子が疲れるまで一緒に走ってくれて、それ以降は教室を脱走することがなくなりました。こうして経験豊富な先生が、息子のためにさまざまな方法を探ってくださることをありがたく思っています。


中学校のスクールバスでの出来事

特別支援学校にはスクールバスで通っています。
小学校のときは私が送り迎えをしていたので、スクールバスの利用は幼児期以来。はじめのころは、帰りにバスを降りた途端に泣き出し、わざと車道に出ようとする危険行為もありました。「学校で嫌なこと、大変だったことを頑張ってきたんだよ!」という怒りを私にぶつけていたのかもしれません。

今は、バスを降りるときに「あーー」と大きな声で叫びながら降りてきます。「帰りのバスを降りる→怒りたくなる」ということが習慣化されているような気もしますが、「暴れたり怒ったりすると先生に何か言われる」と理解しているようで、「大声を出す」というスタイルで発散するようになったように思います。

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