「言われていないことはやらない」中1自閉症娘、気遣いを覚えてほしい!母の11年
空気を読む、察する、ということが苦手な広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)のある娘
広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)のある娘は、中学1年生。空気を読む、察する、ということが苦手です。
また、相手の気持ちを想像することも難しいため、「言われてないけど、やったほうがいい」というような部分が理解できません。
例えば……
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カップ麺を作るように頼むと、自分の分だけを作り、食べ始めてしまいました。
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娘には、それが周りが求めていた行動と違うことが理解できません。
なぜなら……
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「みんなどれがいいかは、ちゃんと聞いた。みんなの分を作ってとは言われていない。だから、私は自分の分だけ作った」
娘の言い分は、分かります。
言われていないことは、やらなくていいはず。そっちがちゃんと言わないから、分からない。確かにそうかもしれませんが、親としては……ちょっと周りを見渡し、みんな大変だから私が作ろう!と思ってほしいところ。
こういう時の、察する力が弱いのが娘の特性ではありますが、暗黙の了解的なことはこれから社会に出たら、山ほどあります。
絶対できるようになって!とは言いませんが、今やれることをやる!が私たちの考え方。今、苦手レベルが10だとしたら、7か……8ぐらいになってほしい。
察する事が苦手な娘には、こういう経験を通して、パターンを教えています。
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パターンを教えても、ちょっとでも状況が変わると……
次回からはどうするかを伝え、次に同じ事があった時、対応できるようにします。
しかし、ちょっとでも状況が変わると……
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言葉通りに行動します。
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パターンの応用が利かない娘。
カップ麺の時の状況は、パターンとして覚えているだけなので、本質を理解できていない娘は、物が変わると当てはめることが難しくなります。今度は新しいパターンとして、どうしたらよかったかを教えます。
「人の気持ちを想像して、その人が助かったり、ありがとうと思う行動をとる」と考え方を教えてはいますが娘には難しいようでした。
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娘の場合、人の気持ちを考えることの必要性を感じていないので、この気持ちの部分は、何度説明しても、娘の中で納得できていないからか、なかなか浸透していきません。