子育て情報『【知っておきたい子どものこと Vol.7】子どもの個性をのばすにはどうしたらいい? | HugMug』

2023年2月19日 10:00

【知っておきたい子どものこと Vol.7】子どもの個性をのばすにはどうしたらいい? | HugMug

目次

・そもそも「個性」ってなんだろう?
・子ども自身が「やりたい!」と言える環境づくりが大切
・子ども自身が個性を認識するのは同年代との触れ合い
・個性は揺るぎないもの先回りせずに見守って
【知っておきたい子どものこと Vol.7】子どもの個性をのばすにはどうしたらいい? | HugMug


「個性的であれ」「子どもの個性を伸ばそう」など、子育てにおいて「個性」という言葉はさまざまな場面で使われます。ですが、そもそも何を指すのでしょう。性格のこと? 得意なこと? 人によって解釈はことなります。「個性って何?」「伸ばすにはどうしたらいい?」その答えを見つけるべく、さまざま子どもたちと向き合い続けている、小児科医の高橋先生にお話をお聞きしました。


教えてくれた人
【知っておきたい子どものこと Vol.7】子どもの個性をのばすにはどうしたらいい? | HugMug
高橋孝雄先生慶應義塾大学医学部 小児科主任教授医学博士。専門は小児科一般と小児神経。 日本小児科学会前会長。 米国マサチューセッツ総合病院小児神経科などでも勤務し、医師になってからの40年の間に、何万人もの子どもと親に出会ってきた。子育ての常識を変えた『小児科医のぼくが伝えたい 最高の子育て』(マガジンハウス)はベストセラーに。CONTENTS
■そもそも「個性」ってなんだろう?■親の先回り育児によって個性が奪われる可能性も!■子ども自身が「やりたい!」と言える環境づくりが大切■子ども自身が個性を認識するのは同年代との触れ合い■そのときにしかできないことをたっぷりさせてあげよう■個性は揺るぎないもの。先回りせずに見守って

そもそも「個性」ってなんだろう?

【知っておきたい子どものこと Vol.7】子どもの個性をのばすにはどうしたらいい? | HugMug

「個性」と言われたときに思い浮かべる内容は千差万別。男女の違いにはじまり、人格と重ねる人もいますし、努力で伸びる能力のことを指す人もいるでしょう。
本当の意味での個性とは何なのでしょうか。

個性とは、お父さんとお母さんのそれぞれから受け継ぎ、生まれながらにある程度決まっているものです。男女の違いはもちろん、生きざまや人柄まで、遺伝子が描くシナリオによって、生まれながらに大雑把なストーリーが用意されているのです。ですが、決められている=変えられない、ということではなく、人間が進化してきた過程を考えると、この遺伝子のシナリオにはさまざまなストーリーを書き加える余白、加筆修正の余地が存在するのです。そして、この余白がもっとも広いのが、子どもの頃です。

親の先回りによって
個性が奪われる可能性も!

今頑張っておけば将来役に立つ、早くに始めた方が成果が上がると、幼い頃から習い事を詰め込んでさせているご家庭はけっこう多いものです。子どもが困らないように、幸せになるようにと、親が先回りして子どもの余白にどんどん書き込みをしているようなものです。僕は余白に何を書き込むかは子どもが決めることであって、親がやることではないと思うんです。

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