発語のない3歳息子、幼稚園から転園を決意!でも地域は療育園激戦区で!?
ある程度予想はしていましたが、診断名を聞くとなんだかホッとしたのを覚えています。
それから診断書を作成してもらい、療育手帳と特別児童扶養手当の対象となることを教えてもらいました。手帳や手当、療育園へ転園する旨を伝えに役所に行きましたが、ここは夫が書類の作成や申請に行ってくれました。
そして結果が出る冬。1年間だけですが療育園へ通えることになりました。
いよいよ療育園へ転園。温かく迎え入れてくれた先生方
療育園の入園説明会があり、りーと一緒に向かうと先生方が温かく迎え入れてくれました。そして「よく来てくれたね」「上手に靴が脱げたね」と、りーのすることを一つひとつ褒めてくれました。
最初は警戒していたりーも優しい先生方を見て安心したようで、帰る頃には手を繋いで仲良くなったようでした。
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そして3月、幼稚園を退園しました。児童発達支援の先生から転園を勧められた時、もっと早く行動できなかったのか、最初から療育園のほうが良かったのかと思うこともありました。でも、幼稚園ではりーのことを気にかけてくれるお友だちができました。今でも会う機会があると、りーのほっぺをむにむにと触ってくれ、りーもうれしそうです。
幼稚園で過ごしたことは無駄ではなかった、と思っています。りーの療育園での様子については、また別の機会に書かせていただきます。
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執筆/かしりりあ
(監修:室伏先生より)
療育園への転園の契機や手続き、幼稚園と療育園の違いなどについて詳細を共有いただき、ありがとうございました。外来でも、幼稚園と療育園のどちらに入園するか、というご相談はよくいただきます。療育園では、一人ひとりに合った支援を受けられる可能性が高いですが、帰宅時間が早いので共働きの場合には勤務の調整が必要なこともあります。また、保護者同士のつながりができることもメリットと思います。一方で、幼稚園では、先生のマンパワーが療育園に比較して少なく、個別の支援が受けにくい可能性が高いですが、ほかのお子さんからのさまざまな刺激を受けることが期待できます。また、りーくんのように、児童発達支援への通所と組み合わせて通園することが可能な場合もあります。
現在は、療育園を含む、どの療育施設も混み合っていて希望してすぐに入れるわけではないこともありますので、私たちも親御さんへの情報を、どのタイミングで、どのように伝えていったら良いか、試行錯誤しています。