危ない!やめて!お風呂大好き知的障害息子のこだわりに冷や汗。でも寄り添いたくて…【読者体験談】
その日その日で、気持ちの許容量が違うようで、楽しそうにそろえている時と、怒りながらそろえる時があり、今日は機嫌がよくなかったんだなというバロメーターにもなります。
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家族の中で一番几帳面な性格なので、誰かが置きっぱなしにした物を片付けることに関しては、正直助かってもいます。ただ、湯舟に流すのはいただけない……。そこで防止策を取ることにしました。
息子にあわせた対策を!結果は大成功!
息子は、湯舟に「ボトルに入っている液体を流し入れること」が楽しいようだったので、シャンプーボトルの代替品としてペットボトルを何本か用意しました。それにお湯を入れおき、シャンプーボトルなどの代わりにそれを流すよう促しました。
息子は、このペットボトルで満足してくれたようで、楽しそうにお湯を湯舟に流し込むようになりました。
大成功です!
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このように何か良くない癖がつきそうな時は、うちの子の場合は以下のステップで対応しています。
1.短い言葉で注意する
2.代わりにそれに似たやっていいことを提案する
3.癖が定着しないよう早いうちに止めさせることを心掛ける
このシャンプーボトル事件については、1、2の対応で尾を引かず収まることができました。
息子も少しずつコミュニケーション能力が上がり、人に頼む、頼ることを覚えてきました。シャンプーボトルも自分で並べ直さず、きちんとそろえるよう周りの人に要求することも増えています。
ただ、日によっては所定の位置に物がないことを不安に思うようです。「直して」と要求してくることがあったときは、必ずいつもこちらがその要求を叶えてあげられるわけではないことも覚えてほしいので、「大丈夫だよ」と声をかけ、妥協を知ってもらってもらえるようにしています。
これからも息子のこだわりは新しくでてきたり、姿を変えたりと続いていくのでしょう。
その都度、息子にあったやり方でこちらも声がけしていけたらなと思っています。
イラスト/ネコ山
エピソード参考/あきこ
(監修:藤井先生より)
子どもの困った行動は程度がさまざまです。気になる行動があった時、危険で怪我につながることは禁止・静止させ、やめるように伝える必要はあります。しかし、困った行動の多くは、危険で怪我につながることではないけれど困るということが多くを占めていると思います。