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株式会社幻冬舎ゴールドオンライン(本社:東京都渋谷区千駄ヶ谷二丁目30番1号ベネッセビル2階、代表取締役:山下征孝)は、同社が運営する「話題の本.com」( にて、『元気の花咲くこどもクリニック診察日記』(肥田 崇子[著]/幻冬舎)の動画を公開しました。『元気の花咲くこどもクリニック診察日記』の動画 : 『元気の花咲くこどもクリニック診察日記』(肥田 崇子[著]/幻冬舎)ベテラン小児科医と先輩ママさんたちの心温まるエピソードクリニックで出会った親子たちとの何気ない会話のなかにある子育てのヒントとは「夜泣きが続くのは私の育て方が間違っているから?」「同じ月齢の子と比べて発達は遅れていないかしら?」――。子育て中にこんな悩みや不安を抱えてしまうお母さんは少なくありません。ついほかの子どもとわが子を比べてしまったり、発熱やちょっとした体調の変化に気をもんだり――。著者の小児科クリニックにはさまざまな悩みを抱えたお母さんたちが毎日のように訪れてきます。小児科医として、30年以上にわたり子育てに悩むお母さんたちの姿を見続けてきた著者は、子どもを心配する気持ちは自然なことだが、その不安が強すぎると知らず知らずのうちに子どもの心身の成長にも影響を与えてしまうことがあるといいます。体調不良はもちろん、食事のこと、発達のこと……。子育てに悩むお母さんたちに対して、著者は「子育てに正解はないのだから、そのままのあなたで大丈夫」と、医師として時には子育ての先輩として温かな励ましの言葉をかけてきました。本書は、診察室での日々の出会いを四季のエピソードとしてつづった著者の「診察日記」です。赤ちゃんの授乳や夜泣き、ワクチン接種や学校生活での小さな不安まで、著者がクリニックで出会った親子たちとの何気ない会話のなかには、子育てのヒントがたくさん詰まっています。日々子育てに奮闘するお母さんたちの不安をやわらげ、悩みを軽くしてくれる――。そんなエピソードが満載の一冊です。書籍詳細はこちら : 著者肥田崇子(ひだ たかこ)1995年に近畿大学医学部医学科を卒業後、近畿大学医学部小児科学教室に入局。その後2年にわたり研修医として近畿大学医学部附属病院に勤務し、大阪赤十字病院、国立千石荘病院、高石市立診療センターの小児科に勤務。2012年に西宮市で「ひだこどもクリニック」を開設。数々の学校や幼稚園、保育園の委託医を兼任しながら小児医療に携わる。『元気の花咲くこどもクリニック診察日記』の動画 : お問い合わせ本記事に関する問い合わせはこちら株式会社幻冬舎ゴールドオンライン住所:〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷2-30-1 ベネッセビル2階TEL:03-5411-6270URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2025年03月10日生後2ヶ月の赤ちゃんの異変その日は、夏の終わりの土曜日でした。夫に2時間ほど息子をみてもらい、久々にひとりで買い物ができて心弾んで帰宅した筆者。「ただいま~」と言いながら生後2ヶ月の息子の手に触れると、いつもとは違った冷たさを感じました。「あれ?」と思いながら、足にも触ってみるとこちらも冷たさが…。「エアコンで身体が冷えてしまったのかな」と思いつつ、体温を測ってみるとなんと38℃。子どもの初めての発熱が、わずか生後2ヶ月でやってくるとは考えてもいなかったため、とても驚き焦りました。「病院…病院…」と慌てながら調べると、隣駅に午後5時まで診療している内科兼小児科の病院があることが判明。急いで支度をして赤ちゃんと一緒に電車に飛び乗りました。あわてて病院へ到着した隣駅の病院は、古めの個人病院。先生も年季が入っている方で、赤ちゃんの血液検査をする際に刺す注射針が、プルプル震えていて、とても不安になったのを覚えています。血液検査の結果は正常。解熱剤の座薬を処方され「様子を見てください」と言われました。自宅に戻り、ぐったりしていて食欲がない息子に初めての座薬を入れました。入れられるほうも入れる親も初めてです。夫と「どのくらいの時間、指で押さえるべきかな」と言いながら恐る恐る座薬を入れました。座薬を入れたら熱が下がり、少しでもミルクを飲んでくれることを期待していましたが、子どもの熱は下がるどころか上がってしまい、夜には40℃に到達していました。「生後2ヶ月で40℃という事態は、ただ事じゃない」と思い、夜間救急へ連れて行くことにしました。夜間救急へ夜間救急に着いたころには、日付が変わっていたと思います。とてつもなく待たされるのかと身構えていましたが、たまたま混んでいなかったためか、すぐに診察室に呼ばれました。30代と思われる男性医師に、夕方から発熱があること。近くの病院で血液検査を受けたこと。座薬を入れても熱が下がらず、上がったことなどを伝えました。個人病院でもらった血液検査の結果を見せると、その医師は「風邪だと思います。2~3日すれば下がってくると思いますよ。」と一言。筆者としては「こんなにぐったりした状態で、咳も鼻水も出ていないのにただの風邪なのか?」と思い、その疑問を医師にぶつけました。しかし医師から「生後すぐでも風邪をひくことはあります。」とぴしゃりと言われ、熱い身体の息子を抱え帰路につきました。とても長い一日に感じた出来事土曜日に隣駅の個人病院、夜間救急とふたつの病院にかかったということと、受診したくてもかかりつけの小児科が日曜日で休診日だったことから、発熱2日目の日曜は自宅でひたすら息子の様子を見ていました。相変わらず食欲はなく、熱が下がる様子もなく…。体温計とにらめっこしながら、不安で不安で仕方がなかったです。日曜でも診察してくれる病院に連れていくべきか悩み、地域の小児救急ダイヤルに電話をしてみましたが、なかなかつながりません。何度測っても40℃と体温が表示されるため、体温計が壊れてしまったかと思うくらいでした。とても悩みましたが、翌日の月曜日に朝一番でかかりつけの小児科を受診しようと決めました。まさかの緊急入院発熱3日目の月曜、朝9:00。かかりつけ医の小児科を受診し、再度血液検査が行われました。検査結果について話す小児科医師のセリフは、今でも耳から離れません。「息子さんの症状は、薬を処方したり、この病院で治療できたりするものではありません。すぐにここから総合病院へ向かってください。紹介状を書きますので…。」というものでした。「え?ただの風邪じゃないの?」と驚く自分と「やっぱり風邪ではない病気だったんだ」と妙に納得する自分の両方がいました。ちなみに土曜日に行った血液検査で「正常」と判断されたのは、熱の出始めで数値に変化が現れる前であったことが原因のようでした。「夜間救急で風邪と言われても、血液検査を再度してもらっていれば…」と考えても仕方のないことばかり、思いをめぐらす自分がいました。診断結果総合病院に着いてからは、検査のために子どもと別室で待つよう指示があり、泣きわめく息子の声を聞きながら、ただ待つ時間はとても辛かったです。総合病院での診断結果は「おそらく尿路感染症」というものでした。「おそらく」とついていた理由は「可能性は低いと思うが、細菌が脳にまで入ってしまっている場合、髄膜炎(ずいまくえん)になっている可能性も否定できない」と言われたためです。幸い、髄膜炎にはなってなかった息子ですが、細菌をしっかりやっつけるために抗菌薬の点滴投与が行われました。点滴の針がズレないよう、包帯でグルグル巻きにされていた小さな手。救いだったのが、その包帯を止めるテープに看護師さん手書きのキャラクターシールが使われていたこと。これには、思わずほっこりしましたね。入院後の経過点滴投与は2週間ほど続いたと思います。点滴を始めて2日後には熱が下がり、ミルクをごくごく飲むようになったときは思わず嬉し涙が…。完全看護の病院だったため、夜間の付き添いは必要なく、子どもが入院してからの筆者の仕事は、ひたすら母乳を搾乳し、専用の袋に詰めて届けることと、面会時間内に授乳することだけでした。8月末に入院し、無事に退院できたときは9月の中旬に差しかかろうというときでした。募る思いは後悔と反省ばかり入院が決まったときに思ったことは、「日曜日にも病院を受診していれば…」「そもそも細菌が入ってしまったということは、自分のお世話の仕方が良くなかったのでは…」という後悔と、子どもに対して申しわけない気持ちばかりでした。そして、もっと子どもが体調不良になったときのシミュレーションをしておくべきだったと反省しました。今思えば、母親から受け継がれる免疫の話を聞いて「生後半年まで大きく体調を崩すことはない」と思い込んでしまっている自分がいた気がします。しかし、母親からの免疫は絶対ではありません。赤ちゃんが生まれる前から、もしものときのために土日でも診察をしてくれる病院や、救急病院を調べておいたほうが良いと強く感じました。※この記事は、あくまで筆者(ままのて編集部F)の体験談です。症状・治療法などは個々のケースによって異なりますので、ご了承くださいませ。
2025年03月05日前回の記事・「また怒っちゃった…」をなくしたい!『イライラとの付き合い方』でお伝えした「怒りの感情との付き合い方」が少し見えてきたところで、連載2回目は子どもの行動についても理解を深めるためのコツをご紹介していきます。連載1回目の記事を見逃した方はコチラをチェック!子どもが言うことを聞かない時、その理由を分析してみる怒りたくなる場面ナンバー1が、子どもが言うことを聞かないときですよね。ぐずぐずしたり癇癪を起こしたり。けれど、こういった行動も、心理学の応用行動分析におけるABC分析を使うと対応が見えてきて、怒らなくても済むことがあります。詳しい分析方法は省略しますが、もしかしたら子どもは以下のような理由で「不機嫌」になり、親の言うことを聞けなかったりグズグズしているだけかもしれません。●眠い、暑い、空腹、疲れたなどの生理現象が影響している。●うまく言いたいことが伝わらない⇒言葉の発達が気持ちの表現に追いつかないだけ。言葉を添えてあげるといい。●急かされてたり怒られてる⇒親側の声がけの問題●楽しくない、つまらない⇒環境の問題●報酬不足、ほめてもらえてない⇒肯定的な注目が足りない(後半説明します)●とにかく甘えたいだけ⇒ぎゅっと抱きしめると解決することも。私の子どもたちも、まだ小さい頃は、保育園や幼稚園から帰宅してきた直後から夕飯までの間、毎日のようにグズグズして癇癪を起こしたり、まとわりついてくる時期がありました。おなかがすいているからかな?と思いましたが、おやつを少しあげても落ち着きません。1人目の時は、疲れているからだな、言葉が遅いからな…と思って対応しましたが、2人目は言葉も早かったしできることが多かったのに帰宅後の癇癪がすごかったので、正直イライラしてばかりいました。ある日「今日も園で頑張って過ごしてくれてありがとう、さみしかったね!」とぎゅっと抱きしめたところ、えーんと泣きながら機嫌が戻った姿を見て「そっか、甘えたかったよね」って気づかされたことがあります。3人目も、同じように園から帰宅後ぐずぐずする時期がありましたが、その泣き顔すら可愛いと感じながらゆとりを持って対応できるようになりました。ペアレントトレーニングに学ぶ「効果的なかかわり方の土台作り」WHOでも特に発達特性のある子を育てていくにあたり推奨されているペアレントトレーニング(ペアトレ)の考え方をご紹介します。私の本や講座でも紹介していますが、ペアトレでは、効果的な叱り方を実践する前に、まず身につけるのが「ほめ方」なんです。子どもの行動を3つに分類する最初は、子どもの「行動」を観察する習慣をつけましょう。そして、できるだけ素早く、目の前の子どもの行動を大きく3つに分類することを習慣にしましょう。この分類を意識することで「すぐに叱らなければ」という焦りが減り、冷静に状況を見られるようになります。また、ほめなければ!という焦りも減り、「ほめる」のではなく増やしたい行動を声に出すだけでいいんだ!という心のゆとりに繋がります。増やしたい行動これは、あなたが好きな行動、あるいは困っていないので続けさせたい行動のこと。●他の子に優しくする(「大丈夫?」と声をかけるなど)●自分から「ありがとう」と言う●宿題に取り組む時間を守る●友だちと順番を守って遊ぶ●自分で靴を履く●「いただきます」を言って食べる●おもちゃの片付けをする減らしたい行動これは困った行動の中で、続けさせたくない行動です。しかし、命に関わるわけでもないので急いでその場で対応しないとならない行動ではありません。あとでじっくり作戦を練って減らしていける行動です。(応用行動分析学的には、子どもの行動は対応の工夫次第で必ず変えられます!)●食事中に行儀が悪い(肘をついて食べるなど)●いつまでも宿題をしない(宿題の時間なのにテレビを見ているなど)●食事中に立ち歩く●遊びに夢中になりすぎてお風呂に入らない●大きな声を出す●寝るのが遅いやめさせたい行動困った行動の中でも、許しがたい・絶対にさせたくない行動です。すぐさま注意してやめさせるべき行動です。「怒って」止めても仕方ない行動です。●自分自身を傷つける(イライラすると自分の手を噛んだり、頭をたたいたりする)●他人を傷つける(言い争いが高じて、他の子を殴ったり蹴ったりする)●公共のものを壊す(学校の机や椅子を蹴飛ばす、電車のレールに石を置くなど)●人を叩く●道路に飛び出す●物を投げる子どもの行動が気になったらすぐにこの3つに分類して捉える習慣をつけていきましょう。特に「やめさせたい行動」は、子どもや周りの人の安全に関わるため、即座に制止する必要がありますが、一方、「減らしたい行動」は、すぐに叱る必要はなく、より良い行動に導くための工夫をあとですればいいので、焦らないで大丈夫です。こうすることで、「叱る」「怒る」という場面自体を減らせていけます。効果的な声かけで、良い行動を育てる3分類ができるようになったら、次は「ほめる」です。でも、「ほめなきゃ!」と思わなくて良いのです。特に「増やしたい行動」に注目して、具体的な言葉で伝えることを「ナレーション(実況中継)」するだけで十分。以下の例を参考にやってみてください。思った以上に子どもが反応してくれて効果を感じられるはずです。よくある声かけイマイチ例と、より効果的なOK例を記載してみるので、見比べてください。イマイチ例(抽象的ほめ言葉)●「お利口さんだね」⇒具体的にどんな行動が望ましいか伝わらない。●「上手にできたね」⇒「○○が上手だね」ならまだセーフです。●「えらいね」 ⇒言葉は具体的に何が良かったのか伝わりにくいんです。OK例(具体的な行動の描写)●「友だちが困っているのを見つけて、声をかけたね」●「ブロックを箱に入れたね」●「スプーンを使って最後まで食べられたね」●「歯ブラシを後ろの歯まで動かしたね」●「お友だちと順番を守って滑り台で遊んだね」ナレーションのコツ【 タイミング】●行動を見たらすぐに声をかける●後回しにしない(「さっきあれは良かったね」は効果が薄い)【声のトーン】●淡々と伝える●大げさにほめすぎない【頻度】●小さな成功も変化も見逃さないで声に出す。●でも、しつこくなりすぎない、親が疲れない程度に。このような声がけが習慣になると、お子さんの中に、「ママは私のことをちゃんと見ていてくれる」「やってみようかな」「もっと頑張ろうかな」という気持ちが育っていきます。注意が必要なときの効果的なアプローチ日頃から肯定的に注目してあげる、すなわちたくさんほめてあげられる状況が作れて良い関係がつくれたら、次は気になる行動への対応(叱る・注意する)のペアトレのテクニックを身に着けることができます。例えば、「無視・待つ・ほめる:3ステップアプローチ」や「CCQ(Calm, Close, Quiet)テクニック」です。しかし、これらのテクニックは、日常的に「子どもを肯定的に注目」して良い親子関係という土台がないと、残念ながら効果が期待できません。まずは「増やしたい行動」をナレーションしてみることから始めてみてください。出典:canva完璧を目指せないから子育ては楽しめる!色んなテクニックをご紹介しましたが、いきなり完璧にできるものではありません。少しずつ、できることから始めていきましょう。そもそも子育ては完璧にこなせるものではなく、時には感情的になってしまうもの。でも、それは誰にでもあること。大切なのは、そんな自分を責めすぎないことです。「ごめんね、ママ怒りすぎちゃった」そう素直に謝ることで、子どもに「人は誰でも間違えることがある」「謝ることは恥ずかしくない」ということも伝えられます。子どもが成長するためには、良い親子関係があってこそ。今日よりも明日、少しずつでも良い関係を築いていければ充分なのです。忙しいママやパパは少しでも、今日お話ししたような子育てのテクニックを参考にしながら、子どもとともに成長していくつもりで日々を楽しんでくださいね。構成・文/西村佑美(小児科専門医、子どものこころ専門医)
2025年02月08日「今日こそ怒らないように気をつけよう」 そう思って一日を始めても、気がつけば大きな声を出してしまっていた。 そんな経験、ありませんか? 特に子育てや家事、仕事そして自分のことも大切にしたい!と考えながら毎日マルチタスクをこなすママは、「しつけ」も精一杯工夫したいところ。けれど、きょうだいがいる場合、年齢に応じた対応の違いや叱り方に戸惑うことは当たり前です。そんなママたちの悩みを同じように経験してきた私が体験談を交えつつ、専門医の知見と子育て研究家としての様々な角度から、イライラとの付き合い方、そして効果的な叱り方について、2回に分けてご紹介します。「怒ってばかり」のモヤモヤ、あなただけじゃありません「朝から怒ってばかり…」 「こんな叱り方でいいのかな…」 「また感情的になってしまった…」 子育て中のママなら、誰もが経験するこんな思い。特に2歳以降の幼児期は、子どもの行動範囲が広がり、好奇心旺盛な反面、危険な行動も増える時期です。しかも口ごたえまでするようになってきた大きいお子さんがいる場合は、宿題や習い事など、新たな課題も加わってきます。例えば、こんな場面、心当たりはありませんか?朝の支度中、まだパジャマを着たままの上の子に「早く着替えて!」と何度も声をかけているのに、一向に動き出す気配がない。その横で下の子が食パンを床に落とし始めた。思わず「もう!何度言ったらわかるの!」と声が大きくなってしまう。あるいは、つい言うことを聞かない子どもに対し、「そんな子はもう我が家には必要ない」とか「鬼が来るよ!」「サンタさん来なくなるよ!」など脅すような言い方をしてしまう。ママ自身の焦りや疲れ、寝不足なども重なって、気がつけば感情が抑えきれないで声を荒げてしまう…。などなど。出典:canva「怒る」と「叱る」の違いを理解するところから始めよう実は、多くのママが怒り方や叱り方に悩む背景には、「怒る」と「叱る」の違いが曖昧になっていることが関係しています。しつけなくては!という焦りから、この2つを混同していませんか?「怒る」は感情の動き。誰にでも自然に湧き起こる感情ですが、「怒る」とはそれを相手にぶつけることと捉えてください。実は自分のネガティブをさらに増幅させ、心に沸き上がった不快感、ストレスを発散させるためのものなのです。一方、「叱る」は、相手のことを思い、その成長を願って行う教育的あるいは指導的な行為。子どもに「こうすると危ないよ」「こうするとみんなが困る」「ママはこうしてほしい」などといった形で伝え、より良い行動を促すための声かけです。「しつけ」は「上手に叱る」ことが求められますね。この2つの違いを自分なりに解釈して捉えられるようになると、「もう!何度言ったらわかるの!」という叫び声は、実は子どものためではなく、自分のイライラを発散させているだけかもしれないと、気づくことができます。客観的に自分を観察できるようになると、自然と冷静な声がけが増えていきますよ。イライラと上手に付き合うために感情的になりそうなとき、すなわち怒りそうになった時、私たちはどうすれば良いのでしょうか?まずは、怒りの感情自体は自然なものだと受け入れることから始めましょう。「怒りたくなる自分」や「怒っている自分」を否定しなくて大丈夫です。大切なのは、その感情とどう付き合い、どう表現するか。ひとつのヒントに「アンガーマネジメント」という考え方があるのでご紹介します。6秒ルールを味方につける怒りが込み上げてきたとき、まず6秒待ってみましょう。たった6秒でいいんです。この時間があれば、感情的な状態から、理性的に考えられる状態に切り替わってきます。ゆっくりカウントするでもよし、何か呪文とか一発ギャグを唱えてみるのもよし。マイルールを決めておくといいですよ。例えば、こんな場面を想定してみてください。場面①スーパーでお菓子を買って!と駄々をこねられたとき 「あ、ここで「だめだよ!」と言ったら泣き叫ぶパターンだわ…」と予測できるのにイライラしてきたら 、息を大きく吸って6秒分の呪文を唱える →→落ち着いて「お買い物リストにないものは買わないルールだったね」と冷静に伝える。伝えても上手くいかずに泣き叫びだすと、どんな説得もなかなか通用しないのが子ども。それでも、怒らずに対応できたママ自身をほめてあげて。そこからさらに「ルールを守ることを教えるのも親の役目」と割り切り対応しましょう。ちょっと大変ですがその場をいったん離れて冷静にさせてから戻るか、知らぬ顔で買い物を済ませてさっと連れて帰りましょう。この時「泣いちゃったけど、おかし我慢できたね、ルールを守れたねさすがだね!」と褒めてあげてくださいネ!場面②きょうだい喧嘩が始まったとき 「また始まった!」とイラッとしたら、「いいかげんにしなさい!」と怒鳴りそうになる前に、その場を離れて6秒カウントするする。→→きょうだい喧嘩の際は、親はレフリーのように冷静に介入するほうが上手くいくとされているので、冷静に状況を観察しイエローカードを出しつつ喧嘩が進むのを審判になったつもりで見てあげてください。案外、子どもたちのやり取りを通じて面白い発見がありますよ。ちなみに私は、イライラして怒りたくなる状況では、早口で実況中継して6秒過ぎるのを待ちます。「おお、○○くんの肘が当たってコップが倒れて牛乳が机の上から下にぽたぽたと落ちていますね、大変だ、誰かが早く拭かないとあとで臭いが大変なことになってしまいます!」みたいに。「怒る」という行為を見つめ直す「怒る」という行為について、さらに1つ大切なことがあるので、お伝えしておきます。実は、これまで「しつけのため」として容認されがちだった「怒る」行為の一部、特に体罰を伴うものが、法律で禁止されているのをご存知でしょうか?2020年4月1日から、日本では改正された児童福祉法および児童虐待防止法が施行され、親による体罰が法律で禁止されています。具体的には、以下のような行為は、昔なら「子を怒る」一連の流れだったかもしれませんが、現在では体罰の例として挙げられていて禁止されています。●言うことを聞かないので頬をたたく●反省のために長時間正座させる●友達を殴ったので、同じように子どもを殴る●宿題をしないので夕飯を抜く●ふざけるので頭をげんこつで叩く●しつけとしてお尻を叩く●大声で家族に暴言を吐く●子どもの前で配偶者を殴る「私が子どもの頃は、こうやって育てられた」という経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。でも、研究によって、体罰や暴言には以下のような影響があることが明らかになっています。●恐怖や不安を与え、親子関係が悪化する●攻撃的な行動を学習し、他者への暴力が増える●自尊心が低下し、自己肯定感が育たない●問題解決能力が身につかず、感情コントロールが難しくなる特に深刻なのは、この影響が世代を超えて連鎖していく可能性があることです。なぜなら、私たち親は自分が受けた子育てしか知らないので、「自分もそうやって育てられたから効果がある、しつけは厳しくすべきだ!」という考えを持ってしまいがち。ここでストップさせることが大切なんです。覚えておいてくださいね!イライラとの付き合い方、効果的な叱り方についてご紹介してきました。少しずつ意識して取り組んでみてください。次回の記事でも叱り方について触れながら「子どもの行動についての理解を深めていく」です。ぜひ読んでみてください。構成・文/西村佑美(小児科専門医、子どものこころ専門医)
2025年02月07日育児書や母子手帳に書かれた「子どもの成長の目安」にプレッシャーを感じることはありませんか?我が子の成長が目安に沿わず、「もしかして発達障がいかも…」と不安に駆られ検索魔になったという話をよく耳にします。かくいう筆者も、そういった経験をしたひとり。 筆者がもしあの頃、西村佑美さんの著書「発達特性に悩んだらはじめに読む本」に出会えていたら、もっと早く前を向き「目の前にいる我が子のためにできることをしよう」と切り替えられたと思います。・「もしかして…」不安のど真ん中にいるママへ今回ご紹介する書籍「発達特性に悩んだらはじめに読む本」は、「うちの子ってもしかして発達障がい?」と不安のど真ん中にいたり、「登園しぶり」「かんしゃく」そして「言葉の遅れ」などに悩むママやパパに読んでほしい1冊。著者は発達専門の小児科医で現在「ママ友ドクター」として活躍中、3人の子どものママである西村佑美さんです。本書では、これまで1万組を超える親子を診た臨床経験から、1歳から入学準備をするまでの年齢の子どもを対象にした医学・心理学そして発達特性に基づいた「子育て法」を提案しています。今回はそんな本書の魅力と、誰もがすぐトライできる「子どもが伸びるための土台作り」についてご紹介していきます。■西村佑美さんプロフィール発達専門小児科医/一般社団法人「日本小児発達子育て支援協会」代表理事宮城県出身、3児の母。最重度自閉症のきょうだい児として育ったことから医師を志す。長男に発達特性があることが分かったことをきっかけに、大学病院の発達専門外来を担当していたころから、発達に特性のある親たちを「ママ友のように支えたい」と「ママ友ドクター」の活動を開始。SNSでの情報発信や「子ども発達相談アカデミー VARY(バリィ)」主宰。Instagram: @mamatomo_doctor HP: 西村佑美公式サイト ■寄り添う医師から「ママ友ドクター」へ西村さんが医師を目指した理由には、姉が最重度自閉症だったことが大きく関係しています。大好きな姉を取り巻く環境に憤りや怒りを感じることが何度となくあり、特に思春期の西村さんの心を揺さぶったのは、姉の投薬についての母と医師や支援者の意見の対立。そういったことがきっかけで「障がいのある子どもたちと家族に寄り添う医者になりたい」という夢が生まれたのでした。・医師として、そして「当事者の母」としてその後小児科医になって2年目に長男を出産した西村さんは、その夢をより強く意識するようになります。なぜなら長男に発達特性があることが発覚し、当事者の母親となったから。我が子の特性を受け入れるまでの苦しい気持ち、ほかの子と比べて落ち込んでしまう気持ち、子どもができなかったことができるようになった時の喜び、自分の捉え方が変わり子育てが輝き出した瞬間…。さまざまな体験を経て、西村さんは医師という枠にとらわれない、「ママ友ドクター」の道を歩み出したのです。・「医師の暗黙のルール」を越えてこうして西村さんは「ママ友ドクター」プロジェクトでの情報発信をはじめ「子ども発達相談アカデミー VARY」で相談会を行ったり、'24年には特性に対する新たな価値観と支援の場を生み出すための一般社団法人「日本小児発達子育て支援協会」を設立。子育てに悩むママたちのため日々精力的に活動しています。■「アイコンタクト+笑顔」の習慣って?そんな経歴を持つ西村さんが本書で、子どもの発達特性に悩むママやパパにまず取り組んでほしいと言っているのが、ESDMなどの最新の発達支援の手引に基づく「アイコンタクト+笑顔(肯定的注目)」と呼ばれる基礎づくり。この習慣によって親子の信頼関係が強化され、日常の声かけが子どもに届くようになると言います。「アイコンタクト+笑顔(肯定的注目)」 1. 子どもの行動にポジティブな注目を向ける 2. 目が合ったらニコっと笑う 3. 肯定的な言葉かけ(ナレーションする・ほめる)を行う子どもの朝の登園準備が進まない時、あなたはどんな声かけをしていますか? 朝は時間の制約があるので焦って否定的な声かけをしてしまいがちですが、「アイコンタクト+笑顔」をするとどうなるでしょうか? 違いを見ていきましょう。子どもはママやパパが自分に笑顔を向けてくれるだけで、「愛されているんだ」と喜びを感じるそうです。「目を合わせると嬉しいこと(笑顔)がある」と学んだ子どもは、目を合わせるのが苦手でもだんだんできるようになると言います。・目を合わせるのが苦手な子はどうすれば?さらに肯定的な声かけをプラスすることによって、「がんばるとほめてくれる」と知り、自信もついて自己肯定感もアップ。ママやパパの子育てもラクになるので、親子ともにハッピーになれるメソッドなのです!また、目を合わせるのが苦手なお子さんのための「アイコンタクトのコツ」も次のように紹介されているので、我が子に合ったやり方でチャレンジしてみましょう。「アイコンタクト+笑顔」にはほかにも、「おしゃべりの力」や「人の気持ちを理解する力」、「視線を追う力」、「模倣する力」そして「安心する力」、「指示を理解する力」など、子どもが「できること」を増やす計り知れない効果も! まさに良いこと尽くしの習慣なのです。■本を開けば「ママ友の言葉」がある本書にはその他にも、コミュニケーションの発達段階に応じた「言葉とやり取りの伸ばし方」や「かんしゃく」「多動」といった困りごとの解消法、さらに入学準備の対策や、ポジティブな子育てに必要な医学&療育の知識がぎっしり。しかもいずれも「親子の信頼関係」がベースになっているので悩みの数だけ親子の結びつきを強くしてくれるはず。・困ったときに開く「辞書」のような本医師や療育の先生の言葉は、時にママの心に強く突き刺さってしまう…そんな経験が筆者にもあります。しかしここには西村さん自身の失敗談が赤裸々に書かれていたり「当事者の母」と「きょうだい児」(障がい者の兄弟姉妹のこと)という立場で懸命にもがいてきたからこその真摯な言葉が、親密でやさしく心に届きます。我が子の発達特性に気づいた時に最初に手に取る本としてはもちろん、成長に応じた困りごとが出てきたとき辞書を開くように読んでもいい。子どもの接し方に悩んでいるすべてのママとパパにとって、いつもそばに置いておきたい本なのです。\ ご紹介した書籍 / 『発達特性に悩んだらはじめに読む本』西村佑美 著(Gakken)1,600円(税抜) 小児発達と子育てが専門の小児科医にして3児のママである西村佑美さんが、子どもの発達に悩むママやパパに向けて執筆した本。発語が遅い、かんしゃくがある、登園しぶりなど、日常生活の困りごとを解決し、親子の信頼関係を築くメソッドを自身の失敗談も交えて紹介している。
2025年01月30日学習塾向け問題集制作のパイオニアである教育開発出版株式会社(所在地:東京都杉並区、代表取締役:糸井 幸男、以下「当社」)は2025年1月27日(月)~1月31日(金)に2025年新春オンライン教材展示会を3D会場にて開催いたします。期間内の1月30日(木)、1月31日(金)の2日間はオンライン展示会会場にて情報セミナーを受講いただけます。オンラインセミナー案内■イベント概要オンライン展示会では、リアルの展示会のように会場に足を運ぶことなく教育情報や、教材情報の収集、教材誌面の閲覧が可能です。公式サイトからオンライン教材展示会の来場登録が可能です。名称 : 教育開発出版株式会社2025年新春オンライン教材展示会開催日 : 2025年1月27日(月)~1月31日(金)公式サイト: ■セミナー情報2025年1月30日(木)10:00~12:00中学新教科書情報、準拠教材「Keyワーク 英語・国語・社会」改訂情報セミナー2025年1月30日(木)14:00~15:30「脳から見た学習」東京大学薬学部教授 池谷 裕二先生2025年1月31日(金)10:00~12:30中学新教科書情報、準拠教材「Keyワーク 数学・理科」改訂情報、デジタル教材情報セミナー2025年1月31日(金)14:00~15:30「子どもの得意不得意には訳がある 特性にあった学び方の提案」『医師のつくった「頭のよさ」テスト』著者 本田 真美先生■登壇者池谷 裕二池谷 裕二先生 東京大学薬学部教授日本が世界に誇る脳研究者の一人。1970年生まれ。1998年に東京大学にて薬学博士号を取得。2002~2005年にコロンビア大学(米ニューヨーク)に留学をはさみ、2014年より現職(東京大学薬学部教授)。専門分野は大脳生理学。とくに海馬の研究を通じて、脳の健康について探究している。また、2018年よりERATO脳AI融合プロジェクトの代表を務め、AIチップの脳移植によって新たな知能の開拓を目指している。文部科学大臣表彰 若手科学者賞(2008年)、日本学術振興会賞(2013年)、日本学士院学術奨励賞(2013年)などを受賞。著書に『海馬』『記憶力を強くする』『脳には妙なクセがある』などがある。『夢を叶えるために脳はある』は2024年小林秀雄賞授賞。また『進化しすぎた脳』『単純な脳、複雑な「私」』は科学出版賞にノミネート。Amazon、bk1で総合ランキング1位を獲得。脳の最先端の知見を老若男女、世界に向けて分かりやすく伝えている。「情報7daysニュースキャスター」(TBSテレビ)にコメンテーターとして出演中。本田 真美本田 真美先生医学博士、小児科専門医、小児神経専門医。本田式認知特性研究所 代表。「あのねコドモくりにっく」院長。公益社団法人日本小児科医会 理事、日本小児診療多職種学会 理事長。『子どもの「ほんとうの才能」を最大限に伸ばす方法』(河出書房新社)、『「頭がよい子」になるヒント』(自由国民社)、『医師のつくった「頭のよさ」テスト』(光文社新書)など著書多数。■こんな方におすすめ・最新の教育事情、脳科学に基づいた教育について知りたい方・児童・生徒の学習方法でお悩みの方■今後の展望当社は「NEXT50…創立50年を経てその先の歴史を創る!」をテーマに掲げ、これまで以上に創造的(クリエイティブ)で挑戦的(チャレンジング)な業務を強い決意と行動力を持って挑戦してまいります。スピード感を持って“本気”で教育現場のイノベーションや市場の活性化を目的とした各種イベントの開催に挑戦いたします。当社は教育者の良きパートナーとして「誠実」を大切にし、子どもたちの持っている無限の可能性を引き出し、伸ばす先生方のお手伝いをしてまいります。これからは想像しえない人口減の時代を迎えることとなりますが、当社は圧倒的な創造力と行動力で教育界を盛り立ててまいります。■会社概要商号 : 教育開発出版株式会社所在地 : 〒168-0073 東京都杉並区下高井戸1-39-12代表者 : 代表取締役 糸井 幸男設立 : 1969年8月資本金 : 1,200万円事業内容: 全国学習塾並びに公・私立小・中学校・高校向け教育サービス(出版/ICT関連)の提案~販売URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年01月23日埼玉県蕨市錦町6丁目に「LeMonこどもクリニック」が2025年2月1日に開院いたします。LeMonこどもクリニックは小児科専門医である若き院長 平手医師が中心となり、一般小児科、アレルギー科、小児皮ふ科に加え、様々な専門外来を有し、多様な患者さまに対応してまいります。当クリニックはKodaira Hospitals(医療法人慈公会公平病院)に属しており、WeLISTEN. WeEMPOWER.をコンセプトに地域の皆さまのWellBingをめざしております。子供たちがすこやかに成長し、地域の皆さまの笑顔あふれる毎日を見守るため、心を込めて取り組んでまいります。また、クリニックの外にはベンチを設置し、こどもたちが気軽に来れる場所を目指します。外装院内イメージ【院長ご挨拶】このたび、蕨市で新たに小児科クリニックを開院することになりました。私はこれまで総合病院や地域のクリニックで小児科医として経験を積み、2024年は戸田市のLeMonおとなとこどものクリニックで小児科診療を担当しておりました。私自身も二児の父であり、日々悩みながら子育てに奮闘しております。発熱や咳など急な症状はもちろん、皮膚のトラブル、便秘、アレルギー、育児の悩みなど些細なことでもお気軽にご相談ください。お子さんの幅広い悩みや疾患への対応と小児科クリニックとして感染症への意識を高く持ち、待合いスペースなどの工夫をする一方で、人と人のつながりはしっかりと感じられるクリニックを目指しています。ひとりひとりへの丁寧な対応を心掛け、地域のみなさまから信頼されるクリニックになれるように邁進してまいります。院長 平手 佑典院長画像【クリニックの特長】(1) 小児科専門医が診療お子さんの体調が完全に戻るまで責任を持って見届けます。(2) 駐車場10台を有し、駐輪場も完備駐車場がいっぱいの場合も近隣に駐車できるスペースを確保しています。(3) お子さんのスペース(授乳室、おむつ交換台、絵本)を完備どんな月齢、年齢のお子さんにも安心して過ごしていただけるよう授乳室、おむつ交換台、絵本をご用意しています。(4) 待合室だけでなく診察室にもベビーカーで楽々入室院内はバリアフリーとなっており、ベビーカーでも安心してお入りいただけます。(5) 当院の患者さまには夜間オンライン診療に対応具合の悪いお子さんを連れ出すことなく安心して小児科医とつながることが出来ます。(6) 様々な専門外来の設置お子さんの幅広い健康問題に対応し、便秘、夜尿症、こどもの体重、頭のかたち、の専門外来があります。(7) いつでもワクチン接種や健康診断が出来る忙しい家族のスケジュールに合わせていつでもご予約いただけます。ワクチン接種と健診を同時に受けていただくことも可能です。(8) 土曜日も終日診療を実施(日曜診療を準備中)急な発熱や体調変化があっても安心してご相談いただけます。ワクチン接種や健診も行っています。(9) 心理士に相談可能(準備中)子どもの心理発達について心理士が、お子さんだけでなくご家族の不安な気持ちや接し方についても相談にのります。看護スタッフも子育て経験のあるベテラン看護師をはじめ、助産師資格を有した看護師も配置し生後初めてのワクチンデビュー等、赤ちゃんだけでなく保護者の方にも安心して受診いただけます。最寄り駅はJR埼京線北戸田駅徒歩10分。駅前よりバスも出ています。クリニック前の通りは国道17号に繋がっており、お車でのアクセスも大変便利なところにあります。近隣の方はもちろん、遠方の方にもご利用いただきやすい環境になっています。【1月25日(土)、26日(日)10:00~16:00 内覧会を実施】来場していただいた方にプレゼントや小さいお子さんのドクター・ナース体験などを予定しており、多くの方のご来院をお待ちしています。【クリニック概要】クリニック名: LeMonこどもクリニック所在地 : 埼玉県蕨市錦町6丁目4-26 レジデンス北戸田1F電話番号 : 048-242-3805診療時間 : 9:00~17:00(木曜:18:00まで)定休日 : 金曜、日・祝*定休日、診療時間については変更の可能性があります。URL : ※HPは1月22日(水)公開予定■診療科一般小児科、アレルギー科、小児皮ふ科診療時間・アクセスマップ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年01月21日お笑いコンビ・はんにゃ.の川島ofレジェンド(川島章良)の妻・川島菜月さんが17日に自身のアメブロを更新。発熱した息子・吉平くんの診断結果を報告した。この日、菜月さんは「今朝…5時起きだったのには!とある…理由が」と切り出し「俺様まさかの発熱…」と吉平くんが発熱したことを報告。「調子悪いときはなぜかすごい早起きをしてテンション高めからガンッ!と落ちる」と述べ、朝の5時半に吉平くんの体温を測ると「37.7度」だったといい「今日はコラボ商品の打ち合わせだったけど日程調整をお願いするメールを作成し幼稚園に欠席報告して私のスケジュールが小児科のみとなった」とつづった。続けて「幼稚園休むっていったら軽快に走りだし!!その後、病院に行く前は37.3度!」と写真とともに吉平くんの様子を説明し「結局…風邪」と診断結果を報告。小児科から帰宅するときには「お散歩しよー」と言っていたといい、約2kmを歩いて帰宅したと説明した。また「今もう熱ない」と吉平くんの熱が下がったことを報告しつつ「打ち合わせ行きたかったあああああ…来週の予定も変わっちゃったし、はぁ~」と落胆した様子でコメント。吉平くんに「全然大丈夫じゃん」というと「よかったねー!でしょ」と返答があったといい「そうだ…よかったんだこれで インフルとかじゃなくすぐに治ってよかったんだ」と述べ「ショックのあまり自分を見失ってたわ」とつづった。最後に「子供の体調不良でスケジュール変わるのお母さんだけなの本当辛いよね…」とコメントし、息子との2ショットとともにブログを締めくくった。
2025年01月18日「あたりまえのことをしているだけのつもりなのに、まわりから過保護だと言われた」「公園で遊ぶ子どもたちのケンカに、つい割って入ってしまう」宿題もつい手伝ってしまったり、子どものことを考えて友だち関係に口を出してしまったり。愛情表現のつもりだったのに、これって過保護な子育てなのだろうか?できるだけ過保護になりたくないけれど、まだまだ危なっかしくて手放せない。子どもの自主性を重視したいのに、どこまで見守ればいいのかわからない――。そこで本記事では、幼児期に見られがちな過保護のリスクや具体例、改善方法についてご紹介します。子どもをのびのび育てたい保護者の方は、ぜひ参考にしてみてください。「過保護」とは?その背景にあるもの近年、「ヘリコプターペアレント」という言葉を耳にする方も多いでしょう。「ヘリコプターペアレント」とは、子どもの周囲を常に旋回し、あらゆるサポートを過度に行なう親のこと。過保護もまた、子どもが自分の力で立ち向かう機会を奪ってしまう危険がある点で、同様の問題をはらんでいます。もちろん、子どもを守りたい・嫌な思いをさせたくないという気持ちは、親として自然な感情です。しかし、それが行き過ぎると子どもの自己肯定感やチャレンジ精神を損なうリスクが高まります。「愛情があるからこそ、頑張りすぎてしまう」というケースこそ、過保護になりやすい背景と言えるでしょう。*2過保護がもたらす幼児期のリスクリスク1:「自分の気持ちを伝えられない子」になる・気に入らないことがあると泣き叫ぶ・友だちに嫌なことをされても「やめて」と言えないこうした姿が見られる場合、親が先回りして子どもの行動や感情を代弁しすぎているかもしれません。小児科専門医の小枝達也氏は、「親が先回りばかりすると、子どもが『自己表現の方法』を知らないままになってしまう」と指摘しています。どんなに小さな場面でも、自分の気持ちを伝える経験を積まなければ、子どもは「言葉で伝える方法」を学べず、癇癪(かんしゃく)や無言の我慢でしか表現できない子になりかねないのです。*5リスク2:失敗経験がないため、自己肯定感が下がる「わが子を傷つけたくない」「苦労をさせるのはかわいそう」――こう考えるのは、ごく自然なことです。しっかり者の親御さんほど、子どもに起こりうる失敗やトラブルを先回りして排除しがち。しかし、わずかな失敗体験がないまま育った子は、いざ壁にぶつかったとき対応できず、自己肯定感が下がる場合もあるのです。公認心理師の佐藤めぐみ氏は「干渉し過ぎる親のもとで育った子は、のちのち社会に出てからもさまざまな問題を抱える傾向があります」と語ります。失敗や小さな困難こそが、子どもにとって大切な学びの機会である点を意識しておきたいですね。*2幼児期に気をつけたい「過保護」例と改善方法次に挙げるのは、幼児期にありがちな過保護の一例です。「これやっているかも……」と思ったら、ぜひ改善方法を参考にしてみてください。【過保護チェックリスト】子どもの身支度を毎回親が完璧に整えてしまう子ども同士のちょっとした衝突にも、すぐに口出しをする子どもが嫌がることを先回りして「代わりに」引き受けることが多いもし当てはまるなら、「過保護」になりやすい傾向があるかもしれません。以下で具体的な事例を見ながら、対処法をチェックしてみましょう。【例1】子どもの友だちを親が選んでしまう過保護例「もうあの子と遊ばないほうがいいよ」「この子は優しいから、この子と遊んだら?」改善方法友だちを選ぶのは子ども自身。親は一歩下がって見守る解説トラブルを避けたい気持ちはわかりますが、衝突もまた子どもの大切な学び。明治大学文学部教授の諸富祥彦氏は、「友だちを選ぶという行為は、絶対に子ども自身にさせるべき」と警鐘を鳴らします。多少のいざこざを経験することで、「自分で相手を見極める力」「相手の気持ちを考えながら行動する力」を育むのです。親はおおらかに構えながら、危険度の高いトラブルにだけ目を光らせる程度でOK。少しのケンカに心配しすぎず、子どもが自分で解決法を見つけられるよう見守ってみましょう。*1【例2】子どもの意見を聞かずに衣服や持ち物を決めてしまう過保護例「〇〇ちゃんは青が好きだから、このスカートにしようね!」改善方法「どうしたい?」と子どもに聞く。選択肢を2~3つ用意してサポートしても◎解説子どもが自分の好みや感性を言葉にするには、普段から「選ぶ」経験を積むことが大切です。佐藤氏は、「まずは子どもにどうしたいかを聞いてほしい」と述べています。たとえば、2~3着の服を出して「どれがいい?」と聞いたり、朝ごはんを選ばせたりするだけでも、子どもは「自分の考えをもって決める」トレーニングを積めます。こうした小さな習慣の積み重ねが、先々の自発性や決断力につながっていくのです。*2【例3】子どもの要求に100%応えすぎる過保護例忙しくても「ママ、だっこ~」と言われたら、そのつど手を止めて抱き上げる改善方法いまは手が離せない状況を伝え、代わりにできることを頼む解説小児科専門医の成田奈緒子氏は、「親は、いつでも100%子どもと向き合わなくていい」と強調します。たとえば料理中なら、「ごめんね、いまは手が離せないから、テーブルを拭いてくれる?」と提案すると、子どもは「お手伝い」という形で関わりをもてます。すると「やってみたら自分にもできた!」という達成感を味わい、「ありがとう」と感謝されることで自己肯定感も高まるのです。いつでも子どもの要求を優先させるのが愛情とは限りません。ほどよい距離感を保ち、子どもの「自分でできること」を増やす工夫を心がけましょう。*3「過保護」を防ぐために――安心して見守るための心のもち方子どもに失敗させたくないという強い思いから先回りしてしまうのは、決して珍しいことではありません。特に責任感が強い保護者の方は、「これで本当に大丈夫なのか」「子どもの将来はどうなるのか」と常に不安を抱えがちで、気づかないうちに過保護へ傾いてしまうことがあります。そんなときは、いったん自分の不安や悩みを整理する時間をつくり、「実際にどれくらい深刻な問題なのか」「子どもにはどのくらいの力があるのか」を客観的に見つめ直してみてください。たとえば、頭のなかを整理するために思いを書き留めたり、パートナーや信頼できる人に率直に話をしてみるだけでも、気持ちが軽くなる場合があります。こうして、「子どもの小さな失敗は成長につながる大切な学び」「乗り越えられる力は子ども自身が持っている」と思えるようになると、自然と先回りを控えて見守れる余裕が生まれます。親が安心して構える姿勢こそが、子どもにとっても大きな心の支えになるはずです。幼児期から学童期への移行もスムーズに!見守りを習慣にしよう幼児期は、子どもが「自分で考える」「自己表現をする」基礎を身につける大切な時期。ここで過保護になりすぎると、学童期や思春期に入ってからも自分で判断できない、何かあれば親を頼りにしてしまう子に育ちやすくなります。逆に言えば、幼児期から見守りの姿勢を大切にすることで、学童期の「自分づくり期」にもスムーズに入っていけるということ。子どもが自分の目標をもち、主体的に学ぶ力を伸ばすためにも、幼いころから「失敗や葛藤に向き合う体験」をさせておきましょう。将来を見据えるからこそ、今の過保護をちょっと変える勇気が必要なのです。*1幼児期は「見守り」の姿勢がカギ過保護は、子どもを大事に思う親心から生まれがち。ですが、小さな失敗や不自由を経験させることも、子どもの成長には欠かせません。親はいつでもサポートできる準備をしつつ、一歩引いて見守る――そのバランスが「ちょうどいい子育て」を生みます。「もしかして、ちょっと過保護ぎみかな?」と感じたら、まずは子どもの意見を聞いたり、手や口を出すタイミングを意識的に減らしてみましょう。親がどっしり構えるほど、子どもは安心して伸び伸びと成長していきます。ぜひ日々の育児のなかで、子どもの「自分でやってみたい」という気持ちを優先し、失敗する権利も尊重することを意識してください。それが結果的に、子どもを幸せに導く近道になるはずです。文/上川万葉(参考)*1STUDY HACKERこどもまなび☆ラボ|「過干渉」育児が招く悲しい結果。“見守るだけでは物足りない”親が危険なワケ*2STUDY HACKERこどもまなび☆ラボ|「過干渉、ヘリコプターペアレント予備軍」親の意外な特徴。もしかしてあなたも?*3たまひよ|親の過干渉が子どもをダメにする…!乳幼児期から控えていかないと大変なことに。小児脳科学者が警鐘*5ベビーカレンダー|お友達に「嫌!」と言えないわが子!自己表現が苦手な子どもへの対応とは
2025年01月15日ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは。突然ですが、子どもの病院って通い分けをしていますか? よく、「小児科、耳鼻科、皮膚科等分けてて大変」というような話を聞きますが、今回はわが家の長女ムスメの場合です。低身長疑惑→疑惑解消! でも念のため経過観察しておきましょう→やっぱり低身長疑惑?ということが数年繰り返されていたので、身長のことで新たに他院を受診するのも何だかなあということもあり、頻度も少ないのでまだ通い続けています。もちろん病院なのでそのあたりはお互いさま、仕方のないことですが、薬をもらいに行くことがメインなので感染の確率が下げられるのは今の時期、大きい!と思いつつ、B病院以外は少し距離があるので時間と手間はかかります。でも…熱を出しやすかったムスメ、これは本当に助かりました。初診はなんだかんだ時間も手間もかかるので、さっと選択肢が多いのはメリットでした。これ、実際どう思われているのか…。きっと何とも思われていない気はしますが…、勝手に気まずく思っています。どの病院も赤ちゃんに近いときからよく通っていたので、長い期間お世話になっていますが、そんなムスメももうすぐ5年生。体調を崩すこともかなり減り、さらに低身長も経過観察を終えるめどがたち、今はアレルギーの薬を3カ月に1度もらいに行く程度になり、通う回数は激減しました。成長とともにお世話になる回数が減るのは嬉しいものですね。と言いつつ、予防接種や体調不良もまだまだあるとは思うので、これからも頼り続けます先生方!
2025年01月11日気管支が弱く、よく気管支炎になるわが家の次男坊。小児科では、吸入器を使った治療をすることが多いです。そのおかげ? か、吸入器はお手の物。自分で持って、勝手にやってくれます。■隣に吸入器を嫌がっている子が!この日も、いつものように吸入していたのですが…。隣に座った同じ年ぐらいの子が、吸入器を嫌がって号泣。お母さんが必死で暴れるその子を抑えていました。それを見てよみがえる記憶…。実はわが家の長男は、今の次男と同じぐらいのころ、この吸入器が大の苦手で、泣いて暴れていたため、抑えるのが大変でした。そんな思いがあったので、「大変ですよね」って声をかけたい! と思ったのですが、それはさすがに行き過ぎか? と自分を抑え、とにかく心で「大変だよねーわかるよー」という気持ちで見守っていました。すると、そのお母さんが、次男を見て「ほら~お隣の子、おりこうさんだよ」と言いました。そして、「どうすれば泣かずにできるか」を聞いてきました。そのお母さんは、自分のやり方が悪いと思っていたようだったので、私はすぐに、そうではないことを伝えました。■ついついしゃべりすぎてしまった私たちが何をしても、嫌なものは嫌。お母さんのやり方が悪いなんてことは絶対ない。こんなに熱弁するつもりはなかったのですが、ついついしゃべりすぎてしまい、後悔…。すると、安心してくれたようでした。出過ぎたまねかと思いましたが、嫌がるのはお母さんのやり方のせいなんて、思ってほしくない!やっちゃったかなという気持ちと、言ってよかったという気持ちが混ざり合って、ふわふわした気持ちになりました。今、思うと言ってよかったのかなって思います。さて、私事ですが、本日の記事で、ウーマンエキサイトさんで書く話は、記念すべき100話目になります。100話…もう何を書いて何を書いていないのか、わからなくなっています。100回書くってそういうこと(笑)。私の身の回りに起きる話を書いて、それが皆様に読んでいただけるということが非常にありがたいです。需要があるのであれば…引き続き頑張らせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
2025年01月02日お笑いタレントのだいたひかるの夫でグラフィックデザイナー・小泉貴之さんが27日と28日に自身のアメブロを更新。息子の体調が気になり120回電話をかけて小児科の診察を予約したことを報告した。27日のブログで小泉さんは、息子の様子について「寝る前、ちょっと体が熱いような感じがした」と明かし「測ると37.6」と説明。「これならまだ平熱の範囲なのかな?!」と述べ「明日朝、もう一回体温はかって少しでも悪そうなら病院行きます。診察してもらえるのが年内明日までだと思うので」とつづった。28日に更新した「とにかく子供優先なかかりつけ医」と題したブログでは「いろいろ流行ってるからか」「なかなか電話が繋がらず、120回目の電話で予約させていただきました」と報告。起床後の息子について「体温測ると36.9」「夜中の咳きがまだ治ってないのと昨晩の体の熱さが気になる」(原文ママ)といい「余計に忙しくさせてしまうのは申し訳ないですが」「子供達の健康を大切にしてくださる先生なので本当に助かります」とつづった。続けて「聴診器で胸の音と喉の状態を確認してもらい熱もないことから、ウイルス検査は必要ないとのこと」と息子の診察結果を報告し「連休中の薬をもらってきました。咳はシロップよりテープの方が気管支を広がる効き目が高く」「今晩から背中に貼ります」と説明。「今日の午前中で診察も終わりかと思った」と述べつつ、医師からは「31日までは午前中はこちらに顔出すので何かあったら留守電に名前を残しておいてください こちらから折り返します!」と言われたそうで「このような先生、中々いらっしゃらないと思います」とつづった。最後に「この場所に引っ越してきていちばん良かったと心から思えるのは素晴らしい先生に出会えたことです」とコメントし、息子の写真とともにブログを締めくくった。この投稿に読者からは「良い先生に巡り会えましたね」「心強いですね」「お疲れさまでした」などのコメントが寄せられている。
2024年12月29日お笑いタレントのだいたひかるが28日に自身のアメブロを更新。発熱した息子を連れ小児科を受診したことを明かした。この日、だいたは「今年も、もう終わりが見えてきました」と切り出し、息子の様子について「昨晩あつい気がして…」と報告。「病院も休みになるし、ちょっと怖い」と述べつつ「様子を見ています」とつづった。続けて更新したブログでは「今日の午前中で小児科がお休みに入るので」「昨晩の熱の件と、咳もまだ完全に治っていない」と息子の状態が変わらないことを説明。小児科を受診するために「予約の電話を、夫と2人がかりで」かけたことを明かした。その後「何とか予約がとれた」といい「心配し過ぎかもしれないですが」と不安な様子でつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「お大事に」「予約がとれてよかった」「不安ですもんね」などのコメントが寄せられている。
2024年12月28日「お医者さんになりたい!」そう言い出したわが子に、どう応援したらいいのか迷っていませんか?子どもが医者を目指すことに期待を感じる一方で、「本当に向いているのかな」「医学部に行けるほど勉強ができるのかな」と不安になるのは自然なことです。じつは、医師という職業、私たち親の想像とはちょっと違う一面をもっているようです。最新の調査で、とても興味深い事実がわかりました。川野小児医学奨学財団が全国435人の医師・研究者に聞いた生の声によると、医師に必要なのは「勉強ができること」だけではないようです。むしろ、子どもの意外な特徴が、将来の医師としての強みになるかもしれません。今回は、現役医師が明かした「医師の本当のやりがい」と「必要とされる力」をお伝えします。「子どもが医者になりたいと言い出したら」そのときのために、いまから知っておきたい医師という仕事の実態と可能性。きっと、お子さんの将来を考えるヒントが見つかるはずです。「お金のため?」その先にある医師の志「医師になる理由は収入の高さ?」そう考える人もいるかもしれません。確かに、医師は安定した収入が得られる職業のひとつです。では、実際に医師として働いている人たちは、どんな理由でこの道を選んだのでしょうか。全国の医師435人に「なぜ医師になったのか」を尋ねた結果、最も多かった回答は「世の中の役に立ちたい」(48.3%)でした。次いで「患者さんの病気を治したい」(38.4%)が続き、「高い収入が得られると思った」(20.5%)は3位にとどまりました。医師を志す動機の上位は、社会貢献や患者への思いなど、収入以外の部分が大きな比重を占めていたのです。引用元:(公財)川野小児医学奨学財団調べ「崇高な脳のことを知りたかったため」そんな探究心から脳神経外科医の道を選んだ医師がいます。また、「切らないがん治療に興味があったから」と放射線科医を目指した医師も。そして小児科医からは「子供が好きだから」という素直な思いも聞かれました。ほかにも、「広く様々な疾患を診られる力をつけたかった」と内科を選んだ医師、「人の命を救いたかった」という強い使命感から救急科を志した医師もいます。それぞれの医師がもつ、その人らしい志望理由。専門分野を選ぶときも、純粋な興味や情熱が原動力になっているようです。医師に必要な力は「勉強だけ」じゃない「医師には勉強ができる子が向いている」。子どもの将来を考えるとき、多くの親がそう思いがちです。でも、実際の医療現場では、勉強だけではないものが求められているようです。今回の調査では、医師に必要な資質について興味深い結果が出ています。確かに「医学の知識と技術」は74.9%と最も高い数字を示しましたが、それに迫る高さで「コミュニケーション能力」(62.3%)が求められていることがわかりました。この結果には、現代の医療現場を映す重要な意味が隠されています。なぜなら、医師が感じる最大のストレスは「患者やその家族からのクレーム」(49.2%)だからです。いくら医学の知識が豊富でも、患者さんやご家族との信頼関係が築けなければ、質の高い医療は実現できません。医師たちのちょっとした日常医師たちの日常生活では、思わず笑ってしまうような出来事も。友人との何気ない会話で「お大事に」と言ってしまったり、休日でも救急車のサイレンを聞くとつい反応してしまったり。「医療ドラマを見ながらツッコミが止まらない」という声も。真剣に向き合う仕事だからこそ生まれる、そんな “職業病” エピソードもまた、医師ならではかもしれません。 医師たちが感じる「本当のやりがい」医師のやりがいは、具体的にどんなものなのでしょうか?全国の医師435人に聞いた調査結果が、その答えを教えてくれます。最も多かった回答は「患者やその家族から感謝されたとき」(63.7%)。次いで「人の命を救えたとき」(40.7%)、「手術や治療が成功したとき」(35.4%)、「患者やその家族の笑顔を見たとき」(31.7%)と続きました。これらの数字が示すのは、人々の命と幸せに直接関わる医師の仕事の本質といえるでしょう。また、医師の仕事は診療科によって大きく異なります。内科、小児科、外科、産婦人科、救急科、精神科など、その専門分野はじつに多彩。それぞれの診療科で求められる適性もさまざまです。たとえば、精神科医は「人の心理を理解したい」という思いから、整形外科医は「スポーツ医学への興味」から、産婦人科医は「出産の神秘的な体験に関わりたい」という理由からその道を選んでいます。つまり、医師という職業には、子どもたちの様々な興味や才能を活かせる可能性が広がっているのです。お子さんの「得意」や「好き」が、将来の専門分野を選ぶヒントになるかもしれません。引用元:(公財)川野小児医学奨学財団調べ知っておきたい医療現場の現実そしていま、医師の働き方が大きく変わろうとしています。2024年4月、「医師の働き方改革」がスタートしました。この改革は、医師の長時間労働を適切な範囲に抑え、より健康的な環境で医療を提供できるようにすることを目指しています。具体的には残業時間の上限を設定し、持続可能な医療体制の構築を進めているのです。しかし改革開始から約半年が経った現在でも、7割近く(69.2%)の医師が「変わらない」と回答。また、「研究に割ける時間が少ない」(51.0%)という課題も浮かび上がってきました。ですが、ここで注目したいのは、明るい未来への手がかりです。調査によると、日本の医学研究レベルを「普通以上」と評価する医師が7割を超えていることがわかっています。世界でも高く評価される日本の医療技術と研究力は、着実に次世代へとつながっていくはずです。20年後、30年後に日本の医療技術を引っ張って行くのは、あなたのお子さんかもしれません。【日本の医学研究のレベルを「高い」または「普通」と回答した理由】引用元:(公財)川野小児医学奨学財団調べ川野小児医学奨学財団の調査によって、医師という職業の本質が見えてきました――。必要とされるのは、「医学の知識と技術」(74.9%)、「コミュニケーション能力」(62.3%)、そして「体力」(35.2%)。これら3つの要素がバランスよく備わっていることが大切です。しかし、さらに重要なのは「世の中の役に立ちたい」(48.3%)という志。そして、その志に応える患者さんからの「ありがとう」(63.7%)という言葉が、医師たちを支えているのです。小児科、外科、内科、産婦人科など、それぞれの診療科に特徴があり、必要とされる資質も違います。だからこそ、子どもたちの個性や興味を活かせる可能性が広がっていると言えるでしょう。***「将来、お医者さんになりたい!」そんな言葉を聞いたとき、親としてどう答えますか?まずは「どんなお医者さんになりたいの?」と、子どもの思いを聞いてあげてください。この記事で紹介した医師たちの生の声が、子どもたちの「夢を考えるきっかけ」になれば幸いです。「お医者さんになりたい!」という子どもの夢は、きっとその子らしい形で育っていくでしょう。(参考)公益財団法人川野小児医学奨学財団公益財団法人川野小児医学奨学財団|財団設立 35 周年記念【医師・研究者 435 名へのアンケート調査】PR TIMES|失われた息子の命をきっかけに設立した「川野小児医学奨学財団」ー小児医療をめぐる課題に取り組む中で感じた、子どもたちの心と体を守るために必要なこと
2024年12月24日松下洸平主演ドラマ「放課後カルテ」のクランクアップ写真が公開された。本作は、小学校を舞台に、口も態度もでかい小児科医・牧野(松下)が、その観察眼で言葉にできないSOSを見抜き、未来へ向かう子どもたちの背中を押す保健室ヒューマンドラマ。クランクアップは、最終回のラストシーンとなる保健室のシーンにて。牧野、篠谷(森川葵)がいる保健室に、児童たちがやってくる場面だ。拍手の中、中庭に集まった児童ひとりひとりに、松下と森川から花束が渡され、「頑張ったね!」「お疲れ様!」と優しく笑顔で声をかけられた児童たちは、涙を流しながら「3か月間とても楽しかったです」「また会えるように頑張ります!」と口々に挨拶をした。続いて、森川に花束と児童たちからの寄せ書きが渡され、森川は「最初は『先生なんてできるかな』と思っていたのですが、一緒に過ごす時間の中で、みんなが『先生』と言ってくれるから、篠谷先生という存在になれたんだと思います」と感謝を伝えた。そして最後に、松下にも花束と児童たちからの寄せ書きが贈られ、「僕は、地上波で単独で主演をやらせていただくのは、この作品が初めてでした。この作品で初めて主演をさせていただくことができて本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と挨拶。さらに「このドラマに参加するにあたって、1つ決めていたことがあります。それは『主役は児童役のみんな』ということです。常に一生懸命な皆さんと3ヶ月間一緒にお芝居ができたことを本当に嬉しく思います。ありがとうございました。これからも周りに何を言われようと自分が最高だと思ったことを信じて突き進んでいってください。その自信を持っていれば、絶対、何があっても大丈夫だと僕は思います」とメッセージも送った。最終話(12月21日放送)あらすじ卒業式が近づく中、保健室の牧野(松下洸平)のもとに、新年度に産休から復帰する養護教諭・岩見(はいだしょうこ)が引き継ぎの挨拶にやってくる。そんな中、牧野が学校へ行く理由となった過去の患者・真琴(三浦綺羅)の様子を咲間(吉沢悠)に聞きに行った牧野は、真琴が「胸の痛み」を隠していることを知る。精神的な原因があるのではと考えた牧野は、その「痛み」を取り除くのが自分の仕事だと、高崎(田辺誠一)に真琴のケアを願い出る。「放課後カルテ」は毎週土曜日21時~日本テレビにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年12月20日お笑いタレントのだいたひかるが16日に自身のアメブロを更新。咳き込んでいた息子の様子が気になり小児科に行った結果を報告した。この日、だいたは「病院へ」というタイトルでブログを更新し「昨晩、土手ボーイが、咳き込んで目を覚まして…」と説明。「今朝、熱を測ったら36.6℃でしたが気になった」とコメントし「小児科に連れて行きました」とつづった。続けて「心音も綺麗で、血中酸素濃度も丁度良い数値で問題ないとの事」と息子の診察結果を明かし「咳止めだけ、処方していただきました」と報告。「乾燥が続いて、敏感になっているようです」とコメントし「私も例年には記憶が無いほど、のど飴を舐めている」と述べ「息子にも、アメを舐めさせてあげたいけれどまだ早いのかなぁ!?」とつづり、ブログを締めくくった。
2024年12月17日SDN48の元メンバーでタレントの尻無浜冴美が14日に自身のアメブロを更新。医師から「大きな病院行って」と言われた息子の検査結果を報告した。この日、尻無浜は「2歳息子、熱7日目の正体」というタイトルでブログを更新し「今日も1日中看病してました」と報告。息子について「朝下がったかもと思ったお熱昼過ぎでやっぱり上がってきて」と症状を明かし「薬もちょうど切れたので小児科へ」と小児科を受診すると、医師から「招待状書くので大きな病院行ってみてください」(原文ママ)と言われたといい「急いで大きな病院へ」と説明した。続けて、息子について「熱の他には、鼻水と目やにが凄くて」と述べ、医師からは「“目が赤い”のが気になる」と言われたと報告。レントゲン検査も受けたといい「中耳炎でした」と診断結果を明かしつつ「レントゲンでモヤみたいになってる部分もあるから肺炎も疑ったり川崎病の可能性も捨て切れないから土日様子を見てみましょう」と様子を見ることになったと説明した。また「今の段階だと中耳炎の症状が一番強いってことで中耳炎、そして肺炎にも同時に効く薬をもらいました」と報告し「やっぱり大きな病院来てみないとわからないよね」「何はともあれ、原因がわかってよかった」と安堵した様子でコメント。最後に「私もまだ咳が続いてて調子悪いので晩ご飯は卵かけご飯でさっと済ませたよ」とつづり、ブログを締めくくった。
2024年12月15日三児の母であり、発達専門小児科医の西村佑美先生。「ママ友ドクター®・ゆみ先生」としてオンラインで育児・発達相談に答える活動も行っています。『発達特性に悩んだらはじめに読む本』(Gakken)では、発達特性がある子どもの1歳からの子育て法を網羅。今回、mamagirlではゆみ先生に特別インタビューを実施! 前編では、発達特性の基礎知識や、我が子の発達特性が気になった時のママとしての心得を伺いました。■西村佑美先生 プロフィール発達専門小児科医/一般社団法人 日本小児発達子育て支援協会 理事1982年、宮城県仙台市出身。日本大学医学部卒。三児の母。重度自閉症のきょうだい児として育ち、障害児家族に寄り添える仕事がしたいとの想いから医師を志す。2011年から日本大学医学部小児科医局に所属。その後、地方病院と大学病院で発達専門外来を新設。のべ1万組以上の親子を診てきた。2020年「ママ友ドクター®」プロジェクトを始動。SNSでの情報発信や主宰する「子ども発達相談アカデミーVARY」での活動を通し、子育てに悩むママたちの支援を行ってきた。Instagramはこちら発達特性を持つ人が世の中で活躍する時代―そもそも発達特性とは、なんなのでしょうか?ゆみ先生:子どもが脳の中に持ってる神経回路の違いによって表れる、思考や行動のパターンのことです。基本的に脳の神経回路は一人ひとり異なるので、みんな多かれ少なかれ発達に特性はあります。その中でも、「一つのことに対する集中力がすごい」「好きなものに対しての興味が強い」「好奇心が強くて行動的」という特徴が、程度によってはいわゆるASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如・多動症)などの特性と言われることもあります。―ASDやADHDという言葉は最近になってよく耳にするようになった気がします。発達特性の子どもが増えている…ということでしょうか?ゆみ先生:増えたわけではなく、認識が広まったのだと思います。この20〜30年で「目に見えない障害」をマスコミも取り上げるようになりました。バリアフリーや多様性にも理解が進み、「困ってる人たちがいるんだ」「普通とされることをうまくできない人がいるんだ」という考えが浸透した結果だと思います。なので、医師の診断がなくても「我が子は発達特性があるのかな」と考えるママも増えたのではないでしょうか。一方、認識が広まったことにより、ちょっと個性が強いだけの子どもも、世間から「発達障害」とレッテルを貼られてしまうようにもなりました。「障害」という表現によりネガティブなイメージもついてしまい、逆に苦しんでいるママもいる。なので、医学的にはここ数年「発達障害」という表現は使わないようになっているんです。AIが浸透した現代は、「普通じゃない」ことに期待を持てる時代です。発達の特性がある子どもたちをどう伸ばして、活かしていくかを考えるために、今回、私の書籍でも様々な研究に基づいた、子育て方法をまとめました。―発達特性を持つ子どもが大人になった時の不安を抱えるママもいます。ゆみ先生:時代は変化しましたし、特性が無い普通の子どもだから将来が明るいわけではありませんよね。まずママたちには、自分たちが進学・就職した時代のイメージからアップデートをしてほしいと思います。私たち世代は、幼い頃から丁寧にバランス良くできる人が良しとされて育ってしまいました。でも今は、いわゆる普通ではない人たちがビジネスシーンでも活躍しています。現在活躍しているビジネスマンがどういった子ども時代を過ごしていたか、書籍などで調べてみると、きっと「みんなと一緒ではない」エピソードが出てくると思います。IT関連企業が密集しているアメリカのシリコンバレーでも、ASDの特性を持つ人たちがすごく重宝されているんですよ。これからは得意なことがあれば生きていける時代です。特性がある人たちがむしろ世の中に必要になってくるのだと、認識して良いと思っています。自分の子どもがみんなと違うことがあると、学校生活で悩むこともあるかもしれません。でも、だからといって劣等生では決してないのです。親は、子どもの普通ではないところを、将来の自信に繋げられるようにしてあげてください。「みんなと同じだから安心」という思い込みから脱却しないと、自分の子どもを上手く見ることができませんよ。―ママたちも意識を変えなければなりませんね。ゆみ先生:そうですね。AIを使いこなさなければならない現代は、「答えを知っているか」ではなくて、「問いを立てる力」の方が必要になります。問いを立てる力は、好奇心や様々な知識、視点を持ってるからこそ育まれます。例えば、「1+1=2」と答えるだけならAIがしてくれる。だからこそ人間は、その答えを知っているだけではなくて、「なぜ2なの?」ということを追求できる力が必要。そのためにママは「1+1はなぜ2なのか」を、いかに面白く子どもに教えられるかがカギになってきますよね。特性に悩んだら、その行動の理由に思いを馳せてみて―ママが子どもの発達特性に気付くタイミングはいつなのでしょうか?ゆみ先生:様々なサインはあるのですが、「他の子とちょっと違うかも」と思うことが一つのきっかけになることが多いです。特に日本は「みんなと一緒が良い」とされる文化でもあるので。「他の子と違う」ことに落ち込むのではなく、「この子にはこの子なりの理由があってみんなと同じことをしていない」と捉える。そして、何か困っていることはないかと想像することが大切です。例えば、言葉の発達が遅くて癇癪が強い子どもは、言葉がうまく喋れない分、体で感情を表現している状態なんです。それがわかれば、「癇癪がある困った子」ではなく「自分の意見をきちんと主張できる子」と捉えられますよね。ちなみに、言葉の発達が遅い子どもは視覚情報で物事を判断することが得意な場合が多いんですよ。だから私も「子どもがなかなか言葉を話さない」というママの悩みを聞く時は、「言葉のやりとりに頼らず、目で見て判断する力がありそうですね」という話をします。他の子と違うと感じても、発達特性として捉えて子どもの思考パターンを理解できれば、子育てはもっと面白くなるのではないでしょうか。―私も子どもの癇癪に悩んだことがあったので、そうやって理解してあげれば良かったのか…と、反省もあります。ゆみ先生:私も自分の子育てでは、3人目から落ち着いて子どもの特性に対応できるようになりましたよ。でも、子育てって本当にあっという間に終わってしまいます! 辛いなと思っても、ちょっと発想を変えてみる。子どもがギャーギャー騒いでいるなら「そんなに泣くくらいママのことが好きなのね…」というように(笑)。良い意味で半歩引いた視点で見ると、冷静に対応することができると思います。子どもの行動には必ず理由があります。その理由や、その子ならではの思考パターンを見つめ直すトレーニングをすると、子育てが面白くなってきますよ。目の前で子どもに癇癪を起こされると、「なんて悪い子なの」と頭に浮かびがち。でも3回に1回で良いので、「理由があって泣いているんだ」「訴えたいことがあるんだ」「ママがすごく好きで寂しいのかもしれない」ということに思いを馳せてみてください。「得意」を見つけるために、外遊びや旅行などリアルな体験を―子どもの特性をその子の魅力として花咲かせるために、親はどんなことを意識すれば良いでしょうか?ゆみ先生:外遊びや旅行といったリアルな体験をさせてください。その中で何にハマるかを見れば、その子の将来像も見えてくるはずです。また特性がある子は、習い事も、ありきたりな枠にはまらないこともあります。我が家の長男にも発達特性があって。小学校に入るとMinecraftやプログラミングのスクラッチにハマっていたので、親としては、ちゃんと学んで将来に繋がったら…という思惑もあり、小学校3年生の時にプログラミング教室の体験に行かせました。すごく楽しそうだったので、「通って良いよ」と言ったところ、意外にも反応はいまいちだったんです。その理由を聞いたら「だって自分でできるんだもん」と。結局、特性とやりたいことがマッチすると、習わなくても理解できてしまうんです。だから、もし学校という小さな世界の中で苦手なモノが多くて馴染めず、上手くいかなくても、その子には他に輝ける世界があるはず。その子の得意を見つけるために、体験や、習い事や別のコミュニティにどんどん連れ出してあげてください。■書籍情報『発達特性に悩んだらはじめに読む本』(Gakken)著:西村佑美後編では、ゆみ先生の子育てについてや、子どもとの関係がもっと良くなる接し方などをご紹介。ママなら知っておきたい知識盛りだくさんです♪
2024年12月15日三児の母であり、発達専門小児科医の西村佑美先生。「ママ友ドクター®・ゆみ先生」としてオンラインで育児・発達相談に答える活動も行っています。『発達特性に悩んだらはじめに読む本』(Gakken)では、発達特性がある子どもの1歳からの子育て法を網羅。今回、mamagirlでは、ゆみ先生に特別インタビューを実施! 後編ではゆみ先生が子育てで心掛けていることや、特性の有無に関わらず、親子関係がもっとよくなる子育ての知識を教えてもらいました!■西村佑美先生 プロフィール発達専門小児科医/一般社団法人 日本小児発達子育て支援協会 理事1982年、宮城県仙台市出身。日本大学医学部卒。三児の母。重度自閉症のきょうだい児として育ち、障害児家族に寄り添える仕事がしたいとの想いから医師を志す。2011年から日本大学医学部小児科医局に所属。その後、地方病院と大学病院で発達専門外来を新設。のべ1万組以上の親子を診てきた。2020年「ママ友ドクター®」プロジェクトを始動。SNSでの情報発信や主宰する「子ども発達相談アカデミーVARY」での活動を通し、子育てに悩むママたちの支援を行ってきた。Instagramはこちら子どもをスマホに預けていないか、要注意―ママ友ドクターとして活動する中で、現代のママたちはどんなことに悩んでいると感じますか?ゆみ先生:やはり、今も昔も「他の子と違う」ということに悩むママさんが多いですね。特に最近は、SNSを通して「なんとなくこれが良い」という子育てのイメージ像や、「良い子像」を刷り込まれてしまっています。その実態も「他の子と違う」という悩みを強くしてしまっている原因だと感じます。例えば、SNSではミニマリストが流行っているから、お出かけの時にはなるべく荷物は少なく、ベビーカーに色々とモノを積むのはカッコ悪いという考えとか。これはとても残念なことです! 荷物になるからと、絵本も持ち歩いていないママが多いんですよ。その代わりに、赤ちゃんにスマホを与えているんですよね。ちょっと前までは、赤ちゃんが遊べるグッズを持ち歩いて、一緒に遊んでいるママさんが多かったはず。そういった感覚を学んでいないから、子どもとコミュニケーションを取ることが苦手なママさんも多いのかなと感じます。―外出中、子どもよりママの方がスマホに夢中になっている…という場面も目にします。ゆみ先生:その現状、日本小児科医会注1 でも強く心配してることなんです。子育てのことがわからないからスマホで検索して、SNSにも影響されてしまう。そして、自分の子どもが「みんなと同じじゃないかも」と思った時も、本来はすごく能力が高い子なのに、スマホで検索すると「発達に問題がある」と出てしまいさらに不安になってしまう…という悪循環が起きていますよね。インターネットの特性上、情報にも偏りが生まれますし、少数派の意見も多数派のように表示されてしまいます。インターネットで調べた情報はかなり偏っているということを認識してほしいですね。また、ママさんたちは思っている以上にスマホに子どもを預けてしまっています。その結果、コミュニケーションが下手な子どもが増加していることも専門家の中では問題視されています。私もママとメディアの付き合い方はきちんと啓蒙していきたいと考えていて、今回の本でも少し取り上げています。家事や仕事はいくらでも挽回できる。子どもとの時間は戻ってこない―ゆみ先生が、3人のお子さんの子育てをする上で大切にしていることは?ゆみ先生:家事は手を抜いて良いけど、子どもとの時間は手を抜かないようにすることです。親にとっては何気ない1日でも、子どもにとっては実は大切な1日で、後々の成長に影響することもあるんです。家事や仕事など、今やらなくても後でいくらでも挽回できることって山ほどあります。でも、子どもとの時間は戻ってこないし、手を抜くとあとですごく後悔しますよ。―ゆみ先生も後悔した経験はありますか?ゆみ先生:忘れられない出来事があります。長男がまだ年中の頃、アフタースクールの発表会があって。当時私は大学病院でフルタイムで働いていたのですが、長男は私に対して「来てほしい」とアピールすることもなく、むしろまだそこまでお喋りもできませんでした。その日、発表会に行くつもりではいたのですが、「ちょっとこの仕事だけ終わらせてから行こう」と思ってしまい。仕事をしていたら長男の出番に間に合わなかったんです。お迎えに行った時、長男は、私が来なかったことに文句は言わないものの、機嫌が悪くて。「今日の給食はおかわりできなかった」とか、的を射ないことで怒っていたんです。これってもしかしたら…と思い「ママが来なかったことで怒っているの?」と聞いたら、「うん」と。正直私は、長男はママに来てほしいタイプではないし、なんなら発表会のこともよくわかってないかもくらいに思ってしまっていたんですよ。でも、実際は私が来ることを楽しみにしていた…。ものすごく反省しましたね。その時優先した仕事も、何気ないもの。30分間を仕事ではなく、子どものために割けば良かったと、私の中ですごく引っかかっているエピソードです。―子どもの本心に寄り添えなかった経験、私もたくさんありそうです。ゆみ先生:子どもがうまく出せない感情を理解するのはなかなか難しいことだと思います。私も、3人の子育てを通して子どもの感情の扱いが上手くなったので。癇癪を起こしていて「ママのせい! ママ嫌い!」と言っていても、本心は「ママが大好きで抱きしめてほしい!」と言っていることもある。大人だってかまってほしい時に拗ねることありますよね(笑)。子育ての正しい知識を身に付ければ、イライラも不安も減る―『発達特性に悩んだらはじめに読む本』(Gakken)には、子育てのヒントがたくさん詰まっていると感じます。ゆみ先生:ありがとうございます。私たちは、これまで子育てについて教わってきていません。子育ての先輩である親と同居している世帯も減ってきています。実は、子育てへの不安やイライラって知識が足りないから起こる部分もあって。つい「自分はダメな母親だ」「この子は悪い子なのではないか」と思ってしまいがちですよね? その気持ちも、正しい知識があれば解消されることもあります。この本には、ママたちが知識として身に付けてほしい正しい子どもとの接し方や、知育の知識を紹介しています。―特性の有無にかかわらず、ママに必要な知識が掲載されていますよね。ゆみ先生:はい。私が特に全てのママさんにぜひ知ってほしいのは、アメリカで研究されたPCIT(親子相互交流療法)という方法で重要視される、子育てスタイルの違いとその影響です。子育てのスタイルを「許容的」「権威的」「関係欠如的」「独裁的」の4種類に分けています。「許容的で優しく子どもに接する親が良い」というイメージが刷り込まれていますが、実は、「権威的な子育て」を目指すべきなんです。例えば、癇癪を子どもが起こした時に、癇癪を起こしている気持ちには寄り添うけど、癇癪を許容するとうまくいかない。「思い通りにいかなくて怒っているのはわかるけど、大泣きしても変わらないよ。落ち着いたら話をしようね」という言い方が正しいんです。これこそ権威的な、リーダーシップを持った親。つい、「癇癪も許容しなきゃ」と思うから「大変だったね。よしよし」という対応になってしまいがち。そして、それでも収まらないとだんだんとママの方がイライラしてしまうこともありますよね(笑)。そうではないんです。許容的過ぎるとだんだんとワガママになり、親を支配する子どもになってしまう傾向も心理学の研究で指摘されています。こういった子育てに関して知らない知識ってたくさんあるはずなんです。自分を責めたり悩んだりする前にぜひ、この本を教科書的に使って知識を入れてほしいですね。―今回の本は、何歳までの子どもを持つママを対象にしているのでしょうか?ゆみ先生:メインは小学校入学前までの情報ですが、「注目する褒め方」「注目しない叱り方」などは、小学校高学年まで使えるテクニックです。―「注目する褒め方」「注目しない叱り方」について詳しく教えてください。ゆみ先生:まずは「注目する褒め方」から。子どもを伸ばすためには、褒め言葉を言わなくても「注目する」だけでいいんです。宿題をしていたら「宿題していて偉いね」ではなく「宿題しているね」とか。玄関の靴をそろえていたら「靴そろえてすごいね」ではなく「お、靴そろえているね」とか。子どもの行動をナレーションするだけで、子どもは「ママが見てくれている」と思う。子どもにとって親が見てくれていることは、褒め言葉と同じくらいのご褒美なんです。「注目しない叱り方」は、そうやって毎日見てあげているからこそ、効果があります。ママの注目を引こうと悪いことをした時はあえて見ない。そうすると、子どもの方が「この行動はダメか」と気付く。行動を直せたらまた注目してあげましょう。褒める時も、る時も、子どもの行動だけに注目して、子どもの性格や特性には注目しないことがコツです。例えば「片付けていないから悪い子」ではなくて「片付けていない」ただそれだけ。子どもにも「出しっぱなしだね」と言うだけ。ガミガミ言わなくてもいいのですごく楽ですよ。そして片付けたら「片付けたね」とか「ありがとう」で良いんです。喋る量は増えるけど、ママのストレスは格段に減ると思いますよ。―最後に、mamagirl読者にメッセージをお願いします!ゆみ先生:これからもオシャレをどんどん楽しんでほしいです。ママでいることと、かわいくいたい・オシャレを楽しみたいという感覚を同時に持ちながら子育てをしてほしいと思います。つい「お母さんだからこうしなきゃ」「子どものためにこうしなきゃ」と考えてしまいがちですよね。でも、そうやってママの心の余裕がなくなってくると、子どもに必要以上に怒ってしまうことに繋がります。やっぱり鏡を見た時にボロボロな状態で赤ちゃんを抱っこしていたらイライラしてしまうじゃないですか。「子どものせいで…」とも思いかねない。だからあえて自分のために時間を使って子どもだけに集中し過ぎない。そうやってリフレッシュすると、子どもに対しても余裕を持って接することができますよ。おしゃれも楽しんで、行きたい場所にも行って、自分で自分の機嫌をとれるように、自分のためにも時間を使ってくださいね。■書籍情報『発達特性に悩んだらはじめに読む本』(Gakken)著:西村佑美注1)日本小児科医会では、子どもとスマホ・メディアとの付き合い方について情報を発信しています。こちらをチェック♪ →【mamagirl公式X(旧Twitter)でプレゼントキャンペーン実施中!】『発達特性に悩んだらはじめに読む本』をmamagirl公式X(旧Twitter)にて3名様にプレゼント!詳しくは下記をチェック♡■応募要項1.mamagirl公式X @mamagirl_jpをフォロー2.『発達特性に悩んだらはじめに読む本』のプレゼントキャンペーンのポストをリポスト3.2.のポストに希望動機をリプライ応募期間は12/22(日) 23:59まで!当選者様にはXのDMにてご連絡します。ぜひふるってご応募くださいね♡※プレゼントキャンペーンについて西村佑美さん、出版社等の関係各所へのお問合せはおやめください。mamagirl公式XのDMにて受け付けます。
2024年12月15日松下洸平が主演を務める「放課後カルテ」第9話が12月14日に放送され、「涙腺崩壊」「涙で前が見えない」といった声が上がっている。本作は、小学校を舞台に、松下演じる口も態度もでかい小児科医・牧野が、その観察眼で児童の小さなサインを見逃さず、“言葉にできないSOS”を見抜き、未来へ向かう子どもたちの背中を押す、保健室ヒューマンドラマ。牧野を小学校へ赴任させる小児科医局長・高崎役に田辺誠一が出演するほか、牧野が学校医として赴任した小学校で、6年2組の担任をする篠谷を森川葵、校長・緑川洋平役にアナウンサーの武田真一が出演。また、塚本高史、吉沢悠、ホラン千秋、平岡祐太、高野洸、六角慎司、ソニン、田中幸太朗ら豪華キャストが脇を固めるほか、牧野と関わる子役にも注目が集まっている。第9話、第10話には、はいだしょうこがゲスト出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。心疾患を抱える直明(土屋陽翔)は、母の環(ソニン)らが待ち望んだ手術がようやくできることに。牧野(松下)は、弟の手術に不安を隠せない啓(岡本望来)を励ますなか「うまくいくって言ってくれないんですか?」と問われるが「医療に絶対はない」と言い、医師としての立場から「絶対大丈夫」と声をかけることができずにいた。一方、直明は入院中に仲良くなったるか(佐藤恋和)や、学校探険で友だちになった拓真(柊吾)と宏哉(吉田奏佑)、大和(山口暖人)と元気になってからの「約束」を重ねることで、手術へ向けて一歩ずつ進んでいたが、手術直後のるかの姿を見て、ショックで閉じこもってしまう。そんな直明のため、啓に頼まれて病院へ向かう…というのが第9話のストーリー。冒頭からの切ない展開に「絶対大丈夫って言ってほしいけど言えないよね」といった声や、「子どもたち同士の約束、胸に響くな」という声が上がった。一方で直明を心配しながらも直明に向けて明るく応援動画を送る拓真、宏哉、大和のシーンにSNSでは「3人組かわいい」「優しい」と絶賛する投稿で溢れた。病室についた牧野が、直明に声をかけると直明は顔を出し「みんなは元気に学校行ったり歌ったり遊んだりしてるのに、なんで僕だけ手術しないといけないの?手術怖いよ」と言い放つ。さらに「牧野先生も大丈夫って思う?」と言われた牧野は、何も答えることができない。そんな牧野を見た直明から「大丈夫じゃないんだね」と言われ、牧野は咄嗟に「そんなことはない。お前は治る。直明は治る」と言い、「絶対?」と聞かれ「絶対だ」と答えた。牧野にかけられた言葉や、元気になったらキャッチボールをすると約束をした直明は手術を受けることを決心する。「絶対」と言ってしまったことを牧野から聞かされた咲間(吉沢)は、「やっちゃったね」と言いながらも「保健室の先生として出た言葉なのかな」といい、直明が一番欲しかった言葉かもしれないとフォロー。牧野は医局長の高崎(田辺)に「冴島直明のことをお願いします」と頭を下げ、病院を後にした。牧野と直明のやりとりにSNSでは「直明が欲しかった言葉」「安心させるための言葉が牧野先生から出た」といった声が上がった。直明の手術は無事に成功したものの、身体には大きな負担がかかっているため管が抜けるまでの1週間の全身管理が必要となった。直明は眠っている間、家族と公園で遊んだり牧野とキャッチボールをしたりする夢を見ていた。そしてついに、直明が目を覚ます。牧野が病室を訪ねると直明はまだ起きていた。直明に「僕の心臓良くなるよね?」と聞かれた牧野は、聴診器を当てて心臓の音を聞かせ「もう少しの辛抱だ」と伝える。手術前の啓と直明の手紙のやりとりにSNSでは「涙腺崩壊」「号泣」という声が上がったほか、直明が目を覚ましたシーンでは安堵の声で溢れた。また、牧野が聴診器で心臓の音を聞かせたシーンに「牧野先生、すげぇ」「泣ける」といった声が上がった。しばらくして直明は無事に退院し、ついに登校する日を迎えた。学校に向かう途中、直明の登校を待ちわびていた拓真、宏哉、大和ら3人が合流し、学校に着くと牧野や篠谷、そしてクラスメイトが直明を出迎えた。母・環の手を離し、直明はクラスメイトのところへ駆け寄る。SNSでは「手から離れる瞬間スローで演出、泣ける」「涙で前が見えない」「頑張ったね」といった投稿で溢れた。【最終回あらすじ】卒業式が近づく中、保健室の牧野(松下洸平)のもとに、来月産休から復帰する養護教諭・岩見(はいだしょうこ)が引き継ぎの挨拶にやってくる。そんな中、牧野が学校へ行く理由となった過去の患者・真琴(三浦綺羅)の様子を咲間(吉沢悠)に聞きに行った牧野は、真琴が「胸の痛み」を隠していることを知る。精神的な原因があるのではと考えた牧野は、その「痛み」を取り除くのが自分の仕事だと、高崎(田辺誠一)に真琴のケアを願い出る。「放課後カルテ」は毎週土曜21時~日本テレビにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年12月15日日本テレビの土曜ドラマ9「放課後カルテ」がいよいよクライマックスを迎える中、次期ドラマ「相続探偵」との特別なコラボが実現した。「放課後カルテ」で小児科医・牧野先生を演じる松下洸平が、「相続探偵」のセットを訪れ、相続トラブル専門の探偵・灰江七生を演じる赤楚衛二にバトンを直接手渡し、エールを送った。さらに、松下と赤楚の共演動画が、それぞれのドラマ公式Xで公開されている。赤楚が「放課後カルテ」のセットを訪問し、松下とやりとりしている貴重な映像が収められている。「放課後カルテ」は毎週土曜日21時~日本テレビにて放送中。「相続探偵」は2025年1月25日より毎週土曜日21時~日本テレビにて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年12月14日松下洸平が主演を務める「放課後カルテ」第8話が12月7日に放送され、1年生と牧野のやり取りに「可愛すぎ」「涙出る」といった声が上がっている。本作は、小学校を舞台に、松下演じる口も態度もでかい小児科医・牧野が、その観察眼で児童の小さなサインを見逃さず、“言葉にできないSOS”を見抜き、未来へ向かう子どもたちの背中を押す、保健室ヒューマンドラマ。牧野を小学校へ赴任させる小児科医局長・高崎役に田辺誠一が出演するほか、牧野が学校医として赴任した小学校で、6年2組の担任をする篠谷を森川葵、校長・緑川洋平役にアナウンサーの武田真一が出演。また、塚本高史、吉沢悠、ホラン千秋、平岡祐太、高野洸、六角慎司、ソニン、田中幸太朗ら豪華キャストが脇を固めるほか、牧野と関わる子役にも注目が集まっている。第8話では、野波麻帆、内田真礼がゲスト出演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。音楽会に向けて各クラスで練習が進む第八小学校。芳野(ホラン千秋)が担任する1年2組の真愛(英茉)は、教室ではクラスメイトと一緒に歌うことも話すこともできず、なぜ学校で話すことができないのか母の彩(野波)を悩ませていた。自宅でのコミュニケーションに問題はなく、授業態度や成績にも問題のない真愛について芳野と彩から相談を受けた牧野(松下)は、真愛が社会的な場面でのみ声が出せなくなる「場面緘黙」の可能性があることを伝え、クラスでのケアについてアドバイスをした。真愛は、席替えで前の席になった未沙(沢田優乃)と仲良くなりたい気持ちはあるものの、自分の心の中にいるキャラクター・カピ太(声:内田)の後ろ向きな声に惑わされてしまう。そんな中、牧野が「交換日記」で真愛の心を開こうとしているのを知った篠谷(森川)は、まずは牧野が真愛の「友達」になってあげればいいと言うが…というのが第8話のストーリー。真愛の家を訪ねて交換日記を渡したものの、真愛は彩の後ろに隠れてしまい「牧野先生みたいなタイプ怖いと思います」と言われてしまった牧野は、近くにあった鏡で笑顔の練習をするがうまく笑うことができない。この姿にSNSでは「気にしてる」「笑顔の練習してんの可愛すぎるww」といった声が上がった。さらに、交換日記を書いてもらえず困る牧野は、篠谷から交換日記は友達とするものであり、不機嫌なおっさんに渡されても意味が分からないと思ってると思うと言われてしまう。このシーンにSNSでは「不機嫌なおっさんwww」「それはそうww」と盛り上がりを見せる一方で、「場面緘黙」について「初めて聞いた」「むずかしい」「ほんとに徐々になんだね」といった声も…。真愛が学校で安心して過ごせるよう、クラスメイトには芳野から真愛は心の中で返事をしていることを、牧野と真愛のやりとりを見て「返事をしてくれない」と話す未沙には、牧野から「おはようもありがとうも心の中で言ってる」と改めて伝えた。休み時間に保健室に来るように真愛に伝えた牧野は、保健室の外の茂みで何かを探す真愛にバッタを捕まえて「これ探してんのか」と見せる。びっくりした真愛が牧野にしがみつき、牧野は驚く。この日、初めて真愛は日記に「まきのせんせい」という文字とバッタの絵を描いた。2人のやりとりに「か、か、可愛い」「可愛い二人」「可愛すぎ」といった投稿が相次いだ。ある日の放課後、児童が少ない時間に学校探検をさせるため、牧野が真愛に「お母さんが神隠しにあったかもしれない」と伝え、一緒に彩を探すことに。しかし、いつの間にかはぐれてしまい、真愛が先に彩を見つけて牧野が迷子になったと耳打ちをした。牧野を見つけた真愛が後ろから肩をたたき小さな声で「いた」と言葉を発し、牧野は驚きを見せる。この姿にはSNSで「喋ってくれた」「涙出る」「可愛い」という投稿で溢れた。日記に「きょうはがっこうたんけんしました」という文字と絵を描いた姿を見た彩は、鉛筆を拾ってくれた友達に手紙を書くことを提案し、真愛は未沙にお礼の手紙を書いて渡す。音楽会が近づく中、真愛は頑張って声を出そうとするがうまく声を出すことができず、学校の帰り道に涙を流す。そんな真愛に対して彩は、自分の気持ちを言えるようになったこと、悔しいのは強くなったからだということ、そして、できることがこれからもっと増えていくと伝える。音楽会当日、最初は歌うことができずに俯いていた真愛だったが、終盤に差し掛かるころに前を向き、少し口を開いて手をあげることもできた。終始真愛を気にかける未沙には「ミサちゃんいい子」「お友達がいて良かった」という声が上がり、真愛の姿に「頑張った」「大号泣」という投稿で溢れた。【第9話あらすじ】心疾患を抱える直明(土屋陽翔)は、母の環(ソニン)らが待ち望んだ手術がようやくできることに。牧野(松下洸平)は、弟の手術に不安を隠せない啓(岡本望来)を励ますが、医師としての立場から「絶対大丈夫」と声をかけることができない。一方、直明は入院中に仲良くなったるか(佐藤恋和)や、以前の学校探険で友だちになった拓真(柊吾)と宏哉(吉田奏佑)、大和(山口暖人)と元気になってからの「約束」を重ねることで、手術へ向けて一歩ずつ進んでいた。しかしあるとき、直明は手術直後のるかの姿を見て、ショックで閉じこもってしまう。そんな直明のため、啓に頼まれて病院へ向かった牧野だが…。「放課後カルテ」は毎週土曜21時~日本テレビにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年12月08日インフルエンサーとしても活躍しているブロガーの小松あやさんが4日に自身のアメブロを更新。家族そろって発熱し初めて電話した番号を明かした。この日、小松さんは先月から娘達が風邪を引いていたことを明かし「ついに、先週、私が発熱。からの、3日後、長女が発熱。さらに、その夜、次女も38.5度の発熱」と報告。初めて子ども医療電話相談(#8000)に電話したそうで「先月、次女が小児科を受診した時に、生後3か月未満で発熱したら、夜中でもすぐ病院連れてきてくださいって言われてた」とつづった。続けて「生後3か月1日目」を迎えた次女について「熱は高いけど機嫌はいいし、おっぱい飲めるしミルクも飲むし、おしっこ出てるし下痢してないし、大丈夫だと思う」と述べつつ「不安になりまして、夜中の3時だったのもあって、とりあえず#8000に電話相談してみた」と説明。「前々から知っていたのですが」と明かし、初めて利用したことについて「この医療福祉サービスは」「ありがたいと思いました」とコメントした。また「担当の方に状況を話すと、観察するべきポイント」を教えてもらったといい「朝一番の受診で大丈夫ですよ」と言われたことを報告。朝一で病院を受診したそうで「結果、『お姉ちゃんの風邪がうつっちゃったんでしょう』との診断で、その後すぐ解熱して落ち着いた」とつづった。最後に、元看護師だという自身について「小児科全然わからないし、自分の子供のこととなるともうほんっっっとに判断が鈍るので、素直に専門家の意見を聞くことにしてます」とコメント。「もし夜中、子供の急な病気や怪我で困ったら、ぜひ皆様も相談されてみてくださいね」と呼びかけ、ブログを締めくくった。
2024年12月05日クリスマスは、冬を代表する大きなイベント。この時期になると、街中がイルミネーションできらびやかになるほか、クリスマスツリーやサンタクロースの飾りが目立ちます。そういったクリスマスのシンボルを、ふとした瞬間に目にすると、自然とワクワクしますよね。子供向けの『クリスマスの貼り紙』にツッコミと絶賛の声クリスマスの足音が聞こえてきた、2024年11月末、安原潤(@junyasuhara)さんはXに写真を投稿しました。オーストラリアのビクトリア州で、小児科医として働いている安原さん。働いている病院では、ひと足早くクリスマスの飾り付けが行われたようです。「美しいクリスマスムードが満点で、うっとりとした」よほどロマンチックな飾り付けだったのでしょうか。安原さんはそんな感想とともに、実際の光景を投稿しました。…しかし、それらの写真に対し、多くの日本人がツッコミを入れずにはいられなかったようです!なんとも美しいクリスマスツリーが…いや、ツリーじゃない…!安原さんによると、小児科の隣にあるブースは消化器科。そのため、クリスマス風になったウンチのイラストを大量に飾っていたのです!きっとオーストラリアの子供たちも、日本の子供と同様に、ウンチを見ただけで笑い転げてしまうのでしょう。子供の笑いのツボを的確に突いた、素晴らしいセンスといえますね。子供の心理をよく理解した飾り付けに、多くの日本人が絶賛のコメントを寄せました!・最高かよ!どの国でも、子供は本当にウンチが大好きだよねー。・緑色のウン…じゃなくてツリーは、青汁を飲んだ後のやつかな?・チョイスが100点のセンス。大ウケすること間違いなし!病気と闘う子供たちも、この場所を通ったら元気が出るはず。ユーモアと優しさのあふれる飾り付けは、クリスマス本番よりひと足早く、たくさんの人に笑顔のプレゼントを届けてくれました![文・構成/grape編集部]
2024年11月29日お笑いコンビ・はんにゃ.の川島ofレジェンド(川島章良)の妻・川島菜月さんが25日に自身のアメブロを更新。小児科の待合室で間違えられたことについてつづった。この日、菜月さんは「朝一で行った小児科の待合室にて」と切り出し、順番を待っている時に見かけた子ども達について「うちの同様、弟の方がお姉ちゃんにちょっかい出してケンカし始めてどこも同じだな~って思った」と説明。「ケンカするくせになぜか近くに座る」「『離れなさい!』って私もよく言ってる。一緒一緒~!!」とつづった。続けて、受付を終えた子ども達の母親が「もう!何やってんの!やめなさい!」「あの女の子、小さいのにしっかり待ててるよ。大きい子がケンカしないの!」と言っていたことを説明。「待合には私たちしかいなかったので」といい「あの女の子=俺のことだった」と息子・吉平くんが女の子と間違えられたことを明かした。最後に、吉平くんの服装について「今日は特にパステルカラーだったしね!」と納得した様子でコメント。吉平くんについて「褒められてご満悦だった」と様子を明かし「私だけニヤニヤしてしまった」とつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「しっかり待っているのは偉いですね」「可愛いいね」「ほっこりエピソードで少し癒されてしまいました」などのコメントが寄せられている。
2024年11月25日松下洸平が主演を務める「放課後カルテ」第7話が11月23日に放送され、平岡祐太演じる藤岡が生徒へかけた言葉とその伏線回収に注目が集まった。本作は、小学校を舞台に、松下演じる口も態度もでかい小児科医・牧野が、その観察眼で児童の小さなサインを見逃さず、“言葉にできないSOS”を見抜き、未来へ向かう子どもたちの背中を押す、保健室ヒューマンドラマ。牧野を小学校へ赴任させる小児科医局長・高崎役に田辺誠一が出演するほか、牧野が学校医として赴任した小学校で、6年2組の担任をする篠谷を森川葵、校長・緑川洋平役にアナウンサーの武田真一が出演。また、塚本高史、吉沢悠、ホラン千秋、平岡祐太、高野洸、六角慎司、ソニン、田中幸太朗ら豪華キャストが脇を固めるほか、牧野と関わる子役にも注目が集まっている。第7話には、市川由衣がゲスト出演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。ある日、6年2組のれいか(畠中一花)が保健室に来ていた。見るからに健康にも関わらず「具合が悪い」と言い、保健室を出ようとしないれいかに牧野(松下)は迷惑がるが、「一緒に教室戻ろう」と声をかけても「無理なものは無理」と理由を話さず保健室から出ようとしないれいかを見た篠谷(森川)は、何か事情があるのを察して牧野にれいかを託して教室へ。れいかは率直な物言いをクラスメイトのアローラ(コール レクシー)に感じ悪いときがあると指摘され、孤立していたのだった。そんな中、牧野は6年1組担任の藤岡(平岡)に頼まれ、不登校の児童・聡(渡邉斗翔)の家庭訪問に同行することに。聡は父親が家を出ていってから部屋にこもるようになり、母の順子(市川)ともほとんど顔を合わせていないという。牧野は聡の健康状態を気にかけるが、看護師の順子は急な仕事のため、話もそこそこに出ていってしまう。牧野と藤岡を無視して窓から家を飛び出した聡は、様子を見に来ていたれいかと遭遇する。聡の家出を目撃した藤岡が対応する中、牧野はバスに乗った聡とれいかを自転車で追いかけて…というのが第7話のストーリー。思ったことを悪気なく言葉にしてしまうれいかに対し「悪気がないから厄介」という声が上がるなか、部屋から出てこない聡に藤岡が「月曜の給食はカレーだぞ」と声をかける姿に「カレーで釣る藤岡先生」「カレーじゃだめだろ」という声や「カレーの荷が重すぎ」「笑った」「カレーでも駄目か」といった声が相次いだ。バスに乗り聡が向かった先は、父親の職場だった。出ていく際に「寂しくなったら会いに来い」と言われた聡は、父親とキャッチボールをするためリュックにグローブとボールを入れていたのだった。いざ父親の職場を前にして動けなくなった聡をれいかが引っ張り、作業中の男性へ声をかける。しかし、既に職場を辞めていて困っていると聞かされ、聡は座り込んでしまう。そこへ2人を追いかけて来た牧野がかけつけ、バスで病院へ向かうことに。一方、自転車で追いかけて来たはずがれいかと聡と共にバスに乗る牧野の姿に「自転車は?」「置いてきた?」と戸惑う投稿で溢れる中、聡に「自転車は…」と言われハッとした表情を浮かべる牧野に「忘れてたんかwww」「園川くんが気付いてくれた」などの声が上がった。病院のベッドで点滴を受ける聡の元へ、牧野と同じ病院で働く順子が仕事の途中でやってくるが、「仕事中でしょ、1人で帰るから」と聡は背を向ける。どこに行っていたのか聞いても話さない聡に「話したくないよね」と仕事に戻ろうとする順子に、れいかが父親の所へ行ったが、父親は既に辞めていたことを告げた。れいかから事実を聞かされ「ごめんね」と謝る順子を見た牧野は、聡に向かって「お前は謝って欲しいのか」と声をかけ、黙ったままでは現状を変えようがないこと、父親に会いにいったのは先に進もうとしたからじゃないのかと言い放つ。すると聡は、喧嘩ばかりする両親に「別れれば良い」と言ってしまったこと、そのせいで父親が出て行ったのではないかと思っていること、元に戻るわけはないけど元に戻さなきゃと思っていたことを打ち明けた。そんな聡に対しれいかが「聡がかわいそう」と言い、聡に「寂しいもんは寂しいでしょ?」と尋ね、順子に対しても聡がしゃべってくれなくて寂しかったのではないかと涙を流す。順子は寂しかったこと、「家族が下手くそでごめん」と謝り、待っててあげられるのが自分しかいなくなっちゃったと告げる。そんな順子に対し、牧野は学校に来れば担任もれいかも自分もいること、へたくそなことは他に頼らないとと諭す。れいかに対し「ナイスアシスト」「空気読めてる」「意外とこういう子が人を救ったりするんだろうな」という声や「泣かずにはいられなかった」といった声が上がった。月曜日になり、れいかが保健室で勉強をしようとすると聡が登校して来た。「カレー食べに来たの?」というれいかに対し、自分が元気じゃないと母親が辛いみたいだからと言い、聡は藤岡と共に教室に向かう。そんな聡の姿を見たれいかもまた教室へ向かった。藤岡の「月曜日の給食がカレー」の伏線が回収され、SNSには「カレーじゃだめだろとか言ってごめん」「給食のカレーは偉大」といった声が上がった。ラストでは、教室に戻ったれいかが嫌なことがあったら教えて欲しいとクラスメイトへお願いをして、トラブルのキッカケになった純美へ謝った。純美もまた、うらやましかったのかもしれないと謝り、れいかに言い方がキツイと言ってしまったアローラもれいかに謝る。このやりとりに「すごい」「なんていい子」「泣ける」といった声や「毎週泣いてる」「お芝居上手い子ばっかり」といった声が上がっている。【第8話あらすじ】音楽会に向けて各クラスで練習が進む第八小学校。芳野(ホラン千秋)が担任する1年2組の真愛(英茉)は教室ではクラスメイトと一緒に歌うことも、話すこともできず、母の彩(野波麻帆)を悩ませていた。自宅ではコミュニケーションに問題はなく、授業態度や成績にも問題のない真愛は、なぜ学校で話すことができないのか。芳野と彩から相談を受けた牧野(松下洸平)は、真愛が社会的な場面でのみ声が出せなくなる「場面緘黙」だと判断。クラスでのケアについて芳野にアドバイスし、育て方が悪かったのかと自分を責める彩と一緒に真愛の自宅を訪ねる。席替えで前の席になった未沙(沢田優乃)と仲良くなりたい気持ちはあるものの、真愛は自分の心の中にいるキャラクター・カピ太(声:内田真礼)の後ろ向きな声に惑わされてしまう。牧野が「交換日記」で真愛の心を開こうとしているのを知った篠谷(森川葵)は、まずは牧野が真愛の「友達」になってあげればいいと言うが…。「放課後カルテ」は毎週土曜21時~日本テレビにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年11月23日松下洸平が主演を務める「放課後カルテ」第6話が11月16日に放送され、森川葵演じる篠谷が追い詰められていく姿からのラストの展開に「こんなの泣く」といった声が上がっている。本作は、小学校を舞台に、松下演じる口も態度もでかい小児科医・牧野が、その観察眼で児童の小さなサインを見逃さず、“言葉にできないSOS”を見抜き、未来へ向かう子どもたちの背中を押す、保健室ヒューマンドラマ。牧野を小学校へ赴任させる小児科医局長・高崎役に田辺誠一が出演するほか、牧野が学校医として赴任した小学校で、6年2組の担任をする篠谷を森川葵、校長・緑川洋平役にアナウンサーの武田真一が出演。また、塚本高史、吉沢悠、ホラン千秋、平岡祐太、高野洸、六角慎司、ソニン、田中幸太朗ら豪華キャストが脇を固めるほか、牧野と関わる子役にも注目が集まっている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。保護者対応や行事の準備などで忙殺され、寝坊が目立つようになってきた篠谷(森川)を気に掛ける牧野(松下)。芳野(ホラン千秋)や藤岡(平岡)も初めて6年担任を持った篠谷を心配するが、人に頼るのが苦手な篠谷の「TO DO」を書いた付箋は増えていくばかり。一方、篠谷のクラスでは、野外宿泊学校がきっかけで仲良くなったれいか(畠中一花)や遥(斉藤百花)、芽依(凉川美春)のグループと話す凛(中田煌理)の姿が。凛は、流行りの色つきリップの話や、原宿に遊びに行くというれいかたちの遊び方についていくことができず、疎外感を覚えていた。そんな中、篠谷がれいかの色つきリップを没収した件で、れいかの母が来校し、篠谷先生は話しづらいってみんな言ってる、もうちょっと子どもに寄り添ってもらわないと…と言われてしまう。さらに「篠谷先生としゃべった人、ムシしようね」と書かれたメモ書きを教室で発見してしまい、不眠と食欲不振が続く篠谷は心身ともに追い詰められていく…というのが第5話のストーリー。篠谷は、帰宅途中に立ち寄ったコンビニで色付きリップを見つめる凛を見かけるが、メモ書きのことを思い出し、声をかけられずに立ち去る。しかし、副校長から凛がコンビニで万引きをしたと連絡が来る事態に。SNSでは篠谷に「これはしんどい」「怖すぎる」「倒れちゃうよ」と心配する声や「最悪な結果になっちゃった」「悪循環」という声も。篠谷を心配した芳野は、牧野に篠谷を診て欲しいと頼む。篠谷には鉄欠乏性貧血の症状が出ていたが、貧血くらいならと言い病院へ行こうとしなかった。しかし無理をし続けた篠谷はついに教室で立てなくなり、牧野が保健室で休ませる。保健室で目を覚まし、慌てて仕事に戻ろうとする篠谷に牧野は問診をしようとするが、篠谷は責められていると感じてしまい「眠りたいんじゃなくて働きたい」と言い立ち去ろうとする。そんな篠谷に牧野は、その状態では見えるものも見えない、自分はその程度だと自覚しろと言い放ち篠谷は涙を流した。このやり取りにSNSでは「貧血を甘くみちゃダメ」「辛いし危ない」「心配してるからこその言葉」「休んで」という声が上がった。落ち着きを取り戻した篠谷が職員室に戻ると、他の職員が残っていて机の上の付箋が減っている。牧野から篠谷先生の仕事を取り上げろと言われた職員らが、篠谷の仕事を分担していたのだった。戻った篠谷に対し「フォローできなくてごめん」「ちゃんと病院行って」と職員がかわるがわる声をかける。このシーンに「良い職場」「なんて優しい人たち」「よかった」という声が上がった。休日、しっかりと休んで美味しいものを食べた篠谷は元気を取り戻す。そして、声をかけられずにいた凛と向き合うため、保健室で話さないかと付箋を渡した。牧野は「なんでここなんですか」と不服そうにしながらも、保健室でソワソワしながら凛を待つ篠谷に「寄り添えばいいんじゃないですか」と諭す。保健室で凛と向き合った篠谷は、コンビニで見かけたが声をかけられなかったことや、平気な顔で立っているけど毎日泣いていることを打ち明けた。それを聞いた凛は、メモ書きを書いたのが自分だったこと、れいかの言葉を聞いて自分たちに近付かないようにするためにどうしたら良いかを考えてあの紙を書いてしまったことを打ち明けて謝った。そして、リップは欲しかったわけでは無いこと、仲間外れにならないように無理をしていたことも明かす。また1人になってしまうのかと言う凛に対し、篠谷は嬉しいと思えることも意外なところからやってくるから大丈夫と諭した。凛が明かした本音に「子どもにとっては学校の中の世界が全てだもんね」「わかる」という共感の声が上がり、寄り添う篠谷に「こんなに親身になってくれる先生、いて欲しかった」という声も…。凛が教室に戻った後、牧野の元に6年2組の生徒が相談に来ていたことや、目安箱に篠谷を心配する紙がたくさん入っていたことが明かされた。篠谷は、生徒から感じていた目線は嫌悪ではなく心配だったこと、生徒達がちゃんと授業を聞いていたことに気付く。SNSには「みんな良い子」「全く逆のことが起きてたのね」「こんなの泣く」「ボロ泣きしてる」という投稿で溢れた。そしてラストでは、れいかがカラオケに誘うと凛が「中学生になってからにする」と断り、そのやりとりを見ていたゆきとミカが凛と談笑する姿や、牧野が凛を心配するゆきとミカに「力になってやれるか?」と言っていたシーンが映し出された。SNSでは「よかった」「良い回だった」といった声が上がっている。【第7話あらすじ】ある日、6年2組のれいか(畠中一花)が保健室に来ていた。健康なのに保健室を出ようとしないれいかに牧野(松下洸平)は迷惑がるが、何か事情があるのを察した篠谷(森川葵)は、牧野にれいかを託して教室へ。れいかは率直な物言いをクラスメートのアローラ(コール レクシー)に感じ悪いときがあると指摘され、孤立していた。一方、授業終りに篠谷は、アローラたちにれいかと何があったのか話を聞く。そんな中、牧野は6年1組担任の藤岡(平岡祐太)に頼まれ、不登校の児童・聡(渡邉斗翔)の家庭訪問に同行。聡は父親が家を出ていってから部屋にこもるようになり、母の順子ともほとんど顔を合わせていないという。牧野は聡の健康状態を気にかけるが、看護師の順子は急な仕事のため、話もそこそこに出ていってしまう。牧野と藤岡を無視して家を飛び出した聡は、様子を見に来ていたれいかと遭遇。聡の家出を目撃した藤岡が対応する中、牧野はバスに乗った聡とれいかを自転車で追いかけて…!「放課後カルテ」は毎週土曜21時~日本テレビにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年11月16日発達障害のある子どもに処方される漢方ってどのようなものがあるの?発達障害の特性があり、環境調整だけでは対応できない場合には、漢方薬を内服することもあります。漢方の特徴・基本的な考え方は以下のように記されています。古来に中国から伝わり、日本において発展してきた医学が漢方医学であり、後ほど西洋から日本に入ってきた蘭方(西洋医学)と区別するためにこの名前がつけられた。漢方薬は、漢方の考え方に沿うように、生薬が一定の規則によって組み合わせて構成されたものであり、処方全体としての適用性等、その性質からみて処方自体が一つの有効成分として独立したものという見方をすべきものである。漢方薬は、使用する人の体質や症状その他の状態に適した処方を既成の処方の中から選択して用いられる。引用:ⅩⅣ 漢方処方製剤・生薬製剤|厚生労働省今回は発達障害や特性のある子どもに処方されることの多い漢方薬と、発達障害に合併することもある起立性調節障害に使用される漢方薬をまとめて紹介します。「甘麦大棗湯(かんばくたいとうそう)」は心身の興奮を鎮める効果があり、自律神経の乱れ(いわゆる自律神経失調症)や癇癪に対しても用いられることがあります。不安からくる腹痛にも効果があり、強い不安が腹痛の要因となっている場合には甘麦大棗湯で症状が改善することがあります。・甘麦大棗湯の効果的な症状:癇癪、夜泣き、不眠、ひきつけ、不安からくる腹痛 など・甘麦大棗湯の副作用:手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばり、脱力感、筋肉痛 など柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)は、不眠や不安、ストレスによるイライラ、子どもの夜泣きなどがある際に用いられる漢方薬です。柴胡加竜骨牡蛎湯には身体の炎症を鎮める柴胡(さいこ)や気分を落ち着ける竜骨、牡蛎などが配合されています。・効果的な症状:不安、不眠、夜泣き、神経過敏、イライラ など・副作用:発疹、発赤・かゆみ、腹痛や下痢、胃の不快感 など抑肝散は神経の高ぶりを抑える効果があるといわれている漢方薬です。神経の高ぶりを抑えることで、不眠の改善にも効果があります。もともと子どもの夜泣きに使われていたことで知られていますが、現在では大人の精神的な症状に対しても使われています。・効果的な症状:不眠、夜泣き、神経過敏、イライラ、けいれん、手足の震え、ひきつけ など・副作用:発疹などの過敏症、食欲不振、胃部不快感、吐き気といった消化器の症状、倦怠感 など朝の起床困難、倦怠感、動悸、頭痛、立ちくらみ、失神などの症状が表れる疾患、「起立性調節障害」の治療にも漢方が処方される場合があります。起立時のめまいなどに漢方が効果があると言われています。・苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう): 立ちくらみやめまい、頭痛など・半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう):胃弱、頭痛、ふらつき、めまいなど・補中益気湯(ほちゅうえっきとう):疲労倦怠など・小建中湯(しょうけんちゅうとう):腹痛、疲労倦怠など・真武湯(しんぶとう):冷え性、胃腸虚弱、神経衰弱などその他、発達障害に処方される薬などの関連コラムはこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2024年11月10日松下洸平が主演を務める「放課後カルテ」第5話が11月9日に放送され、破壊衝動を抑えられずに悩む生徒・水本羽菜と羽菜の父・真吾の親子の姿に「涙腺崩壊」「泣きすぎて目が腫れそう」といった声が上がっている。本作は、小学校を舞台に、松下演じる口も態度もでかい小児科医・牧野が、その観察眼で児童の小さなサインを見逃さず、“言葉にできないSOS”を見抜き、未来へ向かう子どもたちの背中を押す、保健室ヒューマンドラマ。牧野を小学校へ赴任させる小児科医局長・高崎役で田辺誠一が出演するほか、牧野が学校医として赴任した小学校で、6年2組の担任をする篠谷を森川葵、校長・緑川洋平役にアナウンサーの武田真一が出演。また、塚本高史、吉沢悠、ホラン千秋、平岡祐太、六角慎司、ソニン、田中幸太朗ら豪華キャストが脇を固めるほか、牧野と関わる子役にも注目が集まっている。第5話では4話に続き羽菜の父を演じる和田聰宏が出演したほか、牧野の過去に大きく関わる患者・真琴の母親役として大沢あかねがゲスト出演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。牧野(松下)が破壊衝動を抑えられずに悩む羽菜(小西希帆)に「お前を助けたい」と語りかける背景には、彼の苦い過去があった。数か月前、牧野の働く大学病院にシングルファーザーの貴之(塚本)が息子の真琴(三浦綺羅)を連れてやってきた。牧野は真琴の症状と検査結果からインフルエンザの一般的な症状だと診断するが、2週間経っても熱は下がらず、貴之は再び真琴を連れて病院へ。真琴が廊下で座り込み足首をさわる姿を見て、下がらない熱や高崎(田辺)がおこなった血液検査の結果から原因に気付いた牧野は、次の診察日まで待っていられないと吉田(加藤千尋)が止めるのも聞かず、真琴の家に電話をかける。しかし、牧野の強い口調に怯えた真琴は、病院に本当は行きたくないと言い電話を切ってしまう。その後、貴之が来院予約をキャンセルしたと聞いた牧野は、真琴の家に行き隣人に家を開けてもらい、貴之に無断で真琴を病院に連れてきてしまう…というのが第5話のストーリー。1人で家を訪ね、無断で真琴を病院に連れてくる姿にはSNSで「さすがにまずい」「だいぶ強行突破」という声が上がる。一方で、牧野の診察と新たな検査により、真琴はインフルエンザにかかる前に感染していた溶連菌感染症の免疫反応によって起こる、リウマチ熱を発症していたことがわかり入院することに。病院を嫌がって病室を抜け出した真琴が亡くなった母のことを思い出すシーンが描かれ、SNSには「そんなトラウマが」「ママが帰って来なかったから病院嫌いなんだね」と言った声が上がった。高崎や貴之からの言葉を思い出しながらも羽菜の家へ向かい、「お前を助けたい」という現在の牧野の姿にシーンが切り替わる。牧野の言葉を聞いた羽菜は家を開け、母親がいなくなったことを打ち明け、「私なんていない方が良い」と言い放つ。手の傷に気付いた牧野は、手当てをしようと羽菜と保健室へ連れて行き「お前の居場所は家だけじゃない」と伝える。SNSでは「人を思う目になってる」「優しい顔するじゃん」と病院にいる時や学校へ来た当初からの牧野の顔付きの違いに「別人」という声も上がる。羽菜の父・真吾へ連絡をした篠谷は、母が出て行った事実確認が取れたものの、面談は必要ないと言われてしまったこと、しかし来てくれるまで待つと伝えたことを牧野に話す。しばらくして真吾が保健室に来るが「諸々終わったらきちんと話します」と言い向き合おうとしない。そんな真吾に対し、牧野は羽菜の左足に自傷の跡があること、今なら食い止められることを話す。驚きながらもなお無気力な真吾に対し、本当に父親かと問い詰めると、「羽菜は俺の娘だ」と怒りをあらわにする。その反応を見た牧野は「良かった」といい「傷は隠していた言葉の全て」であること、医師や教師だけでは羽菜を救えないこと、ちゃんと羽菜を見て欲しいと告げる。緊迫したシーンにSNSでは「牧野先生」「涙が止まりません」という声が上がった。教室に残っていた羽菜を連れ保健室に戻り、羽菜に本音を話すよう言うと、羽菜は両親のことをちゃんと見ていたこと、2人の関係がどうなっているのかも、母親に別に好きな人がいることも知っていたと打ち明ける。「相手が嫌なところを全部私が引き継いでて、だから私のことが嫌いなんだよね」とこれまでの思いを涙ながらに話す羽菜に父は涙を流し、羽菜の傷ついた掌を見て「何を話して良いか言葉が見つからなかった、家族なのにな」と言い、牧野に「私に傷の手当てを教えてください」と話す。SNSには「辛すぎる」「涙腺崩壊」「涙なしでは見れない」という投稿で溢れた。ラストでは、真吾が羽菜の手当てをするシーンや母と電話で話すシーンが描かれ「本当に強くて賢い」「泣きすぎて目が腫れそう」という投稿や、放送終了後には「全話泣いてます」「毎回泣ける」「やっぱり良いドラマ」という声も上がっている。【第6話あらすじ】保護者対応や行事の準備などで忙殺され、寝坊が目立つようになってきた篠谷(森川葵)を気に掛ける牧野(松下洸平)。芳野(ホラン千秋)や藤岡(平岡祐太)も初めて6年担任を持った篠谷を心配するが、人に頼るのが苦手な篠谷の「TO DO」を書いた付箋は増えていくばかりだ。篠谷のクラスでは、れいか(畠中一花)や遥(斉藤百花)、芽依(凉川美春)の女の子グループと、珍しく話す凛(中田煌理)の姿が。しかし、流行りの色つきリップの話や、原宿に遊びに行くというれいかたちの遊び方に凛はついていくことができず、疎外感を覚えていた。そんな中、篠谷がれいかの色つきリップを没収した件で、れいかの母が学校に乗り込んでくる。不眠と食欲不振が続く中、「篠谷先生としゃべった人、ムシしようね」と書かれたメモ書きを教室で発見してしまい、心身ともに追い詰められる篠谷。ある日、帰宅途中に立ち寄ったコンビニで、色付きリップを見つめる凛を見かけるが…!「放課後カルテ」は毎週土曜21時~日本テレビにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年11月10日皆さんは、家族の思わぬ行動に驚いたことはありませんか?中には、子どもとパートナーが思いがけない時間を過ごすこともあるようです。今回MOREDOORでは、我が子の可愛い姿に悶絶エピソードをご紹介します。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。59歳、Mさんの場合娘が3歳くらいの頃のことです。保育園を休んだ娘を夫が病院に連れて行ってくれることになり、私は仕事に出かけました。もうほとんど治っていたので、「小児科に行って治癒証明をもらっておいてね」と夫に頼みました。娘も元気になり、早く保育園に行きたそうだったので、「治癒証明がないと保育園に行けないから」と念を押して出勤しました。そして帰宅すると、びっくり……!もう16時になるのに、2人ともパジャマのままで、布団もそのまま敷きっぱなしだったのです。午前中には小児科に行ったものと思っていました。すると、娘が慌てて「これからパパとお医者さんに行ってきます。ママの好きなお弁当も買ってきます」と着替えながら話したので、可愛くて怒る気にもなりませんでした。そのとき、あなたがつぶやいたことは?「ああ、娘が元気だし、夫も安心して2人でまったりしていたのですね。たまにはいいか……」とつぶやきました。このことから学んだことは?夫はとても育児に協力的で、娘は私が出かけても夫がいるなら何の文句も言わない子でした。ただ、どうしても「ちゃんと起こさなくちゃ」「早くしなくちゃ」とせっかちになってしまっていたなと反省しました。夫のように、少しおっとりした日があってもいいのかなと学びました。(59歳/専業主婦)育児の協力に……娘と夫の微笑ましいエピソードをご紹介しました。家族で過ごすゆったりとした時間も、ときには大切なのかもしれませんね。皆さんも、可愛すぎる我が子の姿に悶絶した経験はありませんか?※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2024年11月10日