子育て情報『療育手帳、小2で中度から重度に。手厚い支援がほしい気持ちと割り切れない母の複雑な想い』

療育手帳、小2で中度から重度に。手厚い支援がほしい気持ちと割り切れない母の複雑な想い

の申請手続き及び使用方法について(警視庁サイトより)


療育手帳が重度判定になり、周りの反応は

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療育手帳の更新手続きを終えてすぐ、私の姉に電話をしました。
「そっか。まちゃは重度になったんだね。でも、まちゃに毎日接している人から見ると、毎日ちゃんと成長してるんだからショックだよね」と姉。「でも客観的に見たらやっぱりできないことだらけなんだよね」と私。
忙しいなかでも姉は可能な限りはよく私の電話に付き合ってくれます。

「でもさ、望んでも支援に繋がれない人もいることを考えたら、母親のあんたとしては複雑だろうけど、そんなに悪いことだとは言い切れないかもしれないよ」と、姉。

姉は、これまで私がまちゃの療育などを頑張ってきたことも知っています。

それからしばらくして実家に行くと姉から報告を受けた父から「落ち込むなよ!」と何度も言われて、手づくりだというカチカチになった干柿をたくさん持たされました。母は5年前に他界していますが、私の実家はこれまで障害のある方とほぼ全く接しないで暮らしてきているので、分からないことだらけでみんな困っていると思います。目の前のまちゃだって自分が重度になったことなんて分かっていないと思われます。
そして、父から「年末に高級なお節料理を注文したけれどお前にあげるから取りにきなさい」と言われました。
甘える相手がいることは本当にありがたいと思っています。


手厚い支援を得て

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ショックを受けるなら電話だけで更新を済ませて、中度のままでいれば良かったのにと思います。
私は重度になって手厚い支援もほしかったのですが、心の奥底では、きちんと再判定の検査を受けて、それで中度という結果で療育手帳を更新したかったんだなと思いました。われながら分かりにくくて面倒臭い気持ちだと思います。

まちゃと暮らしていくことは確かに手がかかります。ですので、手厚い支援を受けながら、成長を促して、とても時間がかかったとしてもまちゃのできることを増やして、困ることは減らすようにやっていくしかないと思っています。

執筆/カタバミ

(監修:新美先生より)
療育手帳の再判定に関してお話をお聞かせいただきありがとうございます。
療育手帳は主に知的発達症(知的障害)の方に交付される障害者手帳です。自治体により交付基準や等級なども異なるのですが、知能指数(IQ)

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