子育て情報『空間認識能力を鍛える楽しい方法。ゲームとおもちゃが意外と使える!』

空間認識能力を鍛える楽しい方法。ゲームとおもちゃが意外と使える!

をご参照ください。

ブロック

上で挙げた研究では、空間認識能力の高さとブロック遊びに関係があることがわかりました。空間認識能力が高い子どもがブロック遊びを好むのか、それともブロック遊びをたくさんしたから空間認識能力が向上したのかは断言できませんが、ブロックを組み合わせて立体造形物を組み立てることは、3Dの空間を意識することに貢献しそうですよね。

ブロックのおもちゃにはさまざまなものがあります。なかでも、「あの藤井聡太さんも幼少期から遊んでいた! 大人気の知育玩具『キュボロ』で “非認知能力” を育てよう。」でもご紹介した「キュボロ」は特に教育効果が高そう。

キュボロとは、スイス製の木製おもちゃです。5cmの立方体を組み合わせて遊ぶのですが、ただの積み木ではありません。キュボロの特徴は、ブロックに溝がほられたり穴が開いたりしていること。
これらの溝・穴がつながって「道」となるようにブロックを組み合わせ、その道にビー玉を転がして遊ぶのです。

ビー玉がうまく転がるようにブロックを組み合わせるのは、頭を使うもの。外側から見えない部分のことも考慮しなければなりません。教育評論家の石川幸夫氏によると、キュボロで遊ぶことによって子どもの空間認識能力が養われるそう。2018年10月現在、大人気のため入手が難しい状態ですが、時間がかかっても手に入れたい銘品といえます。

空間認識能力を鍛える楽しい方法。ゲームとおもちゃが意外と使える!


空間認識能力を鍛えるゲーム

家庭用ゲーム機やスマートフォンのアプリケーションで遊びながら空間認識能力を鍛えられたら、楽しいうえに教育効果も得られて一石二鳥ですね。そのような便利なゲームはあるのでしょうか?

2007年に発表されたトロント大学(カナダ)の研究によると、18~32歳の男女20名に、米エレクトロニック・アーツ社のWindows用ゲームソフト『メダル・オブ・オナー パシフィックアサルト』を10時間プレイさせたあと、視覚処理能力や注意力を測定するテストを実施したところ、ゲームのプレイ前と比べて正解率の平均が61%から74%に向上したそう。『メダル・オブ・オナー』とは、一人称視点のシューティングゲーム(FPS: First Person Shooter)として人気のシリーズです。
FPSは、主人公や敵キャラクター、およびマップ全体が画面に俯瞰(ふかん)的に映る三人称視点と異なり、より現実に近い臨場感が特徴。

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