2歳息子の多動が止まらない!外出はハーネス着用、横目で走るのは発達障害?病院に行くと
とても便利なアイテムなのですが使うことに後ろめたさを感じるようになってしまいました。
Upload By 鳥野とり子
独特の動きをするようになってきた息子
歩けるようになって半年ほどたった頃から、ねこ太は木の周りをグルグル歩くのにハマり始めました。大きめの木の周りを飽きることなくずーっとグルグル歩いているのです。
そしてこの頃あることに気づきました。木やフェンスを横目で見ながら走っているのです。それは独特の目つきで、黒目を寄せられるだけ端に寄せて物を見るのです。顔や体は進行方向を向いたまま、横目で木を見てグルグル走っていました。
独特すぎる動きに「あぁ、これは絶対なにかある」と確信した私は、この行動についてインターネットで検索しました。
すると【横目はASD(自閉スペクトラム症)によく見られる行動】という記事が……。私は「あぁ、やはりねこ太は発達障害なんだろうな」と思いました。
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てっきり診断を受けるのかと思いきや
ねこ太のこの行動を医師に相談したところ、「歩けるようになったばかりなので、少し様子を見ましょう」と言われました。私はてっきりASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けると思っていたので診断名がつかないことに戸惑いましたが、医師に言われたとおりにねこ太の様子を見ていると、3歳を過ぎたあたりから徐々に多動が落ち着いてきて、ひたすら歩いて行ってしまうことが減り横目も全くしなくなりました。
3歳半になる頃にはベンチに座って休憩したり、お花を愛でたりできるようになったのです。ねこ太を連れているとレジでお会計をするのも苦戦するほどの多動だったので急な変化に驚きました。
一連の行動が落ち着いたことで結局診断は受けないまま。短期間だったとは言え、かなり特徴的な行動をしていたので診断名がつかなかったことは不思議なのですが、発達障害の診断はそれくらい慎重なものなのだなと思いました。
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執筆/鳥野とり子
(監修:鈴木先生より)
ASD(自閉スペクトラム症)やADHDの診断は医師のセンス(知識と経験)によってかなり違いがあります。何かほかのお子さんと違うなと思ったら、まずはかかりつけ医に相談するといいでしょう。ただ、神経発達症の診断には経験と知識が必要です。
年齢が低いほど神経発達症の診断をするリスクは高いのですが、できるだけ早期介入ができるように小児科神経外来のある総合病院で相談するのがいいと思います。