夜泣きがつらい…家庭でできる対策は?【小児科医・藤井明子先生にきく】
Q:夜泣きが酷くて親も寝不足です。対応方法などあるのでしょうか。
A:できる工夫として、布団に入る時間をなるべく一定にする、入浴や歯磨き、着替えるなどの入眠前の行動(入眠儀式)を同じ順番で行う、室内環境を整える、朝まで空腹にならない夕食をとるなどがあります。

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3歳未満の夜泣きは、成長過程や睡眠サイクルの一部として生じます。夜間に短いサイクルで浅い眠りと深い眠りが交互に繰り返され、深い眠りから浅い眠りに移行する際に、起きてしまうことがあります。
3歳以上の場合には、環境変化、身体的・情緒的な疲れなどで夜泣きが表れることがあります。
布団に入る時間をなるべく一定にし、入浴や歯磨き、着替えるなどの入眠前の行動(入眠儀式)を同じ順番で行っていきます。音や灯りなど刺激が強すぎない室内環境を整え、朝まで空腹にならない夕食をとる工夫も必要です。
布団に入る前の1時間前からブルーライトは刺激になるため、控える必要があります。子どもにやめさせるだけでなく、大人も控えることが望ましいです。
さまざまな対応をしても夜泣きが頻繁で悩んでいる場合には、かかりつけ医に相談することが重要です。子どもに合った適切な関わり方を知り、時に夜泣きに効果が期待できる漢方薬などを服用することで夜泣きが軽減していくこともあります。